流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

エアーフェスタ YAO 2018 広報展示室

2018-10-22 | 陸上自衛隊
10月21日(日曜日)、陸上自衛隊八尾駐屯地にて「エアーフェスタ YAO 2018」が開催されました。

本イベントは、陸上自衛隊八尾駐屯地創立64周年及び中部方面航空隊創隊56周年の記念行事です。
陸上自衛隊の航空科部隊が主催する航空祭です。


同駐屯地内にて「広報展示室」が一般公開されていました。


同室の建物は、旧陸軍航空隊の戦闘指揮所であったとの事。


飛行第246戦隊は、第11飛行師団(当時:大正飛行場)に所属し、四式戦闘機(愛称:疾風)を装備していました。
主に阪神地区の防空を任務としていました。


広報展示室の出入口


広報展示室内の様子


当地の前身は、昭和8年に設立された阪神飛行学校です。
東西700メートル、南北300メートルの芝生張滑走路が設置され、民間機パイロットの養成訓練が行われました。
その後、昭和15年に陸軍へ移譲され、阪神飛行学校は閉校、大正陸軍飛行場と改称されます。


昭和19年7月、京阪神防空のため編成された陸軍第11飛行師団司令部が当地に置かれました。
さらに、四式戦闘機「疾風(はやて)」を装備する飛行第246戦隊及び第246飛行場大隊を配置します。

旧軍コーナー







・44式騎兵銃(旧軍)
・38式騎兵銃(旧軍)


・62式機関銃
・90mm戦車砲擬製弾

自衛隊コーナー

「イラク復興支援 隊員の服装」


「命のタイヤ」(説明版から抜粋)
平成27年2月17日、偵察ヘリコプター・OH-1がエンジントラブルにより和歌山県白浜町沖合にて不時着水。
同機操縦士は、機体から外れたタイヤにつかまり、自力で海岸まで泳ぎ生還。
まさに命を救ったタイヤです。


連絡機「L-19」に取り付けられていた金属製プロペラ


救命胴衣(航空用)等々


落下傘(航空用)


OH-6エンジン


正式名称:アリソン 250C20B ターボシャフト 


UH-1タービンエンジン


正式名称:ライカミング T-53


多用途ヘリコプター「UH-1B」


同機は、ベル・エアクラフト社(アメリカ)が開発したモデル204/205/212ヘリコプターです。
“UH-1”は、アメリカ軍における制式名称です。


多用途ヘリコプター「H-13」


ベル・ヘリコプター社が製造した回転翼です。
昭和29年、保安庁保安隊(現在:陸上自衛隊)に採用され、多用途ヘリコプター(練習・連絡・観測)として使用されました。


連絡機「L-19A」(11051)


セスナ社製の軽飛行機『セスナ170』の軍用型です。
陸上自衛隊では、アメリカ陸軍から貸与を受けて連絡機として使用されました。


連絡機「T-34A」(60509)
広報展示室の建物屋上にて展示されています。
陸上自衛隊では、連絡・偵察・小規模の人員及び物資の輸送に使用されました。


「T-34A」履歴
昭和30年3月31日、航空自衛隊:51-0349
昭和39年5月15日、陸上自衛隊:60509
昭和51年6月04日、用途廃止

当地における戦前の歴史を知る事が出来ました。
また、陸上自衛隊の航空科部隊についても改めて知る事が出来ました。
ありがとうございました。
゚・:,。★\(^^ )♪ありがと♪( ^^)ノ★,。・:・゚

この後は、現役装備品を見学します。・・・・・・・・当然ながら続きます。(^_^v

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