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犬神家の一族


今晩放送、

【 犬 が 三 毛 の 一 族 】

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再手術へ向かって~開き直る

新しい王子の誕生でしょうか。

男子テニスのデルレービーチ国際選手権で18歳の錦織圭選手がツアー初
優勝。

日本男子のツアー優勝があの松岡修造さん以来16年ぶりというから快挙。

錦織選手は、13歳から米国ヘテニス留学していたというのも又驚き。
13歳といったら我が家の次男とほぼ同じですから、その意識レベルの高
さは凄いとしか言いようがありません。



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<・・・一年前>

・・・2006年 7月



この病気になるまで、病気らしい病気に罹った事はなかった。

入院こそ、幼少の頃と中学生の時に体験しているが、外科手術をするわけ
でもなく、どちらも一ヶ月程で退院している。

なんとなく漠然と、自分は病気とは無縁でしかも手術をするなんてあり得
ないと、勝手に思い込んでいた。


劇症肝炎と診断されても、移植の可能性を言われても、それでもなんとか
なるのでは、と思っていたのはどういう心理なのだろう。

自分だけは大丈夫、と思ってしまうのが不思議でしょうがない。



・・・・・・

お盆明けに再手術が決まって、又腹を切らなければならない、という状況
に置かれてしまうと、さすがに現実を見据える。


でもそうなってしまうと何故だか落ち着けた。


移植が終わっても改善せず、又手術をしなければならない可能性を告げら
れた時は、「そんなのあり得ない」と思ったし、「冗談じゃない」と妻と
話したりしていた。

手術を回避する為の努力なら何だってする、と考える毎日を一年間送って
きた。


だからきっと、突然、何の前触れもなく手術を告げられたならば、パニッ
クになってしまうと思う。


通常は、具合が悪くなり、病院にかかり、精密検査、結果手術の必要性が
発生し、入院、手術という一連の流れが怒涛のように押し寄せる。

普通の人(精神的に)ならばこの短い時間の中で、痛みと悲しみと、絶望
と希望と、色んな事に葛藤しながら過ごしていくんだろうな、と思う。




それでもいざ、本当の現実を突き付けられると、人間って開き直れるって
聞いた事があるが、実際、開き直れる。

特に移植からの退院後、入退院を繰り返し、激しい痛みと闘ってきて、自
分の中に現状の諦めと何かにすがろうとする思いが強まっていたから、な
お更だった。
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