防府市八王子に蒸気機関車と客車を静態展示している「鉄道記念広場」があります。
かつて山口県防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間に鉄道路線が結ばれていました。
当時の本路線に“防石鉄道”という鉄道事業者が運営していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/87/ea7aa2d23472cf3953cd7ac5ba344576.jpg)
機関車「2」
川越鉄道(現・西武鉄道)2を開業時に元の番号のままで同社から譲り受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/a1/d033c5a72bcc7eb4f81120fad4474eb6.jpg)
製造国:ドイツ、製造:クラウス社、製造年:明治27年
長さ:7.8m、高さ3.6m、幅2.4m、重量23.1トン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/5b/b6e4dd0d81bca33614570f8bb2d639b0.jpg)
旧国鉄の前身である鉄道院に在籍したB形タンク式蒸気機関車である“国鉄10形蒸気機関車”と同型です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/80/cad14a87e173d388ffb8ab467257c2ac.jpg)
防石鉄道は昭和31年に蒸気機関車の使用を停止しますが、本車両は防石鉄道廃止後も残り、防府市内の児童公園に保存されました。
平成7年に防府市へ寄贈され、平成8年から鉄道記念広場で静態展示されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/13/bc1d0ccc7a482db95ea52eecfcf40cdd.jpg)
運転室内
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/16/0dda5e57004fb6d75f379cef236f4da4.jpg)
同車は大きさが手頃で高性能であることから、同型機が川越鉄道や甲武鉄道、両毛鉄道にも導入されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a0/1e298652ed492b881c496a5faf032f80.jpg)
運転室内はイギリス製のような曲線ではなく、ドイツ式の直線だそうです。
整備性の向上に配慮を図っているとの事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/98/2d734851107ac4d2558465d3eb002d38.jpg)
社名は、周防(すおう)と石見(いわみ)を結ぶ目的から命名されました。
津和野を通り益田へ抜け、山陽と山陰を結ぶ鉄道として計画されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a2/2fe293964a85c81bfdd9ce04fc84ea23.jpg)
大正8年7月5日、三田尻(現:防府)-奈美(現:上和字)間が開通。
さらに大正9年9月23日、上和字-堀の間 (7.4キロ)が開通します。
しかし、経営悪化により昭和39年7月1日、全線廃止となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/87/e6add5cb0ccd2a48d99a4403904b0ac8.jpg)
客車「ハ6」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/89/f967a98dfa9e895cd3d5b3fab324e771.jpg)
明治32年、中国鉄道ハ68として平岡工場(東京)で製造されました。
その後国鉄に移り、昭和23年に防石鉄道が購入しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8f/227215ff3501866c6d423b1f0d2d5069.jpg)
客車「ハニフ1」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/7a/bbd4505965e845718b22df2ffd96a933.jpg)
防石鉄道の開業にあわせて大正7年に枝光鉄工所(福岡)で新たに製造されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/27/d81090fc6df7e5376261a6d2b653a9ac.jpg)
防府市へに寄贈された後、JR西日本埴生車両所(現在:下関車両センター)にて更新されました。
その後、防府駅付近連続立体交差事業により作られた鉄道記念広場(平成8年2月15日開場)に設置されて現在に至っています。
貴重な蒸気機関車や客車の出会いに感謝ですね。
一部分ですが、地元の歴史を知ることが出来ました。
(^_^)
かつて山口県防府市と佐波郡徳地町(現山口市)の間に鉄道路線が結ばれていました。
当時の本路線に“防石鉄道”という鉄道事業者が運営していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/87/ea7aa2d23472cf3953cd7ac5ba344576.jpg)
機関車「2」
川越鉄道(現・西武鉄道)2を開業時に元の番号のままで同社から譲り受けました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/a1/d033c5a72bcc7eb4f81120fad4474eb6.jpg)
製造国:ドイツ、製造:クラウス社、製造年:明治27年
長さ:7.8m、高さ3.6m、幅2.4m、重量23.1トン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/5b/b6e4dd0d81bca33614570f8bb2d639b0.jpg)
旧国鉄の前身である鉄道院に在籍したB形タンク式蒸気機関車である“国鉄10形蒸気機関車”と同型です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/80/cad14a87e173d388ffb8ab467257c2ac.jpg)
防石鉄道は昭和31年に蒸気機関車の使用を停止しますが、本車両は防石鉄道廃止後も残り、防府市内の児童公園に保存されました。
平成7年に防府市へ寄贈され、平成8年から鉄道記念広場で静態展示されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/13/bc1d0ccc7a482db95ea52eecfcf40cdd.jpg)
運転室内
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同車は大きさが手頃で高性能であることから、同型機が川越鉄道や甲武鉄道、両毛鉄道にも導入されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a0/1e298652ed492b881c496a5faf032f80.jpg)
運転室内はイギリス製のような曲線ではなく、ドイツ式の直線だそうです。
整備性の向上に配慮を図っているとの事。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/98/2d734851107ac4d2558465d3eb002d38.jpg)
社名は、周防(すおう)と石見(いわみ)を結ぶ目的から命名されました。
津和野を通り益田へ抜け、山陽と山陰を結ぶ鉄道として計画されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a2/2fe293964a85c81bfdd9ce04fc84ea23.jpg)
大正8年7月5日、三田尻(現:防府)-奈美(現:上和字)間が開通。
さらに大正9年9月23日、上和字-堀の間 (7.4キロ)が開通します。
しかし、経営悪化により昭和39年7月1日、全線廃止となります。
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客車「ハ6」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/89/f967a98dfa9e895cd3d5b3fab324e771.jpg)
明治32年、中国鉄道ハ68として平岡工場(東京)で製造されました。
その後国鉄に移り、昭和23年に防石鉄道が購入しました。
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客車「ハニフ1」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/7a/bbd4505965e845718b22df2ffd96a933.jpg)
防石鉄道の開業にあわせて大正7年に枝光鉄工所(福岡)で新たに製造されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/27/d81090fc6df7e5376261a6d2b653a9ac.jpg)
防府市へに寄贈された後、JR西日本埴生車両所(現在:下関車両センター)にて更新されました。
その後、防府駅付近連続立体交差事業により作られた鉄道記念広場(平成8年2月15日開場)に設置されて現在に至っています。
貴重な蒸気機関車や客車の出会いに感謝ですね。
一部分ですが、地元の歴史を知ることが出来ました。
(^_^)