張り手モドキ(目くらましのフェイント)の後、かち上げ(肘打ち、エルボー)をぶちかまし、打撃でダメージを与えることを目的とした張り手、さらに、相手の関節が痛んでも構わないというような強引な小手投げ。
勝ちが決した後の、雄叫びとガッツポーズ。
相手を痛めつけることを目的とした技は、決して繰り出してはいけないし、敗れた相手を思いやる心が全くない雄叫びとガッツポーズも戒められるべき。
かなり前だが、少年相撲か中学生相撲で、勝利を喜びガッツポーズをしてしまった選手に、「敗者を思いやって、ガッツポーズはしてはいけません」と審判が戒めていた。そんな武道の精神。横綱の品格を全く持ち合わせていないのだろう、白鵬は。
こう感じた相撲ファンは多かったのだろう。5年も前の「白鵬の凶悪技」のアクセス数が増えている。
そうか、この記事から5年も経つのか。
さらに、その1年前にも、「もはや格闘技……白鵬の立ち合い」という記事を書いている。こんな品のない横綱を少なくとも6年以上野放しにしている。相撲協会や横綱審議会はいったい何をしているのだろうか!
今場所の横綱は、進退を懸けて臨んでいた。
全勝優勝……彼にとってはもろ手を挙げて喜びたい嬉しい情況だろう。インタビューに上機嫌で、少しも悪びれずに語っていた。
昨年の名古屋場所の13日目からの途中休場を含めると、6場所連続の休場。故障(手術)や実戦の勘も鈍っているのではという不安も大きい中、全勝優勝は称賛されるべきなのだが……
進退が懸かっているので、「何が何でも勝つ」という気概が感じられた。(《何が何でも勝つ》という取り口は、今場所に限ったものではないが)
とにかく、不安が大きいので、まず張り差しから入り、少しでも有利に持ち込もうとしていた(いつものことなのだが)。
この「張り差し」というのは、立ち合い直後、身体同士の激突の前に、張り手を顔面にヒットさせ、相手がひるんだすきに、得意の四つの形の持ち込もうとする技。元来、機先を制する立ち合いの技だが、白鵬の場合、ダメージを与えることが目的の多くの部分を占めている。立ち合いは、そのぶつかり合いのエネルギーが大きい方が押し込んだり、優位な体勢に持ち込めるので、かなりの勢いをもって前に突進する。そこへ、横綱の張り手である。ボクシングで言えば、カウンターパンチで、その衝撃は倍以上だ。
この張り差しによって、白鵬は立ち合い開始直後にかなりの優位に立てているのである。
少し話が逸れるが、最近(と言っても、かなりの間だが)のNHKのアナウンサーは、白鵬を持ち上げるような実況をする。張り差しやかち上げなどで一気に勝った場合「荒々しい相撲」とか「厳しい相撲」とか讃える。13日目の高安戦に勝った後など、すごく褒めそやしていた。
話を戻すと、白鵬は今場所、初日(対明生)、2日目(対遠藤)、3日目(大栄翔)、4日目(対隆の勝)、6日目(対北海富士)、8日目(対琴恵光)、10日目(対隠岐の海)、11日目(対若隆景、やや空振り気味)、13日目(対高安)、14日目(対正代)、15日目(対照ノ富士、この時はプラス肘打ち)と張り差しを駆使。何と、15日間で11度である。
インタビューでも読み取れるが、「勝てばいい」のである。
さらに、終盤戦に入ると品格のない相撲に拍車がかかる。
14日目の正代戦は仕切り線からずっと下がって得俵付近で立ち合いの構えに入る(7日目の翔猿の戦法にインスパイアされたか?)。
正代は何をされるのか恐れて、そろりとした立ち合い。結局、ほぼ土俵中央(やや白鵬が下がり気味)でにらみ合う事となった。意を決して、ぶつかり合おうとするが、そこで白鵬が狙いすました張り手。一度離れて、再度ににらみ合いから張り手。更にもう一度、張り手。3度も張り手を食らった正代は、恐る恐る組もうとするが、そこを待ち構えたように白鵬が組み勝ち、寄りを見せる。正代も粘ってうっちゃろうとするが、及ばず、浴びせ倒された。
思うに、あそこまで下がってくれたのだから、正代は迷わず突進すれば良かった。正代の巨体をひらりとかわすのは、相当難しいはず。体当たりはもちろん、体重が乗った突き手が白鵬にヒットすれば、かなりの確率で突き出せたはずだ。
千秋楽はもっと酷かった。
立ち合い直後、白鵬はふらりと左手を照ノ富士の顔面の前に出して、視界を遮る。
そうしておいて、かち上げの動作で、右上腕を照ノ富士の顔面に炸裂させた。
それを照ノ富士がこらえると、今度は張り手攻撃(ボクシングのフックと同等)。最後は小手投げのすっぽ抜けで、勝利。
そして、雄叫びとガッツポーズ。
例のアナウンサーは、白鵬の復活に感動して、絶叫のアナウンスのおまけつき。
解説の北の富士も舞の海も、言葉を失い、絞り出すように批判的なコメントを発していたが、激怒して失跡の言を発するべきだ。
実際の画像はアップしないが、やってることは5年前の栃煌山戦とほぼ同様の立ち合い。(「白鵬の凶悪技」)
今場所、肘打ちは見せていなかったが、ここで使うとは!しかも、目くらましのおまけ付き!
もう一度言う。
白鵬は恥を知らない品格のない横綱だ。
「黒鵬」と解明すべきだ。「吐く呆」でも良い。
勝ちが決した後の、雄叫びとガッツポーズ。
相手を痛めつけることを目的とした技は、決して繰り出してはいけないし、敗れた相手を思いやる心が全くない雄叫びとガッツポーズも戒められるべき。
かなり前だが、少年相撲か中学生相撲で、勝利を喜びガッツポーズをしてしまった選手に、「敗者を思いやって、ガッツポーズはしてはいけません」と審判が戒めていた。そんな武道の精神。横綱の品格を全く持ち合わせていないのだろう、白鵬は。
こう感じた相撲ファンは多かったのだろう。5年も前の「白鵬の凶悪技」のアクセス数が増えている。
そうか、この記事から5年も経つのか。
さらに、その1年前にも、「もはや格闘技……白鵬の立ち合い」という記事を書いている。こんな品のない横綱を少なくとも6年以上野放しにしている。相撲協会や横綱審議会はいったい何をしているのだろうか!
今場所の横綱は、進退を懸けて臨んでいた。
全勝優勝……彼にとってはもろ手を挙げて喜びたい嬉しい情況だろう。インタビューに上機嫌で、少しも悪びれずに語っていた。
昨年の名古屋場所の13日目からの途中休場を含めると、6場所連続の休場。故障(手術)や実戦の勘も鈍っているのではという不安も大きい中、全勝優勝は称賛されるべきなのだが……
進退が懸かっているので、「何が何でも勝つ」という気概が感じられた。(《何が何でも勝つ》という取り口は、今場所に限ったものではないが)
とにかく、不安が大きいので、まず張り差しから入り、少しでも有利に持ち込もうとしていた(いつものことなのだが)。
この「張り差し」というのは、立ち合い直後、身体同士の激突の前に、張り手を顔面にヒットさせ、相手がひるんだすきに、得意の四つの形の持ち込もうとする技。元来、機先を制する立ち合いの技だが、白鵬の場合、ダメージを与えることが目的の多くの部分を占めている。立ち合いは、そのぶつかり合いのエネルギーが大きい方が押し込んだり、優位な体勢に持ち込めるので、かなりの勢いをもって前に突進する。そこへ、横綱の張り手である。ボクシングで言えば、カウンターパンチで、その衝撃は倍以上だ。
この張り差しによって、白鵬は立ち合い開始直後にかなりの優位に立てているのである。
少し話が逸れるが、最近(と言っても、かなりの間だが)のNHKのアナウンサーは、白鵬を持ち上げるような実況をする。張り差しやかち上げなどで一気に勝った場合「荒々しい相撲」とか「厳しい相撲」とか讃える。13日目の高安戦に勝った後など、すごく褒めそやしていた。
話を戻すと、白鵬は今場所、初日(対明生)、2日目(対遠藤)、3日目(大栄翔)、4日目(対隆の勝)、6日目(対北海富士)、8日目(対琴恵光)、10日目(対隠岐の海)、11日目(対若隆景、やや空振り気味)、13日目(対高安)、14日目(対正代)、15日目(対照ノ富士、この時はプラス肘打ち)と張り差しを駆使。何と、15日間で11度である。
インタビューでも読み取れるが、「勝てばいい」のである。
さらに、終盤戦に入ると品格のない相撲に拍車がかかる。
14日目の正代戦は仕切り線からずっと下がって得俵付近で立ち合いの構えに入る(7日目の翔猿の戦法にインスパイアされたか?)。
正代は何をされるのか恐れて、そろりとした立ち合い。結局、ほぼ土俵中央(やや白鵬が下がり気味)でにらみ合う事となった。意を決して、ぶつかり合おうとするが、そこで白鵬が狙いすました張り手。一度離れて、再度ににらみ合いから張り手。更にもう一度、張り手。3度も張り手を食らった正代は、恐る恐る組もうとするが、そこを待ち構えたように白鵬が組み勝ち、寄りを見せる。正代も粘ってうっちゃろうとするが、及ばず、浴びせ倒された。
思うに、あそこまで下がってくれたのだから、正代は迷わず突進すれば良かった。正代の巨体をひらりとかわすのは、相当難しいはず。体当たりはもちろん、体重が乗った突き手が白鵬にヒットすれば、かなりの確率で突き出せたはずだ。
千秋楽はもっと酷かった。
立ち合い直後、白鵬はふらりと左手を照ノ富士の顔面の前に出して、視界を遮る。
そうしておいて、かち上げの動作で、右上腕を照ノ富士の顔面に炸裂させた。
それを照ノ富士がこらえると、今度は張り手攻撃(ボクシングのフックと同等)。最後は小手投げのすっぽ抜けで、勝利。
そして、雄叫びとガッツポーズ。
例のアナウンサーは、白鵬の復活に感動して、絶叫のアナウンスのおまけつき。
解説の北の富士も舞の海も、言葉を失い、絞り出すように批判的なコメントを発していたが、激怒して失跡の言を発するべきだ。
実際の画像はアップしないが、やってることは5年前の栃煌山戦とほぼ同様の立ち合い。(「白鵬の凶悪技」)
今場所、肘打ちは見せていなかったが、ここで使うとは!しかも、目くらましのおまけ付き!
もう一度言う。
白鵬は恥を知らない品格のない横綱だ。
「黒鵬」と解明すべきだ。「吐く呆」でも良い。
白鵬が肘サポートを固めたかちあげは、反則に等しくフェア精神に外れます。
ひとり横綱に、協会は腰が引けて苦情のみでやり過ごした結果なのでしょう。
張り差しは汚い技、かち上げ(肘打ち、ラリアート)は反則です。それを組み合わせた立ち合いは、凶悪そのものです。
その上、勝ち誇る土俵上の態度も最低です。
立ち合いの前、身体の汗を拭いているのですが、胸板の部分は汗で光ってます。相手の手が汗で滑るという計算のように思えてしまいます。
>ひとり横綱に、協会は腰が引けて苦情のみでやり過ごした結果なのでしょう。
ええ、そうですね。相撲協会もそうですが、横綱審議委員会もしっかりしてほしいです。
あと、NHKアナウンサーも相撲を勉強していただきたいです。
うちの友達が怒ってましたよ。ほんと。
「勝てばいいのかよ・・・」と。
米子松陰高校との試合に応じてくれた
境高校(拒否れば普通に不戦勝で勝ちなのに)
と真逆に見える優勝劇だなぁ~と、
今では思っています。
う~ん、それにしても、最近の相撲界は
大麻問題もあったみたいで、
少し危ない感じがします。
「かち上げ」は相撲の技ですが、白鵬は痛め技ですね。相撲の地位は横綱ですが、人としては……
張り手や目くらましからのエルボーは、暴行です、
>最近の相撲界は大麻問題もあったみたいで、少し危ない感じがします。
いえ、相撲界は昔から病んでいます。
相当過去でも、掘り起こせばいろいろ悪行が出てくるはず。今、思い出せるだけでも、八百長、賭博、いじめ・かわいがり・しごき……