英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『SPEC』 第8話

2010-12-05 12:07:08 | ドラマ・映画
 今週の能力者はいっぱい?です。すごい能力(者)が登場し、ストーリーも私の頭もいっぱいいっぱい、バースト寸前です。

 とりあえず、ストーリーを追いながら、能力者を見ていきましょう。
 先週、いいところで終わってしまったので、今週はのっけから山場です。

 冷泉の予言で瀬文が「神の手」の治癒能力者のもとへ、当麻が一(ニノマエ)のもとへ向かう。
 まず、瀬文。「神の手」の持ち主は……野球少年だった……ではなく、少年は誰かに操られている模様。これが、憑依能力か何らかの遠隔操作なのかは不明だがが、とりあえず憑依能力者としておきます。
 というわけで、すぐに神の手の持ち主には会うことができず、単なるメッセンジャーによって、実際に神の手の発動現場に向かわされる。
 肩すかしを食わされたが、これはこれで面白かった。瀬文に対して冷泉は「どんなどんな怪我でも病気でも治せる人間の情報を予言する」と言っていた。そう、居場所とは言っていなかった。引っかかってしまった。
 それにしても、憑依能力者がメッセンジャーを用意していたということは、あらかじめそこに瀬文がいくことを予知していたことになる。
 かなり強力な組織みたいなので、冷泉とは別に予知能力者を抱えていても不思議でははないが。

 一方、当麻は母親に呼ばれたニノマエを銃を後ろ手に待ち構えている。母親の目の前でその息子を射殺するのか?緊迫の局面。
 二人が顔を合わせ、当麻が銃口をニノマエに向けた瞬間、ニノマエが指を鳴らすと、一瞬にしてふたりはビルの屋上。
 ニノマエが時間を止める能力があるのは判明していたが、瞬間移動、しかも、他者も巻き込んでできるらしい。
 不意を突き切れなかった時点で勝負は見えていたが、ふたりの会話で、多少の情報が得られた。
・ニノマエは脅されて動いているらしい
・ニノマエは当麻に家族を皆殺しにされたと思っている(当麻にはその覚えがない)
 結局、指パッチンにより当麻は屋上からダイビングさせられました。恐るべし指パッチン。

 再び、瀬文。
 治癒能力なので、現場は病院。ふたりの看護師(メッセンジャー)に病室に導かれる。そこへ、EXILE(エグザイル)のNAOTO率いる5人組がパフォーマンスして、重病の少年を完治させる。
 正直、「神の手を持ち主」と言われていたので、あの軽さには拍子を外された。後にも志村もヒーリング(治癒能力)を発動するが、能力者集団組織から依頼・出動した模様で、登場までに時間をかけた割には、なんだか「使いっ走り」のような感じもする。呼び名も「ヒーラー」で、「神の手の持ち主」と比べて、重々しさがなく、軽い。能力は凄いが。
 ヒーリングの代わりに公安の津田の身柄を要求された瀬文は、与えられた資料をもとに津田の居所を探す。

 やはり津田は生きていたのか?身代わり(影武者)でなく、防弾チョッキの効用だった。こんなベタな手を思いつかないとは、不覚。

(ちょっと端折り(はしょり)ます)
 ビルから転落した当麻は実家で目を覚ます。ニノマエは当麻を殺さなかった。
 志村の妹の美鈴は、津田の置いていった銀だこに触れ、サイコメトリー能力で真実(瀬文の無実、部下思いの瀬文)を知る。
 瀬文は津田を探すが、接触したフリーライターが津田配下に殺され、その犯人に仕立てられる。


 瀬文と当麻の信頼関係が深まる。お互い携帯の登録が「餃子女」「筋肉バカ」になっているけれど。
「命捨てます。これが俺達SITの誓いの言葉だ」
「命なめんな。何がSITだ、いつまでも……。
 瀬文さんのこと、仲間だと思っています。絆はあったと、あたしはだいぶ思っています。さりげなく何度も命を救ってもらった……ひとりで勝手にどんどん行かないでください。私や係長を時には頼ってください」
「お前と出会ってよかった…と、たまに、一瞬、稀に思う……おまえこそ、何かあったら連絡しろ。すぐに駆けつける」

 当麻は再びニノマエの家に行くが、既に引っ越していた。
 (ニノマエの母の名は「二三(ふみ)」で「一二三(ニノマエフミ)」って……、じゃあ父の名は……一一(ニノマエハジメ)?)
 引っ越し先で、ニノマエ親子の前に記憶改変能力者が現れ、母親の記憶を改変(ニノマエの依頼)。記憶改変能力者とニノマエは仲間らしい。

 ミショウは取りつぶしになった。
 野々村係長から真意が当麻に語られる。
 公安零課(Aggressor)……公安の中の公安、秘密警察の中の秘密警察

 その本拠地(国会議事堂の中)を瀬文は突きとめ、津田もそこにいた。
 議事堂前の瀬文に憑依能力者(身体は美女)とニノマエが現れる。瀬文は津田を組織に引き渡すことに抵抗を感じるが、部下の志村の治癒のため決心する。
 厳重な警備も、ニノマエの時間停止能力にかかれば無力。いとも簡単に津田の部屋へ。時間停止能力の威力を見せ付けられた瀬文は、志村の銃撃の真相と津田率いる零課の所業を知る。
 今まで登場した能力者は冷泉を含め抹殺されたようだ。
 それにしても銃弾の軌道って、ニノマエにかかれば簡単に変えられるんだ。
 組織の車に運ばれた津田は射殺された模様(ただし銃声だけなので、疑いが残る)。

 志村のいる病院に行くと、すでにヒーリングは行われたようで、何事もなかったように志村が立っていた。志村と妹、志村と瀬文、感動の再会。
 しかし、謎の黒服二人組が突然現れ、ブブゼラを吹くと志村の姿、そして二人組の姿が消え、直後に衝突音?が聞こえ、公園?中庭?に志村の死体が。
 この能力は何?……瞬間移動

 当麻はニノマエの仕業と思うが、組織の勝手な仕業だった。≪次回へ続く≫


 一気に能力者が表れ、組織の正体も徐々に明らかになってきた。

 まず、今回登場した能力者を整理すると、
一(ニノマエ)時間停止能力……瞬間移動もできるのかもしれない
憑依能力者……メッセンジャーを介するので本体は不明
ヒーラー……治癒能力者5人組。私の中では「神の手の持ち主」から単なる「使いっ走り」に降格
記憶改変者……今回の母親のほかにニノマエや志村の妹にも施術した可能性。記憶改変だけでなく洗脳(マインドコントロール)能力もあるのかも。正体はカメラワークによって明かされていない。ということは、あいつか?
ブブゼラ使い……瞬間移動能力か?

 いやあ、組織の抱える能力者はすごいです。普通に考えれば、普通の人間、零課といえど太刀打ちできそうもない。今回も津田拉致も扉のロック解除が必要といえど、わざわざ瀬文を動かさなくても容易のように思う。
 そもそも、記憶改変能力なんて駆使されたらストーリーそのものが何でもありだ。今後の展開が、ちゃんとしたものか非常に不安。

 さて暗躍する組織だが、
①公安・津田
 公安零課と判明。能力者を抹殺していた
②能力者集団(海野一派)
 体制の暴力(能力者排除)に対抗しようとしている
ただし、
・海野は神の手を持つ者(病を治す能力者)を探していた
・海野は一(ニノマエ)の存在は知らなかった
・以前登場した憑依能力者や超運動能力者はニノマエにやられた
ことから、能力者集団は一つだけでない
③一(ニノマエ)の属する能力者組織
 
 ②の能力者集団とは敵対、あるいは③⊃②の関係かも

 ニノマエの他、ヒーラー、憑依能力者、ブブゼラ男、記憶改変者らが所属
 ニノマエは弱み(母の命)を握られていて従っている。記憶が改変された可能性もある
⑤能力者を購入する組織
⑥能力者を売る組織
(サトリも所属)

 かなり全貌がわかってきたが、細かい不明点(里中を撃ったのは誰か?海野が言っていた「君たちを最も苦しい病の中に取り込んでやる」の意味など)回収されるのか不安
 あと、留意点として
・当麻の部屋の写真が鍵
・ニノマエの歯ブラシを志村の妹がビジョンをスキャンする展開?


 フリーライターが瀬文に叩かれた時、「タカトシか?」の突っ込みは笑えた。

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