今回は科学(物理)による密室トリック
今回の密室トリックには感心しました。(実際に上手くいくかは、さておき)
何に感心したかと言うと、空気圧を利用してドアが開かない状態を作り出しただけで、実際には鍵がかかっていなかった。鍵をはずすためにドリルで穴を開けた。
しかし、この行為は実は、空気の抜け穴を作ることで空気圧を減少させ、模擬密室状態を解除、それと同時にドリルの回転を利用してサムターン(鍵の取っ手)を回して鍵を掛けた。
「鍵を外す」と見せかけて、実は「鍵を掛けて密室を完成させた」のだった。
目張りに使ったビニールテープを帯電させて密着させるという技?も面白かった。
また、密室のトリックを解明する際の、
①サッシは機密性が高いので、サッシにはガス中毒死には目張りは必要ない
②中毒する為よりもより機密性を必要とするトリックが使われた
③ボイル・シャルルの法則を利用した
という榎本(大野智)の論理的に段階を重ねていく思考法も面白かった。
主演トリオは若干大人し目?初回とキャラが微妙に違う気が…
・榎本径(大野智)
初回では密室や鍵の事しか興味がないように感じたが、今回は友人(知り合い?)の会田(中村獅童)の頼みを聞いて奔走する。それに
「会田さんがどんな人かは、あなたが自分で確かめた方がいいんじゃないですか?人の評価なんて、どうせ当てにならないから」
と、美樹(福田麻由子)に踏み込んだ言葉を掛ける。未成年や少女には優しいのかもしれない。
・青砥純子(戸田恵梨香)
初回はトラブルメーカーでストーリーの牽引者だった純子だったが、今回は大人し目。トリックに気を撮られたせいか、彼女の印象はほとんど残っていない。
・芹沢豪(佐藤浩市)
損得勘定や変わり身の早さ、調子の良さ、自己中心さは、やや抑え気味だったが、時計のコレクションを盗まれ、高級時計をしている人すべて窃盗犯に見えてしまったり、けっこう密室の謎解きに入り込み、却下されてがっくりする様は面白い。有能弁護士の設定だが、性格は自己中心と言うより、子どもっぽいと言ったほうが良いのかもしれない。
初回の推理小説風の展開に切れるところがなかったのが寂しかったが、推理小説の次にホラー(超常現象)が嫌いならしい。
あれだけ推理小説の気に入らない点を挙げていたが、そこまで言うのは、実は相当好きなのではないだろうか。
公開実験授業で「ボイル・シャルルの法則」をテーマにするのは危険過ぎ
疑っている榎本らの前で、トリックのタネの実験は、「墓穴を掘った」感があり、犯人の行動が理解しにくい。
ドラマとしては親切だったとも言えるが、謎解きの段階の感動は小さくなってしまった。
もしかしたら、1話と2話で脚本家が違うのかと調べたら、相沢友子氏でした。(ずっとおひとりで担当するみたいです)
相沢友子……ん?…あ!私のベストドラマの『恋ノチカラ』を書かれた方です。その他私の好きな作品では、『鹿男あをによし』や『やまとなでしこ』の第5話・第8話も書かれています。あと、『世にも奇妙な物語』も何本か担当しています。
実は、この方、もともとシンガーソングライターで、女優もされていたようです。
【ストーリー】(Yahoo!TVより)
榎本径(大野智)は、会田愛一郎(中村獅童)を連れ、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)を訪ねてきた。
甥の大樹が自室で練炭による一酸化炭素中毒で死亡し自さつとされたが、会田は大樹が妹・美樹(福田麻由子)を残して死ぬとは思えないと言うのだ。
大樹が死亡した日、会田は兄妹の継父で、中学校の科学教師・高澤(高嶋政宏)からの連絡で高澤家にやって来た。
大樹の部屋の前では美樹がドアを叩いていたが、反応がない。そこで、高澤が電動ドリルでドアノブの上に穴を開けた。その穴から会田が工具を差し入れ、ついに鍵は開いた。
しかし、ドアには隙間を埋めるように内側からビニールテープが貼られ、ドアを開ける際、ベリベリとテープがはがれる音がし、同時に紙テープの切れ端が舞い上がったという。壁には、紙テープで綴られた「サヨナラ」という文字があり、ベッドでは大樹が死亡していた。
3年前に母親を亡くした兄妹は高澤に育てられていたが、多額の遺産を受け継ぐため
高澤に殺されたのでは、と会田は疑っていた。
榎本は、純子と芹沢にドアと窓に貼られていたのが、ガムテープではなくビニールテープだったことが気にかかると明かした。
仮に高澤が犯人だったとして、施錠された窓やドアの内側からどうやってテープを貼ったのか、3人は可能な方法を考えるがどれも決定打にはならない。
しかし、榎本はそこに科学を駆使した仕掛けがあるはずだと思い…。
今回の密室トリックには感心しました。(実際に上手くいくかは、さておき)
何に感心したかと言うと、空気圧を利用してドアが開かない状態を作り出しただけで、実際には鍵がかかっていなかった。鍵をはずすためにドリルで穴を開けた。
しかし、この行為は実は、空気の抜け穴を作ることで空気圧を減少させ、模擬密室状態を解除、それと同時にドリルの回転を利用してサムターン(鍵の取っ手)を回して鍵を掛けた。
「鍵を外す」と見せかけて、実は「鍵を掛けて密室を完成させた」のだった。
目張りに使ったビニールテープを帯電させて密着させるという技?も面白かった。
また、密室のトリックを解明する際の、
①サッシは機密性が高いので、サッシにはガス中毒死には目張りは必要ない
②中毒する為よりもより機密性を必要とするトリックが使われた
③ボイル・シャルルの法則を利用した
という榎本(大野智)の論理的に段階を重ねていく思考法も面白かった。
主演トリオは若干大人し目?初回とキャラが微妙に違う気が…
・榎本径(大野智)
初回では密室や鍵の事しか興味がないように感じたが、今回は友人(知り合い?)の会田(中村獅童)の頼みを聞いて奔走する。それに
「会田さんがどんな人かは、あなたが自分で確かめた方がいいんじゃないですか?人の評価なんて、どうせ当てにならないから」
と、美樹(福田麻由子)に踏み込んだ言葉を掛ける。未成年や少女には優しいのかもしれない。
・青砥純子(戸田恵梨香)
初回はトラブルメーカーでストーリーの牽引者だった純子だったが、今回は大人し目。トリックに気を撮られたせいか、彼女の印象はほとんど残っていない。
・芹沢豪(佐藤浩市)
損得勘定や変わり身の早さ、調子の良さ、自己中心さは、やや抑え気味だったが、時計のコレクションを盗まれ、高級時計をしている人すべて窃盗犯に見えてしまったり、けっこう密室の謎解きに入り込み、却下されてがっくりする様は面白い。有能弁護士の設定だが、性格は自己中心と言うより、子どもっぽいと言ったほうが良いのかもしれない。
初回の推理小説風の展開に切れるところがなかったのが寂しかったが、推理小説の次にホラー(超常現象)が嫌いならしい。
あれだけ推理小説の気に入らない点を挙げていたが、そこまで言うのは、実は相当好きなのではないだろうか。
公開実験授業で「ボイル・シャルルの法則」をテーマにするのは危険過ぎ
疑っている榎本らの前で、トリックのタネの実験は、「墓穴を掘った」感があり、犯人の行動が理解しにくい。
ドラマとしては親切だったとも言えるが、謎解きの段階の感動は小さくなってしまった。
もしかしたら、1話と2話で脚本家が違うのかと調べたら、相沢友子氏でした。(ずっとおひとりで担当するみたいです)
相沢友子……ん?…あ!私のベストドラマの『恋ノチカラ』を書かれた方です。その他私の好きな作品では、『鹿男あをによし』や『やまとなでしこ』の第5話・第8話も書かれています。あと、『世にも奇妙な物語』も何本か担当しています。
実は、この方、もともとシンガーソングライターで、女優もされていたようです。
【ストーリー】(Yahoo!TVより)
榎本径(大野智)は、会田愛一郎(中村獅童)を連れ、青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)を訪ねてきた。
甥の大樹が自室で練炭による一酸化炭素中毒で死亡し自さつとされたが、会田は大樹が妹・美樹(福田麻由子)を残して死ぬとは思えないと言うのだ。
大樹が死亡した日、会田は兄妹の継父で、中学校の科学教師・高澤(高嶋政宏)からの連絡で高澤家にやって来た。
大樹の部屋の前では美樹がドアを叩いていたが、反応がない。そこで、高澤が電動ドリルでドアノブの上に穴を開けた。その穴から会田が工具を差し入れ、ついに鍵は開いた。
しかし、ドアには隙間を埋めるように内側からビニールテープが貼られ、ドアを開ける際、ベリベリとテープがはがれる音がし、同時に紙テープの切れ端が舞い上がったという。壁には、紙テープで綴られた「サヨナラ」という文字があり、ベッドでは大樹が死亡していた。
3年前に母親を亡くした兄妹は高澤に育てられていたが、多額の遺産を受け継ぐため
高澤に殺されたのでは、と会田は疑っていた。
榎本は、純子と芹沢にドアと窓に貼られていたのが、ガムテープではなくビニールテープだったことが気にかかると明かした。
仮に高澤が犯人だったとして、施錠された窓やドアの内側からどうやってテープを貼ったのか、3人は可能な方法を考えるがどれも決定打にはならない。
しかし、榎本はそこに科学を駆使した仕掛けがあるはずだと思い…。