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変身

ここ数週間、暑かった夏の疲れなのか、頭痛が酷くて身体全体の調子もなんだか悪い。

さすがにこの歳になると、できるはずの事ができなくなり、それらはきっと、これからもずっとでき
ずらくなるはずで、結果、色々と先のことも考えなくてはならなくなる。



まだ考えられるうちはいいけど、それさえできなくなると困る。

どうもやはり、「ちょっと前」の記憶力が明らかに鈍っているようで、「ちょっと前」といっても
数年前とかではなくて、いわゆる大人になってから。

ずっと、なんか変、とか思いつつも歳のせいにすれば済んでいたんだけれど、同じ時間を共有してきた
妻との差は歴然で、それで今日も妻との会話が成り立たず、少しだけ焦ることに。



移植前後の記憶の欠落は、それは自分でも納得、消化しているけど、その範囲が広がるとそれは非常に
困るわけで、あとはもう書き記すしかないのか、と思ったりする。





ただ、例えば今だと、ほぼ常に頭が痛いので、ぼうっとして、そもそも日常をはっきりと捉えていない
が為に、忘れる前に認識さえをしていないのかもしれない、とも思う。


だから、できるだけ、TVで見る俳優さんの名前をフルネームで思い出すようにしたり、病室で散々
やっていた、前日夕食のメニューを思い出すようにしたり、儚い努力をしているつもりなのだけれど、
どうも・・・






脳みそ、移植しないとだめかなぁ

「変身」ならいいけど、「変心」は、嫌だなぁ。



変身 (講談社文庫)
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講談社
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