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+ ヤマシナショウマとトラノオ・・・ 大林信彦監督最新作『花筐・HANAKATAMI』と戦争観

2017年10月15日 09時22分23秒 | ◆ 日本国独立運動


 秋雨や  七草八草も  土に浸み

   中村 梅士 Baishi

  

 

 

 今朝は17℃にまで気温が下がっている。

 今朝も咲いているあさがおを気遣ってしまう。


 日曜日の今日は、一日、本降りの雨らしい。

 おとなしく、読書と仕事の仕込みに精を出すとしよう。

 雨に打たれながら走りたいという衝動もあるが、気が

向いたらそうしよう。


 さて、山中には白いトラノオのような花が群生してい

るところがある。

 中には巨大な花の尾もある。

 ヤマトラノオと勝手に命名していたが、トラノオでは

ないようである。


 花図鑑と照合すると、ヤマシナショウマというキンポ

ウゲ科の花のようである。

 生命は、環境に対応して遺伝子適応をするのではないか。

 種はその形態を無限に変容する。

 しかし、それは進化なのではなく、変容である。

 猿が人間に進化するわけではない。


 山に分け入ると、穴に落ちたアリスのような不思議に

出会う。




 


 映画監督、大林信彦さんの最新作『花筐』の監督活動

と闘病を描いた『余命3か月』というドキュメントを飛

ばし見た。


 独特の印象的映画の中でも、原田知世主演『時をかけ

る少女』と『同級生』は忘れられない秀作である。

 長崎にも似た尾道の狭い坂道の風情も印象的だった。

 因みに原田知世さんは女優&歌手として活動を続けて

おられるようで、50歳にもなるらしい。


 因みに、大林監督は肺がんレベル4という診断で転移

がみられるという。

 もっとも、余命は癌告知から1年を超えている。

 治療を続けながら壇一雄の遺作、『花筐』の映画製作

を唐津を舞台に続け、今年9月にクランクアウトしたそ

うである。

 唐津くんちの金魚たちも出演している。


 戦争に青春を散らせていった時代を描いているらしい

が、大東亜戦争は単に青春を消費したのではあるまい。

 被害者意識こそは、今、日本を最終的な滅亡に追い込

んでいるのではないのか。

 悲しさや苦しさ、理不尽さに圧迫された時代だったの

ではあろうが、純粋な精神を持って殉じていったのだと

思いたい。


 戦争は、青春を弾圧したのではない。

 青春の純粋を永遠なるものとしたのである。

 アジアの時代を開く使命に殉じたのである。

 


日本国独立宣言・神聖九州やまとの国

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