漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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ラッキョウ(辣韭)胸苦しさを取り去る働き

2019-06-05 | 薬膳・食育

ラッキョウは漢方の生薬としても使われ、生薬名を薤白(がいはく)といい、

停滞した気を動かす働きがある(行気薬)(性味:辛・苦・温 帰経:肺・胃・大腸)

痰飲痰濁が胸部に停滞した喘息、咳、心痛徹背、息切れ、息苦しいなどを解消する。

湿気が多い今時の、胸部の「つまり感」にうってつけというわけ。

うっとうしい夏に、芳香健胃作用のスパイスたっぷりのカレーと、胸の通陽散結作用のラッキョウは良い組み合わせなのです

ただし気の停滞は、痰飲湿濁だけでなく、
寒暖差、精神抑うつ、情緒変動、飲食不摂生、損傷瘀血などさまざまな原因でおこるので、
ラッキョウでよいのかどうかは、よくご相談の上、選びましょう。 

ラッキョウを漬ける時期が到来。自然の恵みに感謝。
昨晩は、皮むきで格闘してちょっと肩こり(ーー;) 

 
 
 
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