生理が2か月来ず、やっと来たと思ったら出血量が多くて心配、というご相談。
体調を詳しく伺ってみたところ、体調はさほど悪くないので、出血量が多くなったのは生理周期の乱れによって子宮内膜が厚くなり過ぎた結果ではないかと思われます。
生理周期をリセットするためには、不要になった子宮内膜をきれいに掃除することが必須なので、この場合、無理やり止血する必要はないと思われます。ただし出血があまり多すぎると「気」も消耗して、自身で血を止める力が落ちてしまうので要注意。
漢方対策は補気補血しながら穏やかに止血活血しました。このようなデリケートな対応ができるところが漢方の強みです。
季節が移り替わる時期は、体内リズムも乱れやすいのか、生理周期がいつもと違ってしまうこともしばしば。
まあ、体も自然の一部なので、少々の変動は心配ないと思うのですが、気候変動にしょっちゅう振り回されるとしたら、恒常性を保つ力が足りないので、漢方養生で「補気」したほうがよいでしょう。
天気の変動がきらい、すぐ疲れる、だるい、眠くて仕方がない、冷え性、生理出血が少量でダラダラ続きやすいなどは「気虚」の特徴です。
不正出血、月経過多のタイプ分類と漢方薬養生 | 漢方家ファインエンドー薬局 千葉県佐倉市 (coocan.jp)
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