英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

24時間テレビについて

2024-09-03 17:49:47 | 芸能
「愛は地球を救うのか?」……ある意味、開き直ったキャッチフレーズに変化したが、その理由は、日本海テレビにおける着服事件かなと思ってしまうが、そもそも、このフレーズ自体がおかしい。
 「愛は地球を救う」という分には、違和感はない(いや、長年聞かされ続け、麻痺しているせいかもしれない)が、「愛は地球を救うのか?」と言ってしまうと、“愛”が主体性を持って、“救う” “救わない”を選択するように感じてしまう。
 「愛は地球を救えるのか?」の方が自然であろう。


 着服事件について触れてしまったので、まず、着服事件について思ったことを
 日本海テレビの資金から853万6555円、「24時間テレビ」寄付金から264万6020円。元局長が同社への税務調査をおそれ、みずから11月初めに申告したことから発覚し、その後の社内調査で寄付金の着服もわかったという。調査によると、元局長の着服は2014年に開始。寄付金からは2014〜20年の7年連続と、今年(2023年)に着服されていた。(2023年11月公表)
 それから約半年が経った2024年6月──朝の情報番組『ZIP!』で水卜麻美アナ(37)が『24時間テレビ47』について告知した際、寄付金着服について「皆様からの信頼を裏切ってしまう行為です。改めて心よりお詫び申し上げます」と謝罪した
東洋経済オンライン 2023年11月30日より)
 善意を踏みにじるような行為である。この件について、半年経てからの水卜麻美アナの謝罪。……半年かあ、しかも、一人のアナウンサーによる謝罪……
 他の局では、着服はないと思いたい。


 ここで、個人的に、まず言いたいことを言っておこう。
 ……長年、お盆前ごろから「愛は地球を救う」のフレーズを聞かされ続けるのには辟易している。ずっと日本テレビを観ているわけではないが、相当な回数を聞いてきているはずだ。


(本題に入ります)
 着服事件や局の姿勢はともかく、それに《愛は“地球”を救う(救える)か?》も、ともかく、『24時間テレビ』の寄付金により、救われた方がたくさんいるのも事実であろう。
 なので、単純に「“24時間テレビ”をやめろ!」とは言えない。


 気になるのは、純粋な善意のイベントなのか?営利目的なのか?
 チャリティー番組にも関わらず出演者に(高額な)ギャラが支払われているという噂や批判に対して、日本テレビは出演者について「基本的にボランティアでお願いしております。しかし、拘束時間の長い方など、場合によっては謝礼という形でいくらかのお支払いをしております」と公表しており、「ジャニーズはテレビ局から1円のギャラも受け取らない」というテレビ局関係者の証言や、2023年に出演したYOSHIKIもノーギャラで出演したことを明かしている。
 また、「活動(労働)に対して、ノーギャラはおかしい」という意見もあり、私には判断はできない。(私の場合、長年、PTAに携わってきたが、当然無報酬。菩提寺の檀家役員も無報酬)
 しかし、当日はノーギャラでも、番宣の為のテレビ出演に高額のギャラが支払われているという話もある。(芸能ジャーナリスト)

 出演者はボランティアだとしても、放送スタッフ、会場設営、会場費、各テレビ局の募金会場運営費(スタッフ)はどうなっているのか?
 で、協賛社の「愛は地球を救うのか?」などのテレビCMの収支はどうなっているのか?
 広告代理店は利益を受けているのか?それとも、すべてCMの実費を除いた協賛金がすべて運営費に充てられているのか?


 もしかしたら、収支報告書などが公開されているのかもしれないが、検索で見つけた「公益社団法人 24時間テレビチャリティー委員会」の《事業報告書/決算報告書/事業計画書》のページには、平成25年度~30年度の事業報告書、決算報告書が載せられているが、報告書は形だけのものだし、決算書は私には理解できないモノだった(私の知識が薄いモノで)
 令和2年度についてはこのページ

 24時間マラソンも疑惑が付きまとう。
 有名なのは西村知美さんの20kmを1時間でワープ疑惑。このほか、いろいろ疑惑があるが、私には分からない。(過去はともかく、これだけ監視社会になっているので、近年はごまかしはできないだろう)
コメント (4)
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