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1月28日、在カンボジア日本国大使館は、日ASEAN金融技術協力20周年を記念するレセプションを開催しました。レセプションには、ハン・チュオン・ナロン教育大臣、カンボジア国立銀行のチア・スレイ総裁、植野篤志駐カンボジア日本大使他、経済財政省、カンボジア国立銀行、カンボジア証券取引機構等の関係者が参加しました。
アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)は、2003年第6回ASEAN+3財務大臣会議にて日本が提案し合意されたものです。アジアにおいて効率的で流動性の高い債券市場を育成することにより、二重のミスマッチ(ドル等の外貨を海外から短期で借り入れ、自国通貨建てで国内の長期の融資を実施)を解消し、アジアにおける貯蓄をアジアに対する投資へと活用できるようにすることを目的としています。
また、2010年11月には、域内の企業が発行する社債に保証を供与することで、現地通貨建て債券の発行を支援し、域内債券市場の育成に貢献するため、信用保証・投資ファシリティ(CGIF)を設立しました。カンボジアで発行される社債にも、このファシリティの保証が付与されているものがあります。
ナロン大臣は1997年のアジア通貨危機後に日本が果たした金融安定への貢献に謝意を表明しました。特に、ABMIやチェンマイ・イニシアティブといった枠組みが、地域全体の金融安定に寄与したことを強調するとともに、「日本とASEAN各国は連携して危機時に借り入れ可能な資金を確保することで、為替レートの安定を図ることができた」と述べました。
日本のこうした地道な協力を活用して、カンボジアの金融市場が発展し、カンボジア経済の安定と成長に繋がっていくことが期待されます。
(写真は、カンボジア証券取引所。CGIFが保証している社債が上場されています)
在カンボジア日本国大使館の発表(英文・クメール語です)
https://www.kh.emb-japan.go.jp/files/100785839.pdf
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アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)は、2003年第6回ASEAN+3財務大臣会議にて日本が提案し合意されたものです。アジアにおいて効率的で流動性の高い債券市場を育成することにより、二重のミスマッチ(ドル等の外貨を海外から短期で借り入れ、自国通貨建てで国内の長期の融資を実施)を解消し、アジアにおける貯蓄をアジアに対する投資へと活用できるようにすることを目的としています。
また、2010年11月には、域内の企業が発行する社債に保証を供与することで、現地通貨建て債券の発行を支援し、域内債券市場の育成に貢献するため、信用保証・投資ファシリティ(CGIF)を設立しました。カンボジアで発行される社債にも、このファシリティの保証が付与されているものがあります。
ナロン大臣は1997年のアジア通貨危機後に日本が果たした金融安定への貢献に謝意を表明しました。特に、ABMIやチェンマイ・イニシアティブといった枠組みが、地域全体の金融安定に寄与したことを強調するとともに、「日本とASEAN各国は連携して危機時に借り入れ可能な資金を確保することで、為替レートの安定を図ることができた」と述べました。
日本のこうした地道な協力を活用して、カンボジアの金融市場が発展し、カンボジア経済の安定と成長に繋がっていくことが期待されます。
(写真は、カンボジア証券取引所。CGIFが保証している社債が上場されています)
在カンボジア日本国大使館の発表(英文・クメール語です)
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