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生体肝移植手術 PartⅡ

チャンチャカチャンチャン・チャチャンチャチャンチャン

私だけ? 最近自分が 小梅太夫に似てる、と思ったのは・・・私だけ?




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<・・・一年前>

・・・2005.10月4日

生体肝移植手術の日。
執刀は第一外科のベテラン医師達。

朝8時の手術開始予定に合わせ、ICUから手術室へ。
個室からICUに移った頃から意識はほとんど無かったので、当然、手術前後
のことは、覚えてはいない。

ドナーになってくれた姉は、手術前日に入院。
歩いて手術室に向かったそう。

翌朝、2時30分頃手術終了。18時間以上に及ぶ大手術だった。
ドナーの姉も当日午後5時頃終了、9時間に渡る手術だった。

その間、家族は7階デイルームにて待機。
妻や姉、父を始め、親戚等たくさんの方が見守って下さった。

自分のからだが切り開かれ、内臓に対して、究極の外科手術が施されていたこ
とに、今でも信じられない気持ちで一杯で、体の傷を見ない限り、現実のもの
と理解できないでいる。

しかも、何も病を持たない、ドナーの姉が、同じような傷を負い、危険に身を
さらし、痛みを受けなければならない生体肝移植ということに、何かやるせない
思いを抱き、そしてそれは今も感じ続けている。

そしてきっと、ずっと死ぬまでそのわだかまりは持ち続けていくと思う。


手術後、姉は個室へ、そして自分はICUへ。

ICUと、そして個室に戻ってからも、意識がはっきりとせず、本当に恐ろしい
幻覚に見舞われることになるが、姉が順調に回復し、思ったより早く退院できた
ことが,何よりの救いとなった。

術後、肝性脳症 との闘いが始まるのである。
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