カンボジア経済

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日本への一時帰国2023夏 未だに残念な成田空港

2023年09月03日 | 生活環境
 8月に日本に一時帰国しました。今回の帰国は、タイ航空でバンコク経由成田空港に向かいました。プノンペン空港は、すっかり活気を取り戻しており、チェックインカウンターも以前と同じ大混雑でした。チェックインでは、コロナ関係は何のチェックもありませんでした。その後、出国手続き、セキュリティーチェックも特段変わったところはありませんでした。プノンペン空港の免税店街は、観光客の回復に備えたリノベーション工事も終わり、明るい雰囲気となっています。
 タイ航空に搭乗しましたが、コロナ前に戻っているようでした。バンコク・スワンナプーム空港では、トランスファー客については、到着時のチェックやセキュリティーチェックでは特段のコロナ対応はありません。空港の免税店は、全店が開店していました。お客さんの数もかなり戻っていると感じました。
 成田空港に到着後については、アプリVisit Japan Webの利用が推奨されています。Visit Japan Webサービスは、デジタル庁が開発したもので、海外からの入国者(海外から帰国する日本人も含む)が、入国時に「検疫」・「入国審査」・「税関申告」の入国手続を行うことができるウェブサービスです。日本人が帰国する際は、現在は、税関申告のところだけ有効です。しかし、せっかくデジタル化しているのに、税関のデジタルゲートのところにたくさんの臨時スタッフが配置されています。いわゆる「やっている感」を出すために、スマホのQRコードの画面をスタッフが目視で確認するような、不要な仕事を作り実施する等、利用客のことを考えない非効率な対応が目立ちました。入国審査の自動ゲートでも多くのスタッフが配置されており、デジタル化の効果が半減しています。
 成田空港では、ようやくコロナ関係の検疫が通常に戻り、不要なスタッフがいなくなったのは、遅きに失したとはいえ、改善であると感じます。これまでの日本の入国時の検査・手続きは、予算や人員、入国者の手間等を度外視したもので、政府系の仕事を長くしてきた者としては、その効果やコストパフォーマンス等に大きな疑問を抱かせるものでした。しかし、未だに、入国審査や税関申告で不要と思われるスタッフがいるのは残念です。デジタル化を活かして、効率化を進めてもらいたいと思います。
(写真は、きれいに明るくなったプノンペン空港の免税店)

Visit Japan Webサービス
https://vjw-lp.digital.go.jp/


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