あけぬとて いまはのこころ つくからに などいひしらぬ おもひそふらむ
明けぬとて 今はの心 つくからに などいひしらぬ 思ひそふらむ
藤原国経
夜が明けて今や別れの時だと思うと、どうしてたちまち言いようもない思いが加わるのだろうか。
夜が明けて、愛しい人との逢瀬のひとときが終わってしまう嘆きを詠んだ歌が続いています。作者の藤原国経は平安時代前期の貴族で、最終的に大納言まで出世した人物。古今集への入集はこの一首のみで、他に新古今和歌集にも一首が入集しています。
あけぬとて いまはのこころ つくからに などいひしらぬ おもひそふらむ
明けぬとて 今はの心 つくからに などいひしらぬ 思ひそふらむ
藤原国経
夜が明けて今や別れの時だと思うと、どうしてたちまち言いようもない思いが加わるのだろうか。
夜が明けて、愛しい人との逢瀬のひとときが終わってしまう嘆きを詠んだ歌が続いています。作者の藤原国経は平安時代前期の貴族で、最終的に大納言まで出世した人物。古今集への入集はこの一首のみで、他に新古今和歌集にも一首が入集しています。