国家統計庁から発表された2021年9月の物価上昇率(対前年同月比)は、0.0%で変わらずとなりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移しています。細かくみると、2017年初頭に4%台まで上昇しましたが、2017年5月以降は3%未満で安定していました。2018年10月以降3%台となる月が出てきています(2016年1月3.1%、2月2.3%、3月2.0%、4月2.8%、5月3.2%、6月3.3%、7月3.0%、8月3.0%、9月2.9%、10月3.4%、11月3.6%、12月3.9%、2017年1月4.4%、2月4.0%、3月4.2%、4月3.2%、5月2.5%、6月2.3%、7月2.3%、8月2.6%、9月2.7%、10月2.1%、11月2.3%、12月2.2%、2018年1月2.0%、2月2.3%、3月2.3%、4月2.4%、5月2.9%、6月2.8%、7月2.3%、8月1.9%、9月2.6%、10月3.1%、11月2.5%、12月1.6%、2019年1月1.6%、2月2.4%、3月2.3%、4月2.6%、5月2.3%、6月1.6%、7月2.2%、8月3.1%、9月1.7%、10月1.3%、11月1.8%、12月3.1%、2020年1月3.6%、2月2.7%、3月2.8%、4月1.9%、5月2.4%、6月3.2%、7月3.1%、8月2.0%、9月2.9%、10月3.7%、11月3.7%、12月2.9%、2021年1月2.6%、2月1.7%、3月2.1%、4月2.7%、5月3.0%、6月2.7%、7月3.3%、8月3.4%)。なお、8月と比べると9月は2.9%の下落でした。
ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。8月の4000リエル/リットルから、9月は3905リエル/リットルに若干値下がりしました。ディーゼルも、8月の3600リエル/リットルから、9月は3550リエル/リットルに値下がりしました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、最近は80ドル台に値上がりしています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に概ね連動して動いており、足下では落ち着いた動きとなっていますが、今後、世界的な資源価格高騰等の影響を受けて、値上がりしてくるものと見られます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.9%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は2.5%と予測しています。
(写真は、プノンペン市内のガソリンスタンド。9月21日撮影)
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ガソリン価格は、政府による価格メカニズム導入の効果もあって細かく動いています。8月の4000リエル/リットルから、9月は3905リエル/リットルに若干値下がりしました。ディーゼルも、8月の3600リエル/リットルから、9月は3550リエル/リットルに値下がりしました。国際原油価格(ニューヨーク市場のWTI)は、最近は80ドル台に値上がりしています。カンボジアのガソリン価格も国際価格に概ね連動して動いており、足下では落ち着いた動きとなっていますが、今後、世界的な資源価格高騰等の影響を受けて、値上がりしてくるものと見られます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を引き続き安定的と見ています。2021年の物価上昇率について、アジア開発銀行は2.9%、世界銀行は3.2%、国際通貨基金(IMF)は2.5%と予測しています。
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