台風の 最期の風の ざわざわと
中村 梅士 Baishi
博多は、昨夜から台風らしい大風が吹き始めた。
その大風に誘われて、夜の川沿いを走り始めた。
川は増水し、竜の片鱗を感じさせていた。
突風に煽られると、よろめくほどだった。
天狗の団扇を持っていたら舞い上がれたかもしれない。
嵐の中を走る快感に心地よく全身の血が駆け巡った。
20分ほどのジョギングだったが、健康かつ幸福であっ
た。
大型台風だけあって、関東を通過している今朝も、台
風一過とはならず、博多はまだ強風域にある。
ざわざわと木立がざわめいている。
ざわざわとして不機嫌な台風総選挙であった。
政権を目指すとして旗揚げした小池新党であったが、
ミンシン党の換骨奪胎野合政党であり、党首は都知事の
ままという筋の通らないところが大いに批判されていた。
環境左翼の論理で築地市場移転が延期されたばかりで
はなく、無駄な公費がどぶ捨てになったことも反感を買
っていた。
結果は惨敗、政権どころか、議席を8議席減らして49
議席にとどまる惨敗、大番頭の若狭氏は落選した。
他方、極左過激派の枝野ミンシュ党が反日左翼層の支
持を集めて躍進、54議席を獲得して野党第一党に躍り
出る異変が起こった。
期待された幸福実現党は「永遠のゼロ」を続けた。
あまりにも美しすぎる。
しかし、大衆選挙では、幸福は実現しなかった。
危機に咲く幸福実現党を見るのは、そう先のことでは
あるまい。
幸福実現党の敗因は、ミサイルが発射されなかったこ
とであろう。
朝鮮戦争が延期されたためである。
台風の危機感だけでは、日本の危機は感得されなかっ
たということである。
さて、次の一手は、トランプ大統領の切り札である。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party