英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

募る政治不信 普天間基地問題とゴールデンウィーク分散化

2010-03-28 14:56:48 | 時事
 今さら書くまでもないとは思いましたが、あまりにもひどいので。

①普天間基地移転問題
 国家間の取り決め、県政・市政、実際に影響を受ける住民と、複雑な問題があって、私は言及する立場ではないと思います。しかし、1点だけどうしても言いたいことがあります(ほんとはたくさんあるのですが)。

 民主党は選挙前に「基地の移転は県外(国外)」を公約(演説)しています。しかし、マニフェストや連立政権合意書などには、基地移転について「見直し」とか「検討」という語句はありますが、「県外(国外)移転」という語句はないようです。
 イメージとしては、「新政権=県外移転」で、しかも、社民党を仲間に入れたため、さらに、世間には「県外移転」のイメージが強まってしまいました。
 八方美人的な民主党に不信感を強く感じていますが、基地移転に関しての自民党の姿勢には、さらなる不信感を感じます。

 政権を担当し、15年間に及んで進められてきた米国との国と国との取り決めをしたのは自民党にほかなりません。
 それを政権を失ったからといって、県外移設が実現できない民主党をマニフェスト(公約)違反と責め立てるのは、おかしいです。自民党は自らの施策を否定しているのですから。

 民主党の八方美人性も不信感を強く感じますが、一貫性がなく無責任な自民党には嫌気を感じます。

 選挙>政治という図式はいい加減にしてもらいたいです。



②ゴールデンウィークの分散化
 柔軟な発想で少し感心しました。しかし、改善や発展のため、いろいろと考えことは意義がありますが、実情を考えると有効な施策とは思えません。頭のいい人や見識のある方たちが知恵を絞ったのかもしれませんが、とてもそうは思えません。施策案が公表に至ったことも驚きですが、先日、地域限定、あるいは学校限定で、夏休みを5日程度短縮して、別の時期に5日程度の連休を実施という社会実験を行うと発表しました。
 学校は可能かもしれないが、保護者はどうなるのかと思っていたら、企業や社会全体に有給が取れるように働きかけると説明していました。
 私には有給という制度は遠い存在ですが、そんなに簡単に取れるのでしょうか?(本来は取れるべきだとは思います)
 それに、5日連続の有給なんて取れるわけがないという業種があるはずです。というより、実現困難な業種の方が多いと思うのですが。就学児(生徒)を持つ親というのは働き盛りと考えられますが、その人たちが大量に一度に5連休というのは、地域限定(学校限定でも)難しいのではないでしょうか?

 本当に真剣に考えているのでしょうか?公表後、世間の反応をリサーチしたのでしょうか?


 第2次事業仕分けが実施されるそうですが、この施策案を進めている組織も対象にしていただきたいものです。



 高速道路無料、子ども手当など、目先の効果(人気取り)はいい加減にしてほしいです。
「犯罪人引渡条約」が数カ国としか締結されていません。他にしなければならないことがたくさんあるのではないでしょうか?


②の2 ゴールデンウィーク分散化のデメリット
 渋滞緩和や景気刺激というメリットはあるかもしれませんが、デメリットのほうが大きいです。

Ⅰ 全国展開する企業が、地域別に連休を設けるのはいろいろ支障をきたしそう
   例えば、北陸で受注したが、工場のある四国は連休中の場合

Ⅱ 観光地の2番手3番手宿泊施設が落ち込む
   ゴールデンウィーク中にその地域では1万人の宿泊があったとします。全国の述べ休日数は一定なので、宿泊数も全体では変わりません。ゴールデンウィークに集中する現在では1番手の施設におさまらないお客さんが2、3番手にこぼれていると考えられるが、連休分散化によって、そのこぼれるお客さんが減る。(マイナス思考ではありますが)

   同様な理屈が観光地同士にもあるかもしれない。そう単純ではないと思うが、少なくともディズニーランドは喜びそう。


Ⅲ レジャー関係の従事者は休みが減りそう

Ⅳ ゴールデンウィークに実施している全国規模の祭りや大会に支障が出る


まあ、他にもいろいろありそうです。
とにかく、連休の分散化は、相当な悪手のように思います。 
コメント (5)
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