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粉雪

レミオロメンの「粉雪」。

妻にとってはあまり聞きたくない曲らしい。

「去年のちょうど今頃、ヒットしていた曲でね、病院からの帰り道、ラジオで
良くかかっていたのさ。」
「もう少し、もう少し、って思ってた時期でね。聞いてたら悲しくなるんだわ。」

今日、車の中で聞きながら、なんともいえない気持ちになった。

助けられたり、勇気付けられたり、そして悲しくなったり、音楽にはいろんな
要素があるんですね。


・・・
今日は定期検診の日でもあった。

相変わらず血液検査の結果は標準値より高目だったが、造影検査は良好なので、
最後に残っていたドレン(胆管チューブ)をはずしてもらうことができた。

7ヶ月振りだ。

又、もとに戻ってしまうかもしれないが、とりあえずその痛みや違和感からは
解放される。

精神的に結構辛かったので、今晩は少し安心して眠れるかな。



ドレンがはずれたので、ドナーになってくれた姉へTEL.
少しだけ安心してくれた。

姉だって一生残る体の傷と共に生きていかなければならない。
自分が元気になっていくいことで、その気持ちを軽くしてあれるのかはわからな
いが、なんとか頑張らねば、と思う。

少しずつ回復していくなかで、この一年の闘病生活で、移植手術で、失ったもの、
犠牲にしたものの大きさが、自分のなかに膨らんでいく。

正直、プレッシャーに感じることもあるが、その何十倍もの感謝の気持ちが、
心を前向きにしてくれる。

生きられる限り、常に全力で、そして楽しくやっていこう、と思う。

せっかくもらった命だからね。
生きていれば楽しいことがたくさんあるからね。
辛さを乗り越えれば、その何倍も楽しいことが待っているからね。
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