カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

IMF経済成長率予測を引き下げ

2009年03月12日 | 経済
 3月6日にIMFがカンボジアの2009年成長率予想を大幅に引き下げると発表しました。2月10日の発表(IV条協議結果)では、4.75%でしたが、これを一気にマイナス0.5%に大幅下方修正しました。これは、2月末からカンボジアに入ったIMFミッションの調査結果とのことです。
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2009/pr0967.htm

 主要産業である縫製業は、対米、対EU輸出が頼りですが、金融危機の影響で需要が減少することが確実です。観光業も金融危機の影響により観光客数の減少が予想されています。建設業は、これまで韓国等からの投資に支えられていましたが、外国投資の減少が予測されているため、厳しい状況です。唯一、農業だけは堅調な動きとなっています。

 この状況に対応するため、カンボジア政府とIMFは積極的な財政政策に合意し、財政赤字を対GDP比4.75%まで拡大することを認めました。インフラの建設や農業開発への財政出動により、景気刺激の効果があがることを期待したいと思います。


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バッタンバン農業祭

2009年03月11日 | 経済
 3月5日・6日に、バッタンバンで農業祭が開催されました。バッタンバンは、プノンペンの西約300キロのところにあり、見渡す限りの田園風景が広がっています。このバッタンバンでは日本の支援で米作りの指導がなされています。バッタンバンはこれまでも米どころとして有名でしたが、今回は新たにブランドとしての「バッタンバン米」(写真上)を確立したいとのことで、大々的に売り出されました。詳細は、国際協力機構(JICA)のサイトをご覧ください。
http://www.jica.go.jp/project/area/asia/021_1.html

 オープニングの式典では、青年海外協力隊の先生が指導された小学生たちによるカンボジア、日本両国の国歌斉唱、小学生たちによる歌と演奏、伝統的な踊り等も披露されました。日本からは、篠原大使、JICA代表、カンボジアからは、バッタンバン州副知事、観光省次官等が参加されました。
会場には、様々な農産物や食品の展示即売もありました。日本チームの餅つきも人気を集めていました。

野菜農家の展示をご覧になる篠原大使


会場にはたくさんのテントが張られ、農産物や食品の展示がなされていました。


日本チームによる餅つきも人気でした。ついたお餅は、中にかぼちゃやサツマイモ等で作った餡を入れて大福にされていました。つきたてのお餅はとても美味しかったです。


女性省による展示も目立っていました。

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マンハッタン経済特別区

2009年03月03日 | 経済
 ベトナムとの国境に近いバベットにある経済特別区(SEZ)です。既に4つの工場が稼動し、5つが建設中です。主に輸出用の製品を作っており、ベトナムのサイゴン港から輸出しているそうです(ここからサイゴン港までは80キロしか離れていません)。また、電力は、ベトナムからの売電です。
 詳細はウェブサイト(日本語)をご覧ください。
http://www.manhattansez.com/JP/index.php

 ヨーロッパ向けを中心とする自転車工場「Best Way」を見学しましたが、たくさんの若い工員さんたちが一生懸命に作業をしていました。

流れ作業で自転車を組み立てていきます。


自転車のフレームの溶接も行うようになっています。

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発展するシアヌークビル港

2009年03月02日 | 経済
 カンボジア唯一の深海港であるシアヌークビル港の発展が続いています。先月には、日本の政府開発援助(ODA)で購入されたコンテナクレーン等の大型機器が到着し、港は一気にコンテナターミナルらしい雰囲気になりました。クレーンは現在据付調整中で、職員の方々のトレーニングも日々行われているそうです。また、港に隣接して、経済特別区(工業団地)も日本の支援で建設される予定で、今年7月には着工予定とのことです。
 世界不況の真只中ではありますが、高度成長の途上国らしい発展振りに、ちょっと自信を分けてもらったような気がします。

活気あふれるシアヌークビル港です。


港の右側に広がる平らなところが経済特別区建設予定地です。

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隠れ家ラウンジ「唐樓(Chinese House)」

2009年03月01日 | 生活環境
リバーサイドの北のほうにある隠れ家風のバーラウンジです。当初はいくつかのブティックホテルを所有するオーナーが宿泊客のためにくつろげる場所としてオーブンさせたらしいです。少し前までは会員制でしたが、今は誰にでもオープンとなっています。
 ゆったりとしたソファーに、ちょっと工夫した料理がさえます。

唐樓(Chinese House)
45,Sisowath Quay, Phnom Penh
電話はありません。
reservation@thepavillion.asia


中華風や日本風のちょっとした料理がおつまみです。


幅の広いソファー席でゆったりできます。

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