エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

第19回四万十川ウルトラマラソン 奮闘記「4」

2013年11月03日 | 四万十川ウルトラマラソン~レポート

36.6km、昭和大橋第一関門

関門タイムは1時間あるが、過去一番遅い。

この昭和大橋は応援の声援が多い。
声援は元気をもらえる。

橋の向こうの車道の直線にランナーが連なる。


昭和大橋を渡ると長い直線の車道。
若干上り気味だが応援バスの皆さんからの声援が温かい。
過去は晴天でこの直線は暑さとも戦うが、
今年は風も無い曇り空で走りやすい。

トンネルを潜り小野大橋に向かう。
個人的にはこの長い直線は調子のバロメーター。
峠で脚を使いすぎるとこの直線はキツい。

ペースは上がらないが、しっかりと走れる。
前半セーブした甲斐があったのか・・、
明るい兆しが素直に嬉しい。

小野大橋を渡るとエイドがある。
5回目ともなるとエイドの位置も把握できている。
「レース経験」、これを味方に頑張るしかない。

40km地点通過。
「4時間56分」、
救いは脚が動く事。

その先の十和の赤橋は「60kmの部」との合流地点。
残念だが「60kmの部」はもうとっくにスタートしていた。

41kmエイド到着。
2回目のおにぎりエイド。
飛脚応援隊と合流。
応援隊「調子はどう?」
「いや~、峠が今までで一番キツかった・・」

今回、十和での応援隊は友人2名。
この応援隊はこの後2時間かけて窪川まわりで中村に帰る。
山道は車の行き違いが困難な細道。
渋滞でランナーの脚を止めてしまうこともしばしばある。
何より足元もおぼつかないランナーのすぐ横を車が通るのは危険。
その為車での移動応援は禁止事項。

飛脚応援隊はランナーでもあり、(抽選漏れた)
その辺のことは心得ていて遠回りしてゴール地点に帰る。

しかもこの飛脚応援隊の素晴らしいところは、
「ランナー全員に全力応援」。
「チーム飛脚」自慢の応援隊である。

応援ボードは応援隊長娘さんの手作り。
(今回は受験生のために応援不参加)

「じゃあ頑張るけんね~!」
応援で元気をもらい再スタートする。
きっと応援隊はこの後、道の駅十和で美味しいもん食べるはず・・、
ちょっと羨ましい。

42.195km地点、
ちょうどフルマラソン。
ご丁寧にも看板が立てられてあった。

これからもう1本フルマラソン走ってもまだ足りない・・、
いやいやこれは危険な考え。
100km目指して走るのみ。

キロ8分台に落ちる。
とりあえず走れるんでキープ。
キロ9分台にならないように気を付ける。

「ライダーズイン四万十」が見えてきた。
普段はライダーのための宿泊施設だが、
ウルトラの時だけトイレを使わしてくれる。
ここは個室で洋式トイレ。
100kmの道程の中で最も贅沢な空間だろう。

走れるうちは寄り道せずに前に進む。
もうあまり時間に余裕が持てない。

50km地点、
ちょうど半分。
沿道の人に後ろから袖を引っ張られた。
振り向くとSさん。

Sさんは飛脚Tシャツ製作でお世話になった。
今回は手作り応援旗まで用意してくれていた。
「飛脚さん結構この前を通ったけど誰も気付いてくれん!」
「スイマセン!僕も気付きませんでした!(笑)」
100km完走歴もあるSさん、
とんだサプライズ応援がうれしい。

少し走ると四万十ウルトラの有名人、
「オカリナ奏者」登場。
今回も優しい音色でランナーの心を癒してくれます。
毎回楽しみにしているオカリナの演奏。
何の曲か耳を傾けた・・。
おお、これは「光ゲンジの100%勇気」やん。
メロディーに乗せて歌詞が頭の中をよぎる・・
「♪がっかりして メソメソして どうしたんだい~」

「・・・」

53km半家沈下橋。
この沈下橋は往復。
写真撮影ポイントでもある。
沈下橋にランナーが少ない。
完全に出遅れたと感じる。
沈下橋の上は何回走っても気分がいい。
これは全国のランナー達は喜ぶだろう。
美しい四万十川、川のせせらぎ、圧倒的な風景、
リフレッシュすること間違いない。

沈下橋でリフレッシュした後は気を引き締めなくてはならない。
第2の峠、「半家の峠」があるのだ。

この峠は短い割には斜度がキツイ。
「全員歩きなさい!!」
そんな号令が出ているかの如く、
ほとんどのランナーが歩いて登る。
残念ながら歩いても脚への負担が大きい。

同じ歩きなのに数人に追い抜かれる。
堂ヶ森でもそうだったがお腹に力が入らない感じ。
もしかして2日前に下痢したのをまだ引きずっているのか・・

山から引かれた水で顔を洗い頂上に到着する。
この峠は下りの方がはるかに困難。
疲労激しい脚が悲鳴を上げる。
(スラロームするランナーさえいる)

半家の峠を越えるとエイドがある。
そこは関門所でもある。
ボランティアの知り合いに冷やかされる。
「あら~?あら~?いいんですか~?ここで関門1時間前ですよ~」
「ハハハ、やっぱり厳しいかね~?」

エイドで給水。
疲労が激しいけど、ここには水しか置かれていない。

気を入れ直して進む。
ここからはひたすら「カヌー館」を目指す。

同じ風景が続き、脳も疲れてくる。
沿道の声援とエイドでの掛け声が嬉しい。
少しの拍手、手拍子がランナーの脚を動かす。

60km地点通過。
「7時間51分」
過去最遅ペース・・。

遠くからアナウンスが聴こえはじめる。

カヌー館が近い。


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