秋雨や 七草八草も 土に浸み
中村 梅士 Baishi
今朝は17℃にまで気温が下がっている。
今朝も咲いているあさがおを気遣ってしまう。
日曜日の今日は、一日、本降りの雨らしい。
おとなしく、読書と仕事の仕込みに精を出すとしよう。
雨に打たれながら走りたいという衝動もあるが、気が
向いたらそうしよう。
さて、山中には白いトラノオのような花が群生してい
るところがある。
中には巨大な花の尾もある。
ヤマトラノオと勝手に命名していたが、トラノオでは
ないようである。
花図鑑と照合すると、ヤマシナショウマというキンポ
ウゲ科の花のようである。
生命は、環境に対応して遺伝子適応をするのではないか。
種はその形態を無限に変容する。
しかし、それは進化なのではなく、変容である。
猿が人間に進化するわけではない。
山に分け入ると、穴に落ちたアリスのような不思議に
出会う。
映画監督、大林信彦さんの最新作『花筐』の監督活動
と闘病を描いた『余命3か月』というドキュメントを飛
ばし見た。
独特の印象的映画の中でも、原田知世主演『時をかけ
る少女』と『同級生』は忘れられない秀作である。
長崎にも似た尾道の狭い坂道の風情も印象的だった。
因みに原田知世さんは女優&歌手として活動を続けて
おられるようで、50歳にもなるらしい。
因みに、大林監督は肺がんレベル4という診断で転移
がみられるという。
もっとも、余命は癌告知から1年を超えている。
治療を続けながら壇一雄の遺作、『花筐』の映画製作
を唐津を舞台に続け、今年9月にクランクアウトしたそ
うである。
唐津くんちの金魚たちも出演している。
戦争に青春を散らせていった時代を描いているらしい
が、大東亜戦争は単に青春を消費したのではあるまい。
被害者意識こそは、今、日本を最終的な滅亡に追い込
んでいるのではないのか。
悲しさや苦しさ、理不尽さに圧迫された時代だったの
ではあろうが、純粋な精神を持って殉じていったのだと
思いたい。
戦争は、青春を弾圧したのではない。
青春の純粋を永遠なるものとしたのである。
アジアの時代を開く使命に殉じたのである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party