英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

オオキンケイギク、ヤグルマギク、ムシトリナデシコ、

2010-06-17 18:12:38 | 歳時


 以前取り上げた「フランスギク」(『白い花の正体(その1)』)の近辺でよく見かけました。花の大きさや花弁の付き方が似ているので、フランスギクの色違いかと思いました。
 でも、よく観ると、茎が途中で分かれています(フランスギクは一輪咲き)。全体の印象としては「しなやか」で、秋に咲くコスモスに似ています。その正体は……

 「オオキンケイギク」(キク科)

 北アメリカ原産の多年草で、花が綺麗なので、明治時代に観賞用に持ち込まれたらしいです。生育力や繁殖力が強いので、同じ生育条件で育つ植物を駆逐してしまうそうです。
 このため2006年2月1日より外来生物法(2004年制定)に基づき特定外来生物として栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止となったそうです。

【以下ウィキペディアより抜粋】 
同法では、個人が栽培しただけであっても、懲役または罰金が科せられるので、無許可で栽培してはならない(なお、趣味園芸目的には許可は下りることはなく、また、指定以前から栽培している等を理由に栽培を継続する場合にも、管理や届け出が必要)。

 とのことです。一応気をつけてくださいね。


 「ヤグルマギク」(キク科)

 ヨーロッパ原産で、小麦畑に生える雑草でしたが、綺麗なので園芸用にいろいろ改良されているそうです。

 綺麗な青色ですね。思わず引き込まれ、シャッターを押しました。

 で、不思議なことに、赤いバラと同じ赤い色素なのだそうです。(詳しくは、News@KEKの『ヤグルマギクの青色の秘密』

 「ヤグルマソウ」とも呼ばれますが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同される可能性があります。


 「ムシトリナデシコ」(ナデシコ科)

 ヨーロッパ原産の越年草。海岸や道端などに生える。

 花の付き方は「ヤナギハナガサ」(昨年6月25日記事『ヤナギハナガサと紫陽花とゲスト』)に似ています。
 なぜ「ムシトリ(虫捕り)」と言うかというと、花のすぐ下の茎に粘液が出ていて、虫が付着するからです。
 食虫植物のように捕食が目的ではなく、受粉と関係のないアリが花の蜜を荒らしていくのを防ぐためだと考えられています。
コメント (4)
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