アーバンライフの愉しみ

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炎のコバケン、ブラームス4番を振る

2013年09月16日 | 音楽三昧
昨日、札幌Kitaraで東京都交響楽団札幌特別公演を聴いた。
指揮は、炎のマエストロ小林研一郎氏。



曲目は、ベートーヴェンとブラームスの大曲。

 ・ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
 ・ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 作品98

前半のヴァイオリン協奏曲は、ソリストに三浦文彰(ふみあき)氏を迎えての演奏であったが、席(2F2列中央)がよかったせいか、ヴァイオリンの音像が中央にピシリと決まって、小気味よい演奏を楽しむことができた。

三浦氏は今年20歳。16歳にして2009年のハノーファー国際コンクールで優勝するなど早くから才能を目覚めさせ、現在、最も注目されている新進気鋭のヴァイオリン演奏家の一人。



演奏が終わっても鳴り止まぬ拍手に、再登場した三浦氏のアンコール曲は、バッハのパルティータ第2番。その緊張感あふれる演奏に賞賛の拍手が続いた。

後半のブラームスは、「炎のコバケン」を垣間見るすばらしい指揮と演奏であった。随所に、古き良き時代のドイツ音楽を彷彿とさせる旋律と躍動感を感じさせる納得の演奏であった。

アンコールには、ポピュラーなハンガリー舞曲第5番が演奏された。満員に近い聴衆はその迫力に満ちた演奏を讃え、最後まで惜しみない拍手をおくっていた。

蛇足:同氏は1940年生まれの73歳。小生と同年だが、現役でお仕事をされている同氏は若々しい。100人近いオーケストラメンバーを統率しつつ、聴衆をうならせる音楽を創造していく力強さに圧倒された。三浦氏の写真は、ネットから借用しました。
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