カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

ダイキン工業 カンボジアに空調の販売会社を設立

2024年01月05日 | 経済
 12月26日、ダイキン工業は、カンボジアに空調の販売会社となる「ダイキンエアコンディショニングカンボジア社」を設立し、2024年1月から営業を開始すると発表しました。
 アジアは、大部分が熱帯に属する気候特性からエアコンの必要性が高く、今後も人口の増加が見込まれる成長市場です。中でもカンボジアは、インドシナ半島南部を横断する南部経済回廊の要衝で、2024年のGDP成長率は6%とアジアでトップクラスの成長が予想されます。さらに、国民の平均年齢が20代半ばと若いことや2021年には国内外からの投資誘致を目的とした新投資法が施行され、リゾートを含む不動産開発や自動車関連企業の進出が見込まれており、今後のさらなる経済発展が期待されています。
 カンボジアの空調市場は現在、プノンペン周辺における商業施設やホテル、工場への投資拡大を受けて、業務用空調市場を中心に拡大しています。将来の人口増加による住宅用の需要拡大が期待されるなど、今後5年間で、空調市場全体で年10%の成長が見込まれる有望な市場です。
 同社では、「カンボジアに販売会社を立ち上げ、販売網やサービス体制の充実を図るほか、研修施設を設置し空調機の据付、サービスに必要な技能について研修を行ってエンジニアの育成も進めます。カンボジア市場に密着しながら、快適な空調環境の普及をめざしてまいります。」としています。
(写真は、ビルの建設が続くプノンペン)

ダイキン工業の発表
https://www.daikin.co.jp/press/2023/20231226


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東亜建設 シアヌークビル港・新コンテナターミナル工事を受注

2024年01月04日 | 経済
 12月25日、東亜建設は、シアヌークビル港湾公社(Port Authority of Sihanoukville : PAS)からシアヌークビル港・新コンテナターミナル工事を受注したと発表しました。工事の内容は、シアヌークビル港内の一部を埋め立てて、延長350メートル・水深14.5メートルのバースを含む新コンテナターミナルを建設するものです。ターミナルと本土を結ぶアクセス道路や連絡橋も建設します。工事期間は1095日(約36ヶ月)、契約金額は約236億円です。本事業は、日本の政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)により実施されるものです。
 同社は、2022年9月に円借款事業であるシハヌークビル港多目的ターミナル整備事業追加工事を受注しており、本工事と併せて、引き続き同国の港湾インフラ開発に携わっていくこととなります。また、本工事で建設予定の新コンテナターミナルは、第1ターミナルに続き、第2ターミナル・第3ターミナルの拡張も予定されています。
 同社では、「本工事の完成に向けて、得意とする専門技術および豊富な経験を活かして着実に施工を行うとともに、カンボジア王国の経済成長・発展に伴う様々なインフラ整備需要に対し、引き続き、多くのプロジェクトへの参画を通じて、同国の更なる発展に貢献して参ります。」としています。
(写真は、完成予想図。東亜建設の発表より)

東亜建設の発表
https://www.toa-const.co.jp/company/release/2023/231225.html


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ミネベアミツミ カンボジア鉱業エネルギー省と太陽光発電事業に関する覚書

2024年01月03日 | 経済
 12月18日、ミネベアミツミは、カンボジア鉱業エネルギー省との間で、太陽光発電事業に関する覚書を締結したと発表しました。覚書は、同日に開催されたアジア・ゼロエミッション共同体(AZEC : Asian Zero Emissions Community)首脳会議にあわせて、ケオ・ラタナック鉱業エネルギー大臣とミネベアミツミの貝沼由久代表取締役会長により調印されました。
 ミネベアミツミでは、ミネベアミツミのカンボジア国内の既存工場、および将来の工場拡張時に必要となる電力の全量を再生可能エネルギーで対応することを目標としています。カンボジア現地の政府認定電力事業者であるSchneiTec社とミネベアミツミが協働で、プルサット州クラコー地区において、50MW規模の太陽光発電事業を実施し、2025年度中に操業を開始して20年間にわたり操業することを計画しているとのことです。
 ミネベアミツミのカンボジア工場は、カンボジア初の精密モーター製造会社として2011年4月1日よりPPSEZ内のレンタル工場で小規模生産を開始後、2011年12月17日より、PPSEZ内に自社工場の第1棟目にて本格的な生産活動を開始しました。その後、2013年に第2棟、2016年12月には第3棟での稼働を開始し、現在は、ミニチュア・小径ボールベアリングをはじめ、OA機器に使用されるステッピングモーター、AV機器向けなどブラシ付DCモーター、スマートLED道路灯などの生産をしています。
(写真は、新聞発表より)

ミネベアミツミの発表
https://www.minebeamitsumi.com/news/press/2023/1207386_17683.html


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カンボジアのお正月2024

2024年01月02日 | 社会・風土
 カンボジアにはお正月が3回あると言われています、1月1日はインターナショナルニューイヤーと言われます。旧正月(今年は2月10日)も華僑系の人たちを中心に大いに祝うので、中華正月とも言われます。最大のお祭りは4月中旬のクメール正月です。このときは、プノンペンに働きに出てきている人たちも皆故郷に戻ってお祝いします。
 1月1日はカンボジアでも祝日ですが、1日だけのお休みです。12月31日のカウントダウンパーティはカンボジアでも盛り上がりを見せてきています。
 元旦も営業している日本料理店もあります。プノンペンでも日本のお正月が楽しめるようになっていて、ちょっと嬉しいお正月です。
(写真は、くずし割烹 安達のお節料理)

お雑煮もいただきました。



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2024年 あけましておめでとうございます!

2024年01月01日 | 一般
 2024年、あけましておめでとうございます。
 このブログも18年目を迎えました。皆様のご愛顧に深く感謝申し上げます。今年もプノンペンから皆様にお役に立つ情報を発信して参りたいと思います。
 2020年~2021年は新型コロナの影響で大きな打撃を受けましたが、2022年から回復傾向にあり、2023年はすっかりコロナ明けとなりました。今年のカンボジア経済は、更なる成長に転じるものと予想されています。日系企業の進出意欲も感じられ、カンボジア経済の発展と日系企業のWin-Win関係がさらに深まっていくことも期待されます。
 本年も引き続き、カンボジア総合研究所とブログ「カンボジア経済」をご愛読賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 (写真はアンコールワットです)

 なお、毎週月曜日の朝一番に配信されるメールマガジン「週間カンボジア経済ニュース」もございます。無料です。ぜひ下記のサイトにてアドレスをご登録ください。
http://archive.mag2.com/0001154670/index.html


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   カンボジア総合研究所 CEO/チーフエコノミスト 鈴木 博



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