遅れてきた風景 その１

　『遅れてきた風景』と言うと格好良さそうですが、単に記事アップをさぼっていただけです。

　まずは、いつもの例の桜です。
　最近知ったのですが、「冬桜」という品種があって、１０月ぐらいから２月（図鑑によっては、１１～１月とか１１月１２月）に咲き、桜のシーズンにも咲く「２度咲き」する品種らしいです。
　また、寒桜やヒザクラなど冬に咲く桜の総称としても使われるらしいです。さらに「十月桜」という品種があり、「十月桜」＝「冬桜」とされることもあり、花弁は、十月桜は”八重”で、冬桜は”一重と区別されていることもあるようです。
　結局、良く分かりませんが、季節外れ（晩秋や冬）に咲く桜が突然変異や異常という訳ではないようです。ただ、普通の桜も、夏過ぎに毛虫に葉を食べられて、秋に咲くこともあります（葉には花芽を抑制する成分があって、葉がなくなると花芽の生育を抑制しなくなる）。

　前回アップしたのは昨年の１１月２４日記事『例の桜』でした（撮影日は１１月１２日）。今回は１１月３０日に撮ったものです。





　こちらは道路を挟んで桜と反対側にある柿の木です。
　写真だとそれほどではありませんが、肉眼だと柿の実のオレンジ色が目に飛び込んでくるので、花が咲いているように見えるのです。


　拡大すると

　ピンボケで申し訳ありません。



　家の近くの北陸線をまたぐ高架橋の脇に立っている銀杏です。
　１２月１３日に撮ったものです。近辺の神社や学校の銀杏は既に散っているのに、この銀杏はこの時が盛りでした。



　銀杏の黄色と空の明るい青色が綺麗です。


　１枚目と同じような写真ですが、帰りに撮ったものです。やや日が陰ってきました。確か、穏やかな晴れの日はこの翌日までで、あとはずっと厳冬で荒天だったと思います。
　そんな予感がして、名残惜しさから、振り返ってシャッターを押した記憶があります。



　越前富士と称される日野山です。撮影は１月７日。
　この日の福井市は、日照時間２時間３６分、「曇時々雪一時みぞれ、あられを伴う」となっており、降雪も３センチ（降水量は９.５ｍｍ）で、あまり天気は良くなかったのですが、この直前に雪が降り、いきなり晴れ間が出ました。なので、新雪と青空と日差しで、日野山が美しく見え、慌てて撮った記憶があります。


　積雪は嫌いですが、雪景色は好きです。わがままですね。

　撮影は２月１０日。
　もう少し雪が降った後なら、もっと綺麗だと思うのですが、なかなかタイミングが合いませんね。