アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

安心して電車に乗りたい~JR北海道

2013年09月24日 | ドラミング
JR北海道における車両火災や脱線事故に加え、職員による安全装置の破壊などの不祥事は目に余るが、加えて、保線管理のずさんさが表面化した。



つまり、100ヶ所近い線路で、その間隔が規定値を越えていたというから驚く。
線路の間隔が広がれば、脱線につながるだろうことは素人にもわかる。

その結果発生したとされる今回の事故は、貨物車両の脱線だったから人命に被害はなかったが、日頃、JRを利用しているわが身としては心配だ。

また、これらの保線管理情報が担当部署は勿論、本社においても、どのように管理され蓄積されていたのか定かでないというのだから恐れ入る。

このように、巨大企業におけるガバナンスの欠如は、東京電力における福島第一原発の事故において経験済みではなかったか。

つまり、2008年時点で10mを越す津波の襲来が予見できていたにも拘らず、何の対策も施されなかったことが大事故に発展した。

JR北海道は、今回の不祥事を単に保線管理の問題に矮小化することなく、巨大企業におけるガバナンスの問題として真剣に検討し、対処して欲しい。

そうでなければ、私たち利用者は安心して電車に乗ることができない。
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福島県民の願い

2013年09月23日 | ドラミング
福島第一原発の事故から2年半も経つというのに、サイトでは汚染水対策に追われ、本命の廃炉作業や、4号機プールからの燃料の運び出しなどがどの程度進んでいるのかさっぱり聞こえて来ない。

一方、放射能にひどく汚染された地域での(政府直轄の)除染作業も遅々として進まない。

こうした現状から、故郷を追われ避難を続ける15万人余の人々の思いはどんなものか。察するにあまりある。

先般、安倍首相がサイトを視察した後、東電に対し「5・6号機の廃炉を要請した」とされるが、福島県民からすれば自明のことであって、何か首相が目新しいことをしたということではあるまい。

こうした思いを語った片岡さんとおっしゃる方の談話を拝見した(しんぶん赤旗9月6日号)ので、再録してご紹介します。ご一読下さい。


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ニセコの秋の深まり

2013年09月23日 | 田舎暮らし
今日は秋分の日。
ニセコの秋の深まりを感じさせます。

拙宅の西側の林では、背丈の高い野菊が咲いています。
その楚々とした風情は、この花の独特のものです。



野菊は、山野草のアンカー。この花が咲くと誰もが冬の厳しさに思いをはせ準備を急ぎます。拙宅でも、雪害に備え、屋根の葺き替えやログ壁の再塗装などの工事が進んでいます。

夕方、山麓の方へ散歩に出ると山ぶどうの実が風にゆれ、羽の生えたイタドリの種が鈴なりになっているのに出会いました。





ゴルフ場では、男女のペアーが18番ホールのティーショットをしているところでした。



こうしてニセコの秋は深まって行きます。
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幸せのひととき

2013年09月22日 | 音楽三昧
昨日、過日購入した中古LPによる「ブラームスコレクション」の内、ピアノコンチェルトを録音しました。



ブレンデルがアムステルダムコンセルトヘボウと共演した2枚組のアルバムで、演奏も録音も秀悦且つ、盤面ノイズも少ないので、とても良い音源ができました。

これ(デジタルファイル)は、昨夜の内にNAS(音楽サーバー)に収容しておいたので、朝食後、早速聴きはじめました。

第1番は、ブラームス25歳の頃の作品で、当時はあまり評価が高くなかったそうです。従って、2番のそれに取り掛かるまで、20年もの時を必要としました。

その頃(47歳)になると、交響曲第1番の成功もあって、彼は押しも押されぬ大作曲家になっていましたから、作曲態度もどこか悠然としています。曲想も大きく、隅々にまで気配りのきいた名曲となりました。

上記の二つのコンチェルトは、都合、7つの楽章から成っていますが、これらをひとつのアルバムに編集し直したので、(1、2番続けて)切れ目なく演奏することもできます。これもネットワークオーデイオの優れた点と言えましょう。

良い音楽とともに過ごすひと時は、小生にとって無上のよろこびです。
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薪運び

2013年09月22日 | 田舎暮らし
田舎暮らしは、案外忙しい。

朝夕涼しくなって、菜園の後始末などしているかと思えば、しばらく晴天が続いたので、屋外で乾燥させていた薪を(ガレージに)取り込んで積み上げなければならない。

一昨日、半日かけてこの作業をした。
この薪があれば、一冬安心して暮らすことができる。



これとは別に、この冬に使う薪はすでに母屋の納戸に格納ずみで、この薪は来冬以降に使用する分だ。

他にも屋外に積んである分があり、これは(屋内に)格納する場所がないから、やむなく、母屋のベランダにでも積み上げることになりそうだ。いずれにせよ、また、エッサエッサとベランダまで運ばなければならない。難儀なことだ。



この春、少々、背伸びして二冬分の薪を作ったので、ストックがあった分を合わせ、結局、二冬分が繰越となる。

これらは、来春、より乾燥し易いように(井桁状に)積み直し、さらにひと夏屋外で乾燥させれば良い薪になる。
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何だろう?~パンケーキかな。

2013年09月21日 | 田舎暮らし
さてさて、この写真。
パンケーキかな?



イエイエ、これ双子のキノコなんです。
北海道ニセコ特産の「ラクヨウ」茸です。



今の季節、雨が降り、朝夕の気温が12~3℃くらいになると、森の中のカラマツの木の下にニョキニョキと姿を現します。

勿論、食べられるキノコで、味も食感もよいのでとても人気があります。
しかも、出るのはカラマツの木の下とわかっているので、コツをつかめば容易に採ることができます。

探すときは、先ず元気なカラマツの木をみつけます。
そして、その木の下が比較的きれいで背丈の低い草やコケで覆われているようなら、間違いなくみつけることができます。

さあ、あなたもニセコの森で、「ラクヨウ」茸をみつけてみませんか。
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戻って来た瑞々しさ~村山由佳著「天翔る」

2013年09月21日 | 読書三昧
あの瑞々しい物語をつむぐ村山由佳さんが戻ってきた。
北海道の牧場を舞台に描かれた命の輝き、祈りと希望が感動をよぶ。



物語~看護師の貴子が出会った少女「まりも」は、ある事件から学校へ行けなくなった。そして、最愛の父親も事故で失う。傷心の少女は、貴子に誘われた牧場で風変わりな牧場主と乗馬耐久競技に出会うのだが・・・

この3~4年村山さんは、「ダブル・ファンタジー」などに代表されるきわどい愛欲ものを書き続けていました。

そして、デビュー作の「天使の卵」や直木賞を受賞した「星々の舟」、大ヒット作となった「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなどでみせた瑞々しい人間愛に満ちた物語はもう書けないのではと思っていました。

しかし、この本を拝見して、どっこい村山由佳は生きていたとの思いをつよくしました。

作者としては、それもこれも同じ小説とおっしゃるかも知れませんが、小生らは、命をつむぐ物語をつづる村山さんが大好きです。

今後も、この「天翔る」で描かれたような真の人間ドラマを書き続けていって欲しいと思います。ご一読をお勧めします。(お勧め度:★★★)
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お勧めしたい本ランキング

2013年09月20日 | 読書三昧
今年、9月中旬まで読んだ本は42冊(下記)。
町の図書室で借りて来ますが、先ず新刊書のコーナーを見て、めぼしい本があればそれをピックアップ。他に、作家毎に整理・ストックされている本を見て周ります。

一応、2週間に5冊まで借りられるのですが、実力を考え3冊にとどめます。
家内も3冊借りますから、拙宅としては6冊/2週間ということになります。



こうして年中、本とともに暮らす毎日ですが、読んでみて面白いと思った本は意外と少なく、まして、あなたにお勧めできるのは、ごく限られます。

また、お勧めするにしても、是非とお勧めするか、まあ、お暇があればどうぞとするか、程度はいろいろなので、この際、推薦の度合いを★いくつかであらわしてみようと思います。

 ・先ず、「是非、お読み下さい」と強く推薦したい本 → ★★★
 ・次に、「お読みになってみては」とお勧めできる本 → ★★
 ・最後に、「お暇があればどうぞ」とお勧めする本  → ★

何か、ミュシェランのようになってしまいましたが、仮に★三つの本なら、心地よい後読感に浸れることうけあいます。


 ・山口恵以子著「月下上海」★★
 ・湊かなえ著「高校入試」
 ・葉室麟著「月神」
 ・黒木 亮著「法服の王国(上下)」★★
 ・湊かなえ著「母性」
 ・池澤夏樹著「終わりと始まり」★
 ・桜木紫乃著「凍原」★★
 ・熊谷達也著「調律師」★
 ・安部龍太郎著「薩摩燃ゆ」★★
 ・浅田次郎著「一路」★
 ・森村誠一著「人生の究極」
 ・篠田節子著「ブラックボックス」★★★
 ・山本兼一著「信長死すべし」★
 ・葉室麟著「陽炎の門」★
 ・火坂雅志著「常在戦場」
 ・山本兼一著「利休の風景」
 ・安部龍太郎著「等伯(上下)」★★★
 ・倉本聰著「失われた森厳」
 ・葉室麟著「春風伝」★★
 ・小池真理子著「沈黙のひと」★★★
 ・岸 恵子著「わりなき恋」
 ・阿郷舜著「桶狭間天空の砦」
 ・門田隆将著「死の淵を見た男」★★★
 ・諸田玲子著「心がわり~狸穴あいあい坂」
 ・葉室麟著「おもかげ橋」★
 ・山本一力著「ジョン・マン(望郷編)」
 ・武田邦彦著「新聞・テレビは「データ」でウソをつく」
 ・朝日新聞特別報道部著「プロメテウスの罠4」★
 ・山本一力著「五二屋傳蔵」
 ・葉室麟著「この君なくば」
 ・吉田修一著「路(ルウ)」★★
 ・山本一力著「ジョン・マン(大洋編)」
 ・山本兼一著「まりしてん 千代姫」
 ・葉室麟著「星火瞬く」
 ・山本兼一著「おれは清麿」★
 ・緑慎也編「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」
 ・誉田哲也著「ヒトリシズカ」
 ・新田次郎著「雪のチングルマ」★
 ・高野史緒著「カラマーゾフの妹」★★
 ・三浦しをん著「舟を編む」★★
 ・小田実著「河2・3」★★

あなたと「三つ★本」とのよい出会いがありますように!
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寂しくなった菜園

2013年09月20日 | 田舎暮らし
台風を境に、ここ北国のニセコはすっかり秋模様です。
今朝の気温は、12℃ほど。セーターを着込んで外へ出ました。

朝夕の涼しさが増す中、夏野菜は元気をなくし菜園はすっかり寂しくなってしまいました。

これは、今朝の収穫。
半熟トマトと小さなピーマン、モロッコインゲンなどです。



ただ、秋野菜の大根やニンジンは元気で、彼らにはむしろ、朝夕の涼しさが元気の素のようです。





そんな中、トウガラシは一人淡々と秋の実りを楽しんでいます。



赤く色づいたものと、まだ青い実が半々くらいで、収穫のタイミングがむずかしいです。
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この世は興味つきない。

2013年09月19日 | ギャラリー
世の中、長生きしていると面白いものに度々、ぶつかり興味つきない。

最近、その感を強くさせられたものに「3Dプリンター」がある。
初め聞いたときは、語感からするイメージはあったが、実際、何のために、何をどのように印刷(?)するのか想像もできなかった。

しかし、最近になって、入力した立体画像に従ってプラモデルのような立体像を、クニャクニャと作るものらしいことがわかって来た。(この女性の指輪もその作品という)



ただ、この辺はド田舎で実物にお目にかかったことはないのだが、新着の「日経パソコン」によると、何でも大手家電量販店が、概ね、15万円ほどでこれを売り出したものだから、いわゆるマニアの間でブームになりそうだ。

同誌に紹介されているのは下図の3点で、まぁ15万円くらいなら少し背伸びをして購入し、あれこれ作らせてみたいと思う人もいるに違いない。



一方、この立体画像を自分で描くのは、そう簡単ではないらしい。
つまり、CADの知識や操作ができないと、ちょっと複雑なものを描くのはとても無理だ。

そこで脚光を浴びているのが、「3Dデータ共有サービス」。
つまり、数々の立体画像が投稿、共有されていて、必要ならそのデータをダウンして使用すればよい。

こうすることで、CADに精通していない一般人でもかなり複雑な立体画像を入手し、それを「3Dプリンター」に出力して楽しむことができる。なかなか面白いと思った。(スマホケースもできます)



図は同誌から、写真はネットから借用しました。
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