カンボジア経済

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新型コロナ カンボジアの状況 7月20日

2020年07月20日 | 経済
 カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規感染者数は4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の感染者が空港での検査で発見されており、先々週までに帰国者のうち19名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規感染は15名で、7月19日の保健省発表によれば、累計感染者数は171名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は136名です。なお、新規感染者は、サウジアラビアからマレーシア経由で7月10日にカンボジアに到着したカンボジア人が更に10名(2回目のPCR検査等で判明)、アメリカから台湾経由で7月15日入国のカンボジア人3名、アメリカから韓国経由で7月15日入国のアメリカ人外交官2名とのことです。なお、7月15日の韓国からの便に同乗し14日間の隔離中だったカンボジア系アメリカ人の女性が隔離先から逃亡するという事案がありました(その後、発見されました)。
 7月14日、全日本空輸(ANA)は、新型コロナウイルスの影響に伴う2020年夏季ダイヤの変更を発表し、成田~プノンペン直行便の運休は、これまでの7月31日までから8月31日までに延長されました。運休は4月12日からで、長期化の様相を見せており、様々な方面への影響が懸念されます。
 7月16日、労働職業訓練省は、省令を発出し、8月17日から21日をクメール正月の代休5日間とすると発表しました。今年のクメール正月は、4月13日~16日が休日となる予定でしたが、多くの人が国内で移動することによる新型コロナの感染が懸念されたため、延期とされていました。多くの企業や工場では、大型連休に備えて、生産計画や人員配置の変更・準備等が必要となっています。なお、連休中の国内旅行活発化への期待を示す声もあるようです。
 7月10日、経済財政省は、カンボジア日本人商工会(JBAC)を含む外国経済団体等に対して入国規制緩和に関する説明会を開催しました。カンボジアで登記されている企業が保証人となる場合は、今まで必要であった5万ドル以上の保険証書と各種費用のための3000ドルのデポジットが不要になるということです。保証人となる手続きは、今後オンラインで可能となる予定とのことです。
 カンボジアでは、新規感染者の数が落ち着いていることから、プノンペン等では経済活動が復旧してきています。営業禁止が求められているスパ、マッサージ、スポーツジム等も、再開しているところも出ている模様です。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、毎週のように変更されていますので、日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。

カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/

在カンボジア日本大使館のサイト(カンボジア入国時の防疫措置)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000271.html

全日本空輸のサイト
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202007/20200714.html



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