本試験まで、早くもあと2週間ですね。皆さんの準備状況はいかがでしょうか。
私はと言いますと、手元の問題の復習を何とか一巡することはできましたので、前回に比べるとはるかにマシかなという感じです。欲を言えば、せめてもう一巡というところですが、2週間でもう一巡するのはかなり難しいですから、今回の一巡で間違えた問題のおさらいだけで本番を迎えることになりそうです。
さて、きょうは「副詞の漢字表記」ということで、少ないですがいくつかご紹介します。すごく難しいと言うより、いざ聞かれると書けなかったりする、という感じかと思います。この分野は読み問題の定番というイメージですが、書けるようになっていれば読み問題対策にもなると思いますので、書き問題の形式にしてみました。
では、どうぞ。
<問題>
1. オモムロ に
2. ソゾ ろに
3. ソゾロ に
4. ミダ りに
5. イタズラ に
6. イナガ らに
7. ヒタブル に
8. サナガ ら
9. イヤシク も
10. アマツサ え
11. トミ に
12. コトサラ に
13. スコブ る
14. ツブサ に
15. アタカ も
<解答>
いつもの通り、かっこ内の数字は、「漢検 漢字辞典」初版/第二版 の掲載ページです。
1. 徐 (728/735)
2. 漫 (1434/1449)
3. 坐 (543/547)
【漫】 は「そぞ・ろに」で、 【坐】 は「そぞろ・に」。正直、送り仮名を書き分けるのが本当に「正しい」のかどうか疑問ですが、「辞典」では初版でも第二版でも書き分けられていますので、一応区別しました。ちなみに、「全訳 漢辞海」では、どちらも「そぞ・ろに」ですね。
4. 漫 (1434/1450)
濫 (1536/1552)
猥 (1612/1627)
妄 (1464/1479)
「辞典」初版ではこの4つ。第二版ではこれに、
叨 (第二版 1135)
乱 (第二版 1550)
浪 (第二版 1616)
が加わっています。
5. 徒 (1116/1126)
6. 坐 (543/547)
7. 頓 (1170/1180)
8. 宛 (94/16)
常用漢字に新規追加された漢字です。
9. 苟 (485/488)
読み問題では、平成15年度以降5回出題の定番。
10. 剰 (767/774)
11. 頓 (1170/1180)
読み問題で 【頓に】 と出題されたら、「ひたぶる・に」か「とみ・に」か、文脈で判断する必要がありますね。
12. 故 (448/452)
読み問題として、18-3、24-2 で出題。
13. 頗 (1207/1219)
19-1 と 19-3 で、同一年に2度も書き問題で出題された珍しい漢字です。
14. 備 (1278/1290)
具 (368/371)
「辞典」第二版では、
悉 (第二版 648)
もあります。
15. 宛 (94/16)
27-1 文章題の 「エン として神女の羅裳を織るに似る・・」 は難問でしたね。文脈から意味内容を考えれば、確かに「さながら」「あたかも」という意味とわかりますから、そこから 【宛】 を想起せよという問題でした。正解者はごく少なかったことでしょうが、個人的にはこれは良問だったと思います。こういうのを正解できるようになりたいものですね。
私はと言いますと、手元の問題の復習を何とか一巡することはできましたので、前回に比べるとはるかにマシかなという感じです。欲を言えば、せめてもう一巡というところですが、2週間でもう一巡するのはかなり難しいですから、今回の一巡で間違えた問題のおさらいだけで本番を迎えることになりそうです。
さて、きょうは「副詞の漢字表記」ということで、少ないですがいくつかご紹介します。すごく難しいと言うより、いざ聞かれると書けなかったりする、という感じかと思います。この分野は読み問題の定番というイメージですが、書けるようになっていれば読み問題対策にもなると思いますので、書き問題の形式にしてみました。
では、どうぞ。
<問題>
1. オモムロ に
2. ソゾ ろに
3. ソゾロ に
4. ミダ りに
5. イタズラ に
6. イナガ らに
7. ヒタブル に
8. サナガ ら
9. イヤシク も
10. アマツサ え
11. トミ に
12. コトサラ に
13. スコブ る
14. ツブサ に
15. アタカ も
<解答>
いつもの通り、かっこ内の数字は、「漢検 漢字辞典」初版/第二版 の掲載ページです。
1. 徐 (728/735)
2. 漫 (1434/1449)
3. 坐 (543/547)
【漫】 は「そぞ・ろに」で、 【坐】 は「そぞろ・に」。正直、送り仮名を書き分けるのが本当に「正しい」のかどうか疑問ですが、「辞典」では初版でも第二版でも書き分けられていますので、一応区別しました。ちなみに、「全訳 漢辞海」では、どちらも「そぞ・ろに」ですね。
4. 漫 (1434/1450)
濫 (1536/1552)
猥 (1612/1627)
妄 (1464/1479)
「辞典」初版ではこの4つ。第二版ではこれに、
叨 (第二版 1135)
乱 (第二版 1550)
浪 (第二版 1616)
が加わっています。
5. 徒 (1116/1126)
6. 坐 (543/547)
7. 頓 (1170/1180)
8. 宛 (94/16)
常用漢字に新規追加された漢字です。
9. 苟 (485/488)
読み問題では、平成15年度以降5回出題の定番。
10. 剰 (767/774)
11. 頓 (1170/1180)
読み問題で 【頓に】 と出題されたら、「ひたぶる・に」か「とみ・に」か、文脈で判断する必要がありますね。
12. 故 (448/452)
読み問題として、18-3、24-2 で出題。
13. 頗 (1207/1219)
19-1 と 19-3 で、同一年に2度も書き問題で出題された珍しい漢字です。
14. 備 (1278/1290)
具 (368/371)
「辞典」第二版では、
悉 (第二版 648)
もあります。
15. 宛 (94/16)
27-1 文章題の 「エン として神女の羅裳を織るに似る・・」 は難問でしたね。文脈から意味内容を考えれば、確かに「さながら」「あたかも」という意味とわかりますから、そこから 【宛】 を想起せよという問題でした。正解者はごく少なかったことでしょうが、個人的にはこれは良問だったと思います。こういうのを正解できるようになりたいものですね。