エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

第22回四万十川ウルトラマラソン ~かなり私的な完走記(2)~

2016年11月02日 | 四万十川ウルトラマラソン~レポート

■2■

AM2:30起床。

・・・寝れた。

睡眠時間は少ないが、珍しくしっかりと寝れた。

朝食をとる。

オニギリ・梅干し・バナナ・餅などにオレンジジュース。

裸になりワセリンを塗る。

全く寒くないのは湿気のある曇天のせいか・・。

脚にテーピング、足マメも保護。

洗顔後、ゆっくりとストレッチをして眠気を覚ます。

着替えを済ませた頃、メールの着信音が鳴りケータイを覗く。

「今、家の前に到着しました。心の準備が整ったら出てきてください」

今回も嫁の同僚カワイ娘ちゃんキクちゃんが送迎してくれる。

心の準備は全く出来ていないが、お迎えの車に乗り込む。

外はまだ真っ暗だ。

「おはよう!お世話になります!」

キク「今年は完走してくださいよ~!」

「ん~~っ、頑張ります!」

キク「今回はこれを付けて沿道にいますんで、見つけてくださいね~」

ピカピカと光るミッキーマウスの耳のカチューシャを取り出す。

キク「2つもあるんですけど・・」

「・・・」(嫌だ・・付けたくない)

キク「どうやら今日は後半雨ですね~」

そう、起床後に何度もチェックした天気予報は午後から雨マークだった。

キクの車はワイパーを揺らすこともなくスタート会場に向かう。

スタートからの雨だけは勘弁してもらいたいものだ・・。

「じゃあ、ありがとう!」

会場付近で車から降りる。

オレンジ色の街灯に照らされた橋の上は荷物を持ったランナー達が列をなす。

列の前方、暗闇の中にポッカリと浮かび上がる蕨岡中学校グラウンドがスタート会場。

一条太鼓がランナー達を出迎える。


鶏小屋の前を通ったが、どうやら今年は鶏を避難させたようだ。

グラウンドはすでにランナー達で埋まっている。


仮設トイレの長い列に並んでトイレを済ます。

グラウンドの端にシートを広げ、腰を下ろして心を落ち着かせる。

「おはようございます!調子はどうですか?」

去年、嘔吐が続きリタイアした知り合い大柄ランナーが現れた。

「いや~、とりあえず不思議と寝れたのがいい感じくらいかな・・」

開会式が始まり、ゲストランナーの千葉真子さんが盛り上げる。


近くにレース中には会いたくない「14時間」のペースランナー達もいた。


開会式も終わらないうちに荷物を預けてスタートゲートに向かう。


今回もかなり前の方に並んだ。


空を見上げたが星が見えない。

雨はいつから降り始めるのだろうか・・、

ビニールポンチョは60km地点で受け取れる荷物の中に入れた。

練習のロング走はほとんどが雨だったんで、多少の雨は気にならない。

いつの間にか前も後ろもランナーだらけになり、スタート前のマイクアナウンスが始まる。

有力ランナー達が紹介され、そのたびに拍手がおきる。

最後にゲストランナー千葉さんのエール。

「さぁ~いよいよですね~!」
「ゆ~っくり、ゆ~っくりと走って下さいね~!」
「ど~~せ、しんどいんですから、しんどくなってから頑張ればいいんです~!」

楽しいエールに緊張がほぐれる。

今回の目標は「完走」。ただそれだけ。

しかしそれがいつも難しい・・。

「しんどくなってから頑張る」はかなり的を得ている。

スタートのカウントダウンが始まり、辺りは急に静かになる。

「パンッ!!」

AM5:30、号砲とともにフラッシュがたかれ、暗闇が光り出す。

「いってらっしゃーい!!」

マイクアナウンスの叫びが響く中、ぞろぞろと走り始める。

スタートゲートは特に明るく、沿道の声援も多くてお祭りモード。

千葉さんがハイタッチでランナー達を見送る。


すぐに辺りは暗闇に戻り、タイマツの炎が目立ち始める。

この炎の材料はヒノキなのだそうだ。

メラメラと燃える炎は闘争心を掻き立てる。

さあ始まった!

■2■


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