英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2017箱根駅伝 復路 【展望】

2017-01-03 08:03:59 | スポーツ
現在、復路がスタートしたところ。
とり急ぎ、復路メンバー(変更後)を見ての予想です。

青山学院 
6区 小野田 勇次 2年 愛知・豊川高 29.59.31 1.04.57
(92回)6区2位
(16全日本)5区1位

7区 田村 和希 3年 山口・西京高 28.18.31 1.02.22
(91回)4区1位 (92回)4区1位
(16出雲)2区1位 (16全日本)2区1位

8区 下田 裕太 3年 静岡・加藤学園高 28.33.77 1.02.22
(92回)8区1位
(16出雲)3区4位 (16全日本)1区8位

9区 池田 生成 4年 長野・佐久長聖高 28.51.31 1.02.45
過去箱根駅伝出場なし

10区 安藤 悠哉 4年 愛知・豊川工高 28.49.73 1.03.37
(91回)10区2位
(16出雲)5区1位 (16全日本)4区5位


早稲田
6区 石田 康幸 3年 静岡・浜松日体高 29.42.09 1.04.13
過去箱根駅伝出場なし

7区 井戸 浩貴 4年 兵庫・龍野高 28.54.84 1.02.33
(90回)8区9位 (91回)3区8位 (92回)9区1位
(16出雲)6区10位

8区 太田 智樹 1年 静岡・浜松日体高 29.27.92 1.02.48
1年生ながら箱根駅伝メンバー入り
(16全日本)7区3位

9区 光延 誠 3年 佐賀・鳥栖工高 29.03.47 1.03.44
(92回)7区14位
(16出雲)5区5位

10区 清水 歓太 2年 群馬・中央中等高 29.49.47 1.03.08
過去箱根駅伝出場なし

【青山学院と早稲田、両校メンバーの比較】
6区
 タイム的には早稲田がやや上回っているが、ほぼ互角と見てよい
 しかし、青学・小野田は昨年この区間2位で走破、全日本の5区も区間賞と好調。対する早稲田・石田は初出場。
 順当に考えれば、ここで青山学院が1分以上リードを広げそうだ。

7区
 早稲田・井戸は持ちタイムも良く、昨年9区・区間賞の好ランナー。しかし、全日本は6区10位と振るわず、不安要素がある。
 青学・田村は2年連続区間賞(4区)。さらに昨年の出雲、全日本も区間賞。
 “現在の大学駅伝ランナー№1”ではないだろうか。
 青山学院は、ここで、更に1分以上差を広げ、独走態勢に入り、三連覇を揺るがないものにしそうだ。

8区
 青学・下田は昨年この区間の区間賞ランナー。出雲、全日本は今一つだったが、この区間で大きく後れを取るとは考えにくい。
 早稲田・太田は1年生。全日本は7区3位なので好走が期待できるが、大きく差を詰めるとは考えにくい。

9区
 この区間は、復路のエース区間のはずだが、青学・池田は4年生で初出場。こういうケースは“実力ぎりぎりのランナー”である事が多いが……
 早稲田・光延も昨年・7区14位と振るわなかった。もちろん、それだけで判断できないが、早稲田としても不安を抱える区間と言える。
 どちらかが不振で、大きな差が生じる可能性もあるが、持ちタイムで上回る青学・池田が優位と考える。

10区
 初出場の早稲田・清水に対し、青学・安藤は昨年この区間2位と実績では大きく上回る。出雲、全日本も結果を残しており、青山学院優位は動かない。


 復路は、かなり青山学院が優位。よほどのアクシデントが起きない限り、三連覇は揺るぎそうもない。
 他校は層の薄さを感じさせる復路のメンバーで、両校に迫れそうもない。
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2017箱根駅伝 往路

2017-01-02 18:36:27 | スポーツ
【戦前予想】
 “1強”と呼ばれる青山学院の優位は動かないが、早稲田、東海、駒澤、東洋、山梨学院が「隙あらば」と窺う情勢。

青山学院(前回優勝)
 昨年メンバーから“山の神”神野ら4人が抜け、レベルダウンが予想されたが、エース一色と田村が強力。さらに5000m13分台ランナーが14人と、スピード層の厚さは今年も健在。出雲駅伝、全日本大学駅伝と制し、今大会も大本命。5区の山登り区間が唯一の不安材料。

早稲田(前回4位)
 ハーフマラソンの平均タイムは青山学院を上回り、長距離ランナーを10人揃えなければならない箱根駅伝に向いている陣容。全日本ではアンカーで逆転されたが、青山学院を苦しめている。
 安定した実力者の層の厚さに加え、山登り(昨年5位)、山下り(昨年6位)の経験者もいるのも強み。

東海(前回5位)
 關、鬼塚、館澤、羽生ら活きの良いランナーが入学(高校駅伝1区の上位6人の内5人が入学)。前回5位のランナーも7人残り、戦力は充実している。
 ただ、20kmという長い距離の適性はどうなのか?箱根初体験という不安もあるが、出雲3位と暴れたように、波に乗れば一気にという期待もある。

駒澤(前回3位)
 スピード、層の厚さは“それなり”で、出雲5位、全日本4位とこれも“それなり”の成績。山登りで大塚(前回4位)の活躍が期待できるが、故障のエース中谷が復活し、西山、工藤が頑張り、他のメンバーもベストの走りをしないと優勝争いに絡めないだろう。

東洋(前回2位)
 服部勇馬ら5人が抜け、大エース服部弾馬はいるものの、パワーダウンは否めない。出雲9位、全日本6位と冴えなかった。

山梨学院(前回8位)
 ニャイロが爆発力を発揮し、他のメンバーもその波に乗れれば、優勝戦線に顔を出す可能性はある。10000mの平均タイムは2位と申し分ないが、箱根本番では不安定で、これまで二桁順位の区間が多く、優勝争いは望めない。



【1区】
 東洋は大エースの服部を起用。ここで差をつけ、レースの主導権を握る作戦。少なくとも30秒のリードは奪いたい。あわよくば、ハイペースで他チームのオーバーペースを誘い、ブレーキを引き起こしたい。
 しかし、5kmを15分を超える超スローペース。14分40秒ぐらいで各ランナーに負荷を与えたかった。ペースメーカーとして利用されるマイナスもあるが、大エースを1区に起用するなら、リスクは覚悟しなければならない。
 一度、5km過ぎ(6kmだったかもしれない)に猛スパートを掛けたが、付いてくるランナーがいたのでペースを落とし再び大集団に。
 結局、中継地点直前まで集団はばらけず、服部が区間賞を獲ったものの、1秒差で東海(鬼塚)、4秒差で梶谷(青学)と早稲田(武田)、5秒差で神奈川(山藤)、8秒差で駒澤(西山)でなだれ込む状況となった。
 東洋の服部は、序盤のスローペースで地力の差を薄め、中途半端なスパートで自ら消耗し、リードはほとんど奪えなかった。10位の上武大でも26秒差であった。
 区間賞を獲り満足顔の服部だったが……

【2区】
 各チームのエースが揃い、レースの流れが決まる重要区間。
 拓殖・デレセ(予選会6位)が14位47秒差、順天・塩尻(五輪3000m障害代表)が15位48秒差、日大・ワンブイ(予選会1位)が16位55秒差、創価・ムイル(予選会4位)が17位1分8秒差でタスキを受け取る。山梨学院・ニャイロは20位2分53秒差で受け取る苦しい展開。

 2km過ぎで上位6チーム(東洋・山本、東海・關、青学・一色、早稲田・永山、神奈川・鈴木、駒澤・工藤)が集団に。神奈川は一区の山藤(予選会10位)とこの鈴木(予選会3位・日本人トップ)を配置。序盤で上位に位置し、波に乗りたい。
 後方では、塩尻が2km付近で7位集団の6人(帝京、中央学院、法政、上武、國學院、大東文化)を一気に抜き7位に浮上。
 横浜駅前(8.3km)で7位集団(順天、帝京、中央学院)との差は21秒。順天・塩尻はタスキを受け取ってから27秒詰めてきている。中継後すぐ塩尻に抜かれたデレセも10位・32秒差に上がってきている。日大・ワンブイは53秒差の15位と意外とペースが上がらない。創価・ムイルは16位・1分12秒差。ここまでの個人順位は、順天・塩尻、拓殖・テレセ、駒澤・工藤の順。
 9.2km付近で、神奈川・鈴木がスパートし5mほど集団を引き離す。
 ゲスト解説の村澤氏によると、「14km付近の権太坂を過ぎた下りが勝負となり、15kmまで如何に消耗しないかがポイントとなる」
 11km付近で鈴木が集団に吸収される。
 10.8km付近で、日大・ワンブイが上武、國學院、大東文化の3人を捉え、11位に浮上(10km通過は29分04秒)。
 12.4kmで、拓殖・デレセが、順天・塩尻と帝京・内田を追い抜く。
 14.2km、東海・關が離され始める。
解説の渡辺氏(多分)は
「一色は権太坂を過ぎるまでスパートは掛けない。一色がスパートを掛けたら、神奈川の鈴木がついて行くのではないか」と。
 15.3km(権太坂ポイント)では、東海・關は10秒差。7位の順天・塩尻と拓殖・デレセが24秒差(実際は塩尻が5mほど先行)、帝京・内田は28秒差。日大・ワンブイは10位で1分1秒差、順位は上げてきているが、トップとは開いている。
 15.9kmで、神奈川・鈴木が仕掛け気味で、早稲田・永山が遅れだし、東洋・山本も苦しそう。
 16.4kmで、神奈川・鈴木と駒澤・工藤がトップを並走。青学・一色も遅れだし、東洋・山本は早稲田・永山に抜かれ5位に後退。
 16.8kmで、拓殖・デレセがスパート、順天・塩尻を置いていき、6位の東海・關に迫りつつある。
 17.6km、拓殖・デレセが東海・關をかわし6位に浮上。關は順天、帝京にも抜かれそうだ。
 17.9km、駒澤・工藤も離され始める。一気に遅れだし、青学・一色にも抜かれそうだ。
 権太坂ポイントでも個人順位は、塩尻、デレセ、工藤の順と変わらず。しかし、1位2位は1秒差で、現状では逆転の可能性大。3位工藤とほぼ同じタイムで走っているはずの神奈川・鈴木も区間賞の可能性は大いにある。
 19.5km、塩尻と並走していた帝京・内田が、早稲田・永山、東洋・山本を抜いて5位に浮上。東海・塩尻は15mほど後方。
 21km過ぎ、順天・塩尻が早稲田、東洋をかわし、6位に浮上。

 神奈川・鈴木がトップでタスキを渡す。区間記録は1時間7分17秒(歴代8位・今大会区間賞)。予選会の素晴らしい走りを見事に再現した。
 2位は青山学院(一色)で38秒差。一色の記録は1時間7分56秒で、このタイムは昨年の一色のタイムと21秒遅れで、それほど悪いタイムではない(充分速い)。尻上がりにピッチを上げる鈴木の走りが素晴らしかったのだ。
 3位は駒澤(工藤)で55秒差。
 4位は拓殖(デレセ)で1分14秒差。デレセは10人抜き。
 5位帝京(内田)で、1分19秒差。
 6位は早稲田(永山)が踏ん張り、1分31秒差。
 7位は順天(塩尻)で1分32秒差。
 8位東洋(山本)1分43秒差。
 9位日大(ワンブイ)1分49秒差。
 10位創価(ムイル)1分50秒差。
 東海・關は疲れて11位、2分12秒遅れてしまった。
 2区終了時点で、有力6校のうち、東海と山梨学院(18位)が早くも脱落。ニャイロ(山梨学院)も振るわなかった。

区間順位
1位 鈴木(神奈川) 1:07:17
2位 デレセ(拓殖) 1:07:50
3位 一色(青学)  1:07:56
4位 ムイル(創価) 1:08:05
5位 塩尻(順天)  1:08:06



(この調子で書くと、正月早々、疲れてしまうので、端折ります)
【3区】
 一色がトップに38秒遅れを取るのは予定外だと思うが、トップが神奈川大学でこの後失速が予想されるので、実質、トップで2区を終えたと考えてよい。
 青山学院の3区の秋山は昨年この区間の区間賞。なんだか、『青山学院、圧勝』の気配が……
 この区間に、エース・平を投入した早稲田の浮上が期待される。

 トップの越川(神奈川)の5kmは14分42秒とまずまずのペース。
 遊行寺坂(5.5km)では2位青学(秋山)との差は28秒と10秒縮まっている。3位駒澤・下は55秒差、4位グループの早稲田・平と帝京・濱川は1分2秒差。6位グループの順天・野田と東洋・口町は1分19秒差。
 
 8km地点で、6位でタスキを受け取った早稲田・平が3位駒澤に並ぶ。
 10km通過タイムが、越川(神奈川)は29分26秒(5km~10kmは14分44秒)とペースを維持。2位青学・秋山との差は15秒と詰まってきているが、健闘していると言って良い。後方では早稲田・平が駒澤・下を突き放す(10km地点)。
 12km付近、越川(神奈川)の走りが跳ねるようになり、推進力が減少してきており、秋山(青学)との差はぐんぐん縮まる。
 13km過ぎ、秋山が越川を捉える。越川も秋山の背中をぴったりマークし、食い下がるが、14km過ぎで離され始める。
 茅ヶ崎ポイント(14.5km)で、トップに立った青学・秋山と3位の早稲田・平との差は43秒差。中継所ではこの2チームの差は53秒だったので、早稲田の平が10秒追い上げていることになる。
 下位では、中央学院・横川が14位から9位と5つ順位を上げており、、ここまで個人記録はトップ(2位平、3位秋山)。8位でタスキを受け取った東洋・口町も4位グループの駒澤、帝京に追いつき、順位を上げている。
 18.5km付近で中央学院・横川は10位に後退、かなりバテているようだ。
 21km手前で早稲田・平が神奈川・越川を追い抜く。

 3区終了時点
1位 青山学院
2位 早稲田  1分22秒差
3位 神奈川  1分30秒差
4位 東洋   1分43秒差
5位 駒澤   1分47秒差
6位 帝京   1分51秒差
7位 創価   2分36秒差
8位 日大   3分16秒差
9位 大東文化 3分16秒差
10位 順天堂  3分21秒差

 中央学院・横川はバテて結局13位でタスキを渡した。
 早稲田は2位に上がったものの、トップの青山学院との差は開いてしまった。茅ヶ崎を過ぎてからの残り6.9kmで、青学・秋山が速かったのか?
 区間賞は秋山が獲得。2位は早稲田・平で29秒差。3位は東洋・口町。学生連合の平賀が平を1秒上回った。


【4区】
 この区間は2.4km伸びた区間。戻ってきた駒澤のエース中谷が注目。最初の1kmを2分46秒と突っ込み、4位東洋の前に出る。
 駒澤は、この4区で青山学院との差を詰め、山登りの5区の大塚で逆転したい。 しかし、2~3kmを3分4秒と気になるペースダウンで5位に後退。
 青山学院・森田は10000mのタイムは29分58秒と良くないが、全日本6区の区間賞で大会MVPを獲得している。
 駒澤・中谷は6km地点で、東洋、神奈川に離され、アゴが上がる苦しい状況。7km地点では帝京・畔上に抜かれてしまう。これは、相当、順位(タイム)を落としそう。完走も危ないかも。

 二宮地点(9.1km)
1位 青山学院
2位 早稲田  1分 4秒差
3位 東洋   1分13秒差
4位 神奈川  1分39秒差
5位 帝京   1分42秒差
6位 駒澤   1分54秒差

 早稲田、東洋、帝京はトップ青学との差を詰めているが、青学は前半は抑え気味で走る戦術らしいので、後半は逆に差が広がる可能性も強い。

 4区終了時点
1位 青山学院
2位 早稲田  1分29秒差
3位 東洋   1分52秒差
4位 帝京   3分00秒差
5位 創価   3分10秒差
6位 順天堂  3分15秒差
7位 神奈川  3分24秒差
8位 法政   6分02秒差
9位 駒澤   6分18秒差
10位 拓殖   6分19秒差

 1位青山学院と2位早稲田の差は7秒開いて1分29秒差となった。
 創価と順天堂が順位を上げ、駒澤は中谷が不調で9位に順位を落とし、6分18秒の差がついてしまった。

 区間賞は、順天堂・栃木が獲得(10位から6位に順位を上げた)。
 2位は青学・森田、3位は早稲田・鈴木、4位は東洋・櫻岡、5位は創価・セルナルド。



【5区】
 2.4km短縮され20.8kmになったとはいえ、山登りの厳しい区間である事には変わりはない。

 東海・館澤が14位から2人抜いて12位に浮上。
 山登りのスペシャリスト駒澤・大塚はひとり抜いて8位に上がる。
 大平台(7.0地点)地点ではトップ青山学院と2位早稲田の差が1分56秒と開く(中継地点では1分29秒差)。駒澤・大塚との差は6分7秒差とわずかに縮まっている。
 この地点での個人順位は、東海・館澤がトップで2秒差の2位が駒澤・大塚、3位は青学・貞永。順天・山田が6位から4位に浮上。走り方も軽く好調さを感じる。

 小涌園前(11.9km地点)
1位 青山学院
2位 早稲田   1分50秒差(大平台より6秒縮まる)
3位 東洋    2分33秒差
4位 順天堂   2分58秒差(中継地点より17秒縮まる) 
5位 神奈川   4分30秒差
6位 帝京    4分36秒差
7位 創価    4分53秒差
8位 駒澤    5分35秒差(中継点より43秒短縮)
 東海・館澤は13位に順位を落としているので、序盤飛ばし過ぎたのかも。

 13.2kmで順天・山田が東洋・橋本を捉え3位に浮上。

 小涌園前(11.7km地点)での個人順位
1位、駒澤・大塚、24秒差の2位が中央学院・細谷、上武・森田が3位となっている。

 14.9kmで、駒澤・大塚が創価を捉え、7位に浮上。すぐ前を行く帝京も捉えそうだ。
 CMの間に帝京を抜き去り、6位に浮上、5位の神奈川も射程距離に。

 トップ青山学院と早稲田の差は、小涌園前では1分50秒差だったが、芦之湯では1分19秒差に縮まる。かなり急激な縮まり方であるが、解説瀬古氏は危機感なし。(早稲田OBなので、気持ちを抑えているのかもしれない)

 芦之湯(15.8km)での個人順位は
1位、駒澤・大塚、3秒差の2位が中央学院・細谷、3位上武・森田と、順位には変動なしだが、中央学院・細谷のペースが上がっており、チームの順位も11位から7位に押し上げている。

 18km地点で駒澤・大塚が5位神奈川を捉える。その5位グループに中央学院・細谷が迫るという激動の展開。
 さらに、下りに入った早稲田・安井がピッチを上げ元箱根では45秒差まで詰め(芦之湯では1分19秒差)、風雲急を告げる展開!……瀬古氏の声も上ずる。

 貞永が、何とか逃げ切り、青山学院が3年連続の往路優勝。

 距離が短くなったとはいえ、さすがに5区は順位変動が大きかった。
 4区で4位に上がった帝京が、まさかのシード圏外。中央学院は細谷が区間3位でシード圏外から7位に飛び込んできた。固定点中継以外にほとんどテレビに映らなかった上武が、森田の区間2位の走りで8つ順位を上げ8位に浮上した。

 優勝 青山学院(4区終了時1位 ±0) 5:33:45
 2位 早稲田(4区終了時2位 ±0)    33秒差
 3位 順天堂(4区終了時6位 +3)  2分23秒差
 4位 東洋(4区終了時3位 -1)   2分40秒差
 5位 駒澤(4区終了時9位 +4)   4分01秒差
 6位 神奈川(4区終了時7位 -1)  4分26秒差
 7位 中央学院(4区終了時11位 +4) 4分34秒差
 8位 上武(4区終了時16位 +8)   5分28秒差
 9位 創価(4区終了時5位 -4)   5分39秒差
10位 日大(4区終了時13位 +3)   6分09秒差
11位 帝京(4区終了時4位 -7)   6分21秒差
12位 法政(4区終了時8位 -4)   6分32秒差
13位 日体大(4区終了時12位 -1)  6分43秒差
14位 拓殖(4区終了時10位 -4)   6分51秒差
15位 東海(4区終了時14位 -1)   7分59秒差
16位 山梨学院(4区終了時17位 +1) 8分11秒差
17位 明治(4区終了時18位 +1)  10分57秒差
18位 大東文化(4区終了時15位 -3)11分44秒差
19位 國學院(4区終了時19位 ±0) 13分06秒差
OP  学生連合(4区終了時20番目±0)16分00秒差
20位 国士舘(4区終了時21位 ±0) 21分11秒差

 区間賞争いは元箱根(18.7km地点)では大塚(駒澤)と森田(上武)が同タイム。中央学院・細谷が12秒差の3位とさらに激烈。
 結局、大塚(駒澤)が区間賞を獲得。森田(上武)は3秒及ばなかった。3位は中央学院・細谷が22秒差。
 4位は安井(早稲田)、5位は山田。
 青学・貞永は8位、東海・館澤は13位だった
(山登りするには体格が良過ぎ)。




 完璧ではなかったが、堅実な走りをした青山学院が往路優勝。
 早稲田もほぼ実力を発揮し33秒差の2位。
 東洋も4位と踏みとどまった。
 駒澤は中谷が大誤算(区間18位)だったが、5区の大塚が激走し望みをつなぐ5位。
 東海は若さが出てしまい、山梨学院は不安が的中。ニャイロも9位と振るわなかった。

 順天堂の第3位は全く予想外の大健闘。
 神奈川も思惑通りの序盤展開を活かして6位に食い込んだ。

 復路は選手層の厚さが顕著になるが、早稲田も層が厚く、青山学院も油断はできない。
(他の予想は、余裕があれば加筆します) 
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2017ニューイヤー駅伝

2017-01-01 23:13:20 | スポーツ
あけましておめでとうございます。

 年末の疲れで、元日はぼぉ~としています。そんな中でのニューイヤー駅伝観戦。
 正直に言うと、元日はもっとぼぉ~としていたいし、2日、3日は箱根駅伝。3日連続の駅伝観戦でお腹いっぱいになります。ただ、1月はこのあと全日本総合バスケット、春高バレー、高校サッカー、高校ラグビー、卓球日本選手権と盛りだくさんなので、元日でいいのかもしれません。

 大会前の評判は、2連覇中のトヨタ自動車と2年連続2位のコニカミノルタ
 トヨタ自動車は窪田が故障欠場ではあるが、ルーキーの服部勇馬がその穴を埋めるポテンシャル。宮脇、大石、田中など他のメンバーも充実している。
 コニカミノルタは、2001年~2008年の8年間で優勝6回、準優勝1回と駅伝王者として君臨。その後の8年間も優勝2回、準優勝4回と名手と呼ぶべき実績を重ねている。昨年は犬と接触し転倒するアクシデントがありながら準優勝している。
 エース設楽啓太を筆頭に、宇賀地、山本の実力者を揃え、更に、箱根駅伝の“山の神”神野を加え、強力な布陣で臨めそうだ。ただ、設楽と宇賀地の調子が上がっていないとの情報もある。

 これを追うのが、トヨタ自動車九州、DeNA、旭化成あたりか。
 トヨタ自動車九州は、元祖“山の神”の今井が健在。2013~2014年連続準優勝、昨年も3位とチーム力も高い。
 DeNAは、昨年、上野が激走し中盤トップに立った。2区区間賞候補で26人抜きの記録保持者(2014年)のカロキもいる。ただ、若干、層の薄さが気になり、優勝には届かないだろう。
 旭化成は、言わずと知れた“名門”。ただ、ここ18年間は優勝から遠ざかっている。昨年はかなり自信を持って臨んだが、前半で遅れて流れに乗れず7位に終わっている。
 村山兄弟、鎧坂、大六野と若手実力者に加え、佐々木も安定感がある。この布陣に、今年は市田兄弟が実力アップしている。市田兄弟は、大東大で活躍したが、区間3~5位ぐらいの成績だったと記憶している。昨年入社していたが、起用されなかった。市田孝は10000m27分台にタイムを縮めている。
 有力チームの中で、唯一、外国人ランナーを擁しないチーム。しかし、第2区のインターナショナル区間で順位を下げ、波に乗れない展開が続いている(昨年も)。第2区を終えた時点で、10~13位ぐらいで踏みとどまり、上位争いにすぐ加われれば、チャンスがある。


1区(12.3km)
 2区で苦戦が想定される旭化成・村山紘太が仕掛けるが、長続きしない。紘太が失敗するパターンだ。
 1500mの日本チャンピオンの日清食品グループ・戸田雅稀が区間賞。以下、カネボウ、九電工などがなだれ込み、3秒内に7チームという大激戦。
 トヨタ自動車九州は8秒差の9位、トヨタ自動車は9秒差の10位、旭化成は11秒差の13位、DeNAは21秒差の21位、コニカミノルタの設楽啓太は32秒差の28位と沈み、出遅れた。

2区(8.3km)
 この区間は、外国人ランナーの参加が認められている区間。特に、五輪ランナー級選手を擁するチームは一気に順位を上げてくる。逆に、日本選手のみのチームはここでかなりのビハインドを覚悟しなければならない。区間賞ランナーとは1分30秒~2分、普通の外国人ランナーとも1分~1分30秒くらい差をつけられてしまう。
 区間賞候補はDeNAのカロキ(26人抜き)、日清食品グループのレオナルド(2015年区間賞)、小森コーポレーションのケモイ(リオ五輪1500mケニア代表)、九電工のタヌイ(リオ五輪10000m銀メダル)など。テレビ中継の受け売りだが、タヌイが4番目の候補なのが不思議だったが、アキレス腱を痛めているという情報。
 区間賞はカロキ(DeNA)で区間賞に迫る快走で18人を抜き、一気に21から3位に浮上させた。区間2位はディク(日立物流)で、1区の4位からトップに立った。区間3位はタヌイで3位から2位に順位を上げた。日清食品グループのレオナルドは区間4位だったが、1位から4位に順位を下げた。
 1区で28位と出遅れたコニカミノルタはムワンギが区間5位で16人抜きで12位に浮上。逆にトヨタ自動車はガディアが不調で、区間27位、10位から23位に順位を落とす大ブレーキだった。
 トヨタ自動車九州はズクが区間12位で1区8位からひとつ順位を下げ9位、旭化成は鎧坂が区間25位で13位から順位を7つ落とし20位。一見、鎧坂が不振のように思えるが、日本人トップで、外国人ランナーを6人上回った。タイムは2009年以降では、日本人の歴代3位で、これまで最高日本人記録より3秒下回っただけだった。この区間の構成は、日本人は7人のみで、30名が外国人選手だった。
 2区を終了次点で1位日立物流、2位九電工。有力チームでは、DeNAが3位、トヨタ自動車九州9位、コニカミノルタ12位、旭化成20位、トヨタ自動車23位。

3区(13.6km)
 3区の区間賞候補は、トヨタ自動車キャプテンの大石(2015年5区区間賞)、DeNAの上野(昨年この区間区間賞)、旭化成の大六野(昨年この区間で7人抜き)。
 DeNAの上野が最初から飛ばし2.4kmでトップの日立物流に肩を並べる。3.5kmで日立物流が後退し始めた後も、ガンガン飛ばし後続を置いていく。
 区間賞は上野で決まりかと思われたが、後続で上野を上回る走りを見せていたのがトヨタ自動車の大石。最初の1kmを2分30秒と猛烈なペースで追い上げ、5kmで17位に浮上。追い抜かれた旭化成・大六野も大石について行くのがやっとの状況。大石の魂の走りは続き7.5kmで10位まで順位を上げる。大六野も20m近く離されている。
 また、12位でタスキを受け取ったコニカミノルタ・菊池も8.6kmで5位集団に追いつく。しかし、この菊池の走りを霞ませるのが大石で、8.9kmで5位集団に追いつき、10.8kmで3位に躍り出る。

 3区はDeNAの上野が2位日立物流に59秒差をつけて襷を渡した(区間2位)。
 3位は1分3秒差でトヨタ自動車・大石。大石は37:57(上野を17秒上回る)の区間賞で20人抜きの激走。
 4位は1分6秒差でコニカミノルタ・菊池。菊池は区間4位で8人抜き。5位は1分9秒差でHonda。
 トヨタ自動車九州は1分24秒差の9位。旭化成は1分28秒差の11位、大六野は区間3位で順位を9つ上げた。
 区間賞候補がそのまま3位までを占め、有力チーム5チームは想定の範囲内ではないだろうか?
 DeNAは約1分のリードのトップ。2強のトヨタ自動車とコニカミノルタは1分強のビハインドだが、トップがDeNAなので射程内と考えてよいし、注意すべきはお互いと考えているのかもしれない。

4区(22.0km)
 最長区間の4区は各チームのエースが揃う。
 トヨタ自動車(3区終了時点3位)は、ルーキーの服部勇馬(神野と並ぶ箱根駅伝のトップ選手)。
 コミカミノルタ(3区終了時点4位)は、やはりルーキーの神野大地(言わずと知れた三代目“山の神”)
 Honda(3区終了時点5位)は、設楽悠太(2年連続4区区間記録更新)
 日清食品グループ(3区終了時点6位)は、村澤明伸(元箱根駅伝の代表的実力者)
 トヨタ自動車九州(3区終了時点9位)は、今井正人(元祖“山の神”)
 旭化成(3区終了時点11位)は、市田孝(昨年は代表から漏れる)

 2km付近で2位~5位の日立物流・日下、トヨタ自動車・服部、コミカミノルタ・神野、Honda・設楽がひとかたまりになるが、しばらくして神野と日下が遅れだす。
 後方では、旭化成・市田が快調。4.5km付近で6位集団に追いつく。6位集団は今井、村澤、MHPS・井上(昨年この区間3位)の強力メンバーであるが、7.5km付近でこのメンバーをも置き去りにする勢いである。

 10km地点、トップDeNA・高木が29分16秒で通過。2位グループにジワジワ差を詰められていたが踏み止まっている。2位のHonda・設楽は28分23秒のペース。差を57秒詰め、両チームの差は12秒(トヨタ自動車・服部も並走)。
 また、旭化成・市田は10km付近で神野を捉え、4位に浮上。市田は28分22秒のペースで設楽を1秒上回っている。
 日清食品グループ・村澤、トヨタ自動車九州・今井、MHPS・井上も市田に離されたものの、日立物流を捉え、神野を追っている。

 11km(4区中間点)、トップはDeNA。16秒差でトヨタ自動車とHonda。31秒差で旭化成とコニカミノルタ。43秒差でトヨタ自動車九州、日清食品グループ、MHPS、44秒差で日立物流と続いている。

 12km手前で、2位グループに異変が。設楽が遅れだした。先頭と差が縮まらない状況が続いていたが、どうやら設楽の調子が良くなくてペースが下がり気味で、服部がトップを追うためペースを上げたようだ。これに設楽が全く反応できず、ズルズル後退。
 13.8km、市田と神野が設楽を抜き去る。設楽はついていけない。神野は市田に食らいつき、一度、置いて行かれた設楽を逆転。

 15km地点、トップのDeNAと2位トヨタ自動車の差は6秒と一気には詰まらない。15kmは高木43分52秒、服部は42分55秒。第一中継車の映像では市田と神野の姿が大きくなってきた。

 17km付近で、神野が市田から遅れ始めているようだ。1位と2位の差は8秒とやや開いている。
 5位グループは依然トヨタ自動車九州(今井)、日清食品グループ(村澤)、MHPS(井上)の3チーム集団のまま。Honda(設楽)は10秒以上、置いて行かれている。

 19.5km、5位集団が神野を捉える。元祖“山の神”の今井と三代目“山の神”の神野が接近遭遇。神野も離されず、ついて行こうとする。
 20.9km、今井と井上が神野を捉えた勢いで、市田に追いつく。村澤はやや離されている。市田も今井に必死ですがりつくが、腹痛が起きているようで苦しそう。
 21.5km、中継点が近づき、服部が力を振り絞りピッチを上げるが、DeNA・高木がトップを死守してタスキを渡す。

 2位は4秒差でトヨタ自動車・服部。
 11秒差の3位でMHPS・井上、14秒差の4位でトヨタ自動車九州・今井、17秒差の5位で旭化成・市田、日清食品グループの村澤が粘って22秒差の6位、コニカミノルタの神野は力尽きて7位に下がり38秒差。Hondaの設楽は1分28秒差の10位に沈んだ。

 区間賞は
1 市田 孝 旭化成 01:03:06
2 今井 正人 トヨタ自動車九州 01:03:07
3 井上 大仁 MHPS 01:03:14
4 横手 健 富士通 01:03:15
5 服部 勇馬 トヨタ自動車 01:03:18
6 村澤 明伸 日清食品グループ 01:03:28
7 神野 大地 コニカミノルタ 01:03:49
8 山本 憲二 マツダ 01:03:59
9 園田 隼 黒崎播磨 01:04:09
10 米澤 類 中国電力 01:04:12
  高木(DeNA)は01:04:17の11位、設楽(Honda)は01:04:36の13位だった。


5区(15.8km)
 タスキを受けて400mで、トヨタ自動車の早川がDeNAの永井を捉える。ついに先頭に立ったトヨタ自動車だが、旭化成・村山謙太、MHPS・松村、トヨタ自動車九州・押川の3人ががヒタヒタと迫ってくる。それを察知した早川がペースを上げ、DeNAの永井はついていけない。
 追いつかれないようペースを上げた早川だったが、4km手前で追いつかれ5チームのトップ集団となる。
 4.6km、DeNAの永井が遅れだす。
 6.8km、7位でタスキを受け取ったコニカミノルタ・山本がDeNA・永井を抜き、トップに迫る勢い(トップとの差は9秒)。更に7.8kmで7秒差というレポート。
 8.8km、旭化成・村山がスパート。集団の後方で満を持していたかのようなスパート。MHPS・松村が遅れ、トヨタ自動車・早川とトヨタ自動車九州の押川が食らいつこうとする。
 早川が一旦、村山に追いついたが、村山が再びスパート。しかし、早川と押川も譲らず、10.5kmで再び一団に。
 10.9kmの松原橋の上でスパート。
 11kmのチェックポイントで2秒差。4位のMHPS・松村は20秒差、5位コニカミノルタ・山本は26秒差、6位DeNA・永井は47秒。
 12.8km、トヨタ自動車九州・押川が食らいついている(3秒差)。トヨタ自動車・早川は9秒差と離された。村山は必死に逃げ、スパートを掛けるが長続きはしない。2、3秒差の押し引きが続く。
 結局、スパート力に優る村山(旭化成)が押川(トヨタ自動車九州)7秒差に広げてタスキを渡した。
 トヨタ自動車・早川は34秒差、4位は45秒差でコニカミノルタ・山本。52秒差の5位がMHPS・松村、1分37秒差の6位でDeNA・永井。

 区間順位は
1 村山 謙太 旭化成 00:46:36
2 押川 裕貴 トヨタ自動車九州 00:46:46
3 山本 浩之 コニカミノルタ 00:47:00
4 早川 翼 トヨタ自動車 00:47:23
5 松村 康平 MHPS 00:47:34
6 高橋 尚弥 安川電機 00:47:55
7 松枝 博輝 富士通 00:47:57
8 三輪 晋大朗 NTN 00:48:00
9 松宮 隆行 愛知製鋼 00:48:01
10 鈴木 卓也 愛三工業 00:48:04

 
6区(12.5km)
 7秒あった差をトヨタ自動車九州・奥野が1kmで追いつき、背中にピタリと付ける。
 しかし、オーバーペースだったのか、300mほど並走しただけで早くも離れ出す。その差がみるみる広がり1.9kmで10秒差に。
 その後もぐんぐん開き、トヨタ自動車・田中にも追いつかれそうだ。トヨタの田中は2年連続6区区間賞の実力者。入りの2kmを5分26秒と飛ばし、旭化成と34秒あった差を20秒差に詰めていた。
 4位でタスキを受けたコニカミノルタ・宇賀地は5位に後退。故障がちで調子が良くないようだ。

 6km地点では2位に上がったトヨタ自動車・田中との差は25秒差。一時は18秒差まで詰めたが、入りが速すぎたか。3位のトヨタ自動車九州・奥野は40秒の差をつけられている。
 結局、確実に走った市田が区間1位で、後続との差を広げた。
 2位トヨタ自動車とは58秒差、3位トヨタ自動車九州とは2分1秒差、4位MHPSとは2分9秒差、5位富士通とは2分25秒差、6位DeNAとは2分30秒差。コニカミノルタは7位で2分45秒差(宇賀地は区間25位)。
 旭化成の優勝がかなり濃厚となった。1区で30位と出遅れた富士通が5位まで挽回してきた。

 区間順位は
1 市田 宏 旭化成 00:36:32
2 田中 秀幸 トヨタ自動車 00:36:56
2 服部 翔大 Honda 00:36:56
4 前野 貴行 富士通 00:36:57
5 柳 利幸 日立物流 00:36:59
6 藤川 拓也 中国電力 00:37:20
7 黒木 文太 安川電機 00:37:23
8 須河 宏紀 DeNA 00:37:25
9 其田 健也 JR東日本 00:37:31
9 吉村 直人 愛知製鋼 00:37:31


7区(15.5km)
 3位以下は2分以上あるので、逆転の可能性があるのは2位のトヨタ自動車だけ。しかし、宮脇を擁するとは言え、58秒差は旭化成の佐々木(リオ五輪マラソン代表)にアクシデントがない限り、逆転は難しい差である。
 佐々木は区間2位でしっかり走り、危なげなく優勝のテープを切った。

 区間順位は
1 野口 拓也 コニカミノルタ 00:46:08
2 佐々木 悟 旭化成 00:46:22
3 高瀬 無量 日清食品グループ 00:46:25
4 松井 智靖 中国電力 00:46:30
5 宮脇 千博 トヨタ自動車 00:46:31
6 白柳 智也 トヨタ紡織 00:46:37
7 定方 俊樹 MHPS 00:46:41
8 大津 顕杜 トヨタ自動車九州 00:46:44
9 奥谷 裕一 大塚製薬 00:46:47
10 山村 隼 NTT西日本 00:46:48

 最終成績は
1  7 旭化成 04:49:55  
2  1 トヨタ自動車 04:51:02  
3  3 トヨタ自動車九州 04:52:18  
4  11 MHPS 04:52:23  
5   2 コニカミノルタ 04:52:26  
6  12 富士通 04:52:50  
7   5 DeNA 04:53:27  
8   6 日清食品グループ 04:53:52  
9  14 中国電力 04:53:57  
10  9 日立物流 04:54:26  
 2番目の数字はゼッケン(昨年順位)


 日本人選手のみチーム、しかも、名門の旭化成の18年ぶりの優勝はうれしい。
 4区、5区、6区の区間賞が優勝の主因だが、1区の村山の落ち着きのない失敗気味の走りだったが、13位(11秒差)で留まり、2区の鎧坂も苦しい中、踏みとどまり、20位ながらも上位が見えるタイム差で留まったのが大きかった。
 さらに、3区の大六野もトヨタ自動車の大石に置いて行かれる状況の中、自分の走りを見失かったのも勝因の一つ。
 出遅れ覚悟の展開ではあったが、トヨタ自動車は2区が不振、コニカミノルタは1区の出遅れと、2強に大きな差をつけられなかったのも大きかった。トヨタ自動車は窪田が故障で不出場、コニカミノルタも宇賀地が完調には程遠かった。 
コメント (2)
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