サンシュユの花が咲く時期になりました。
秋になると赤い実がなるのですが、この実が生薬「山茱萸」
収渋薬といって、酸味や渋味で引き締める働きをもっています
山茱萸:補益肝腎、固経止血 斂汗固脱
六味丸という補腎の基本処方の配合生薬です。(地黄、山薬、山茱萸、沢瀉、茯苓、牡丹皮)
「六味丸」に、附子(無毒化したトリカブトの根茎)と桂枝(肉桂の樹皮)を加えて、温める力をアップしたものが「八味地黄丸」で、さらに車前子(オオバコの種)と牛膝(イノコヅチの根)を加えてむくみ対策を高めたものが牛車腎気丸です。
また、六味丸に枸杞の実と菊の花を加えたものが「杞菊地黄丸」で、肝腎を元気にしてくれます。
中年以降の老化の指標は主に、目、耳そして排尿関連ですが、補腎剤で体調を整えておくと老化予防に役立ちますよ。
腎虚:成長、発育、生殖 | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
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