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GW

G.Wっていうと今まさにゴールデンウィークの真っ最中。
皆さん楽しんでますか。

でもGWはGWでもグラスウール。
そう住宅などの外壁に入っている断熱材。

ということで、ここは一つ、専門の建築話しを少し。

今我が家のマイカー、なんと12年前の新車。
見た目はまだまだいけそうなんですが、何度も修理を重ね、ついには
オイル洩れが止まらず風前のともし火。
しかもタイヤはスタッドレスタイヤの履き潰しで尚且つパンク気味。

という訳で、昨日行って来ました車屋さん。
まずは改変前の特別仕様車に希望通りの装備で見積もりをしてもらい
案の定、ビックリ価格。
これから徐々に値引き交渉と仕様変更、となるわけですが、これって
どこか別の所でも同じ光景が、と思ったら、住宅を買う時!

思わず妻に「こういう話し(金額)、あまり信用しない方がいいからね」

と建築の世界と同レベルの会話をしてしまいました。


買う時ばかりじゃありません。今流行りのリフォームもそう。
ちょっとした修理なんかもそうですよ。
坪○○万円とか、しめて○○千万円になります、とかそういった金額、
あまり信用しないで下さいね。

建築側の自分が言うことじゃないのかもしれませんが、又、関係各所か
ら非難されそうですけど、「信用しないで下さい!」

ご自分で判断できない場合は、必ず、利害関係の無い、第三者に関わっ
て貰うことが大事です。

本来、新築にしろリフォームにしろ、一つ一つの物にその単価を乗じて
それを積み重ね、その合計金額でその工事価格が決まるのです。

それが最初から頭金額ありきで、後から中身が付いてくる、といった
見積もりが、長年当たり前に行われてきました。
今はそれも少ない、とは思いたいですけど。

ですから住宅広告の 【坪40万の家】 なんていうのは全くと言って
いいほど、意味がありません。
その40万ってどこからきたのさってな話しです。

40万の中身は?となった時、そのメーカー、工務店、業者etcなどで
バラバラです。
広告の片隅に小さく、

カーテン・カーテンレールを除く、外構工事・屋外設備工事等一切含まず

とかいろんなこと、たくさん書いてあるはずです。
中には「そんなの外していいのか」って思うものもありますよ。

【坪40万の家】が最終的に 坪40万 でできた、という話しを
ほとんど聞いたことがありません。

それに何といっても問題なのは、耐震偽装に代表される構造落とし。
予算オーバー対策として、見た目のクロス仕様を安い物に、というの
であればなんら問題はありませんが、鉄筋を抜かれたり、コンクリー
ト強度を落とされたり、柱や梁が不十分だったり、基礎が緩んでいた
り、となるとそれこそシャレになりません。

検査が厳しくなれば、その抜け道を探るのが巧妙になるのはウィルス
と一緒。
抗ウイルス薬が開発されれば、新種のウイルスが発生するのと同じ
なのです。


くれぐれも”自分の目”で見て判断して、又、”自分の目”を養う努力
を怠らないで下さいね。
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