アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

秋の便り~きのこがどっさり

2013年09月08日 | 田舎暮らし
今朝、変な夢で目がさめた。

「そうなんですよ。たった2票差でしたからね」などと言っている。
昨夜遅くまで、オリンピック招致のプレゼンを見ていたせいだ。

ラジオをつけてみると、ちょうど、1回目の投票が終わったところだった。
その後、大分待たされたが、IOC会長の「TOKYO!」とのコールがあって、2020年オリンピックの東京開催が決まった。

結局、寝不足のまま起き出すと、散歩に出ていた家内が帰ってきて、「お目にかかれたわよ」と言いながら、両手一杯のきのこを差し出した。



「ラクヨウ」茸で、周囲の林の中で見つけることができる。
この茸は、カラマツの幼木の下に出るので、比較的みつけ易いのだが、リゾート開発から10数年経過して、幼木が少なくなっていることもあり、たくさんは採れない。

味が良く、ナメコに似たヌメリとツルッとした食感で人気がある。
これから雪が来る11月初めまで楽しめる。



蛇足:アニメに登場しそうな形をした茸ですが、これは食べられません。
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怖い本~篠田節子著「ブラックボックス」

2013年09月08日 | この一冊
とても怖い本を読んだ。
毎日の食卓にまつわる話なのだが、単に小説世界にとどまらない怖さを感じた。「週間朝日」10年1月~11年1月連載。500頁の大作。



つまり、近年、広く普及し始めている「野菜工場」での(野菜などの)栽培が、実は、ちょっとした機械の不具合や、バクテリアの混入などにより強い毒性を持つものが生産・出荷される危険性をはらんでいるという。

通常農法による栽培ならば、野菜それ自体が病原体に抵抗する機能を持っているのだが、無菌の環境で高い生産効率をめざす「工場」では、そうした自浄作用は期待できないから、一旦、何らかのミスで「システム」が暴走すると止めようがない。

また、こうして生産される野菜は、見てくれや清潔感などに優れているが、野菜が持つ甘みとかうまみが不足するため、輸入品の添加物に頼る惣菜メーカーもあるという。

この結果、それらを利用する学校給食の児童やカフェテリアの客などに、常識では考えにくい体調不良や死産などが発生する。

農業の工業化や効率化も、人間の健康を損なうようでは何をか言わんやである。ご一読をお勧めします。

蛇足:過去ログ遺産の相続手続き中。
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