goo

結局、医者も患者も一人の人間なんだよね、の巻。

一生常に病気と向き合っていかなければならなくなった以上、病院とお医者さん、そして看護師さん、
これらの人たちとの付き合い方が重要になってくる。そして難しい。




なんといっても、こちら(患者)側からすれば 自分(一人)対お医者さん達(複数) なのに、
向こう(医師)側からすれば、自分は、それこそ溢れるほどいる患者の、たった一人に過ぎない。

もうその時点で、お互いの思い、感じ方は大きく食い違う。

きっと重要性まで違うんだと思う。思える。


だから難しい。








移植前、移植後、自分は、自慢じゃないけど超不良患者。

暴言は吐くわ、物は投げるわ、言う事をきかないしとにかく素行不良。

って言っても、肝性脳症の為なんだけど。

自分でわっかちゃいるがどうにもならないのが肝性脳症。


全部が全部、肝性脳症のためかっていうと・・・



でもって、「普通(と自分では思ってる)」に戻った今は勝手に超優良児と思っている。

あの時の反動も有るけど、冷静になって当時を思うと恥ずかしくってしょうがない。

なので、一歩病院に足を踏み入れたなら、首輪を付けられた飼い猫のように背中を丸めて、目を
キョロキョロさせてニャンと言っているのです。




まぁともかく、お医者さんも看護師さんも一人の人間、いつ何時でも、大人の人対人の付き合いを
しなければならないのは当然であるとして、そこに立ちはだかるのはやっぱり意識の差と立場の差。






入院中の経験としては、やっぱり言ったもん勝ちみたいな事は、ある、確かに。


それに家族を含め周りの意思がハッキリしている事も重要。

これも間違いなく対応が違う。



そして少しでも知識が必要。病気の。


知ると知らぬでは、やっぱり違う。

更に、知り過ぎてもだめ。自分の知識として認識していることは重要だけど、直球を投げてはだめ。



それもこれも、医療を受ける側に、ある程度の余裕があっての話しだけど。



要するにみんな一人の人間だってことだ。








今、H大病院でも、医師・看護師の数と、患者の増加に伴う色んな問題が起きてきている
(と、少なくとも自分は感じる)。

それこそ移植直後なら、肝性脳症のせいにして言いたいことは一杯ある。


でも一生の付き合いだ。


それにみんな精一杯頑張っている。




でも、『言わぬは金』というものの、「命」が関わってくると『言うは銀』が勝ってしまう。


そのさじ加減がねぇ~、難しい。





もしかしたら、病気の事を心配するより難しかったりして。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする