アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

何だろう?~パンケーキかな。

2013年09月21日 | 田舎暮らし
さてさて、この写真。
パンケーキかな?



イエイエ、これ双子のキノコなんです。
北海道ニセコ特産の「ラクヨウ」茸です。



今の季節、雨が降り、朝夕の気温が12~3℃くらいになると、森の中のカラマツの木の下にニョキニョキと姿を現します。

勿論、食べられるキノコで、味も食感もよいのでとても人気があります。
しかも、出るのはカラマツの木の下とわかっているので、コツをつかめば容易に採ることができます。

探すときは、先ず元気なカラマツの木をみつけます。
そして、その木の下が比較的きれいで背丈の低い草やコケで覆われているようなら、間違いなくみつけることができます。

さあ、あなたもニセコの森で、「ラクヨウ」茸をみつけてみませんか。
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戻って来た瑞々しさ~村山由佳著「天翔る」

2013年09月21日 | 読書三昧
あの瑞々しい物語をつむぐ村山由佳さんが戻ってきた。
北海道の牧場を舞台に描かれた命の輝き、祈りと希望が感動をよぶ。



物語~看護師の貴子が出会った少女「まりも」は、ある事件から学校へ行けなくなった。そして、最愛の父親も事故で失う。傷心の少女は、貴子に誘われた牧場で風変わりな牧場主と乗馬耐久競技に出会うのだが・・・

この3~4年村山さんは、「ダブル・ファンタジー」などに代表されるきわどい愛欲ものを書き続けていました。

そして、デビュー作の「天使の卵」や直木賞を受賞した「星々の舟」、大ヒット作となった「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなどでみせた瑞々しい人間愛に満ちた物語はもう書けないのではと思っていました。

しかし、この本を拝見して、どっこい村山由佳は生きていたとの思いをつよくしました。

作者としては、それもこれも同じ小説とおっしゃるかも知れませんが、小生らは、命をつむぐ物語をつづる村山さんが大好きです。

今後も、この「天翔る」で描かれたような真の人間ドラマを書き続けていって欲しいと思います。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)
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