雀らも 満腹になり 冬ご飯
中村 梅士 Baishi
大きな蜜柑を半分に切ってお供えし、茶碗一杯のご飯
を雀の膳に山盛りして一日を始めた。
雀やメジロや鴬の一日の満腹を思うと心が癒される。
植物には水を遣った。
ネギの植栽には失敗したが、水仙とフリージアが球根
から芽を伸ばし始めている。
今日も短い一日が暮れて、キースジャレットに行き着いた。
ほっとする一日のゴール地点である。
朝、映画を一本見て、午後は仕事を進めた。
読書はしなかった。
そこが努力不足のところではある。
映画は、『奇跡の2000マイル』という実話を映画化し
たものである。
冒険家でもない女性が、心に響かない人間関係を離れ
て、一人でオーストラリア大陸の砂漠を横断するという
冒険旅行である。
金もないのに、出版社の協賛をとりつけて、苦労の末
に3頭のラクダと生まれた子ラクダ、そして愛犬一匹を
連れて砂漠の横断にチャレンジするのである。
しかし、いけどもいけども殺風景な砂漠であり、そん
な映像が2時間も続くのかと思うとどうしようかと思うと
ころもあった。
しかし、オーストラリアは世界一野生のラクダが多い
ところだとは知らなかった。
入植者が連れて来たラクダが野生化して繁殖したもの
であるらしい。
砂漠に住む先住民、アボリジニの素朴な信仰生活と知
恵も謎の多い部分だった。
彼女にとって、一番辛い出来事は、危機を助けてくれ
たこともある愛犬との死別だっただろう。
途中、空腹に耐えかねて餌を探していたのだろうが、
不運にも置き去りにされたストリキニーネを食べて断末
魔に陥るのだ。
それを見かねて、銃で安楽死させるのである。
なんとも辛いことである。
結局、旅は目的地のインド洋に至って終わる。
その旅行記事が大反響を呼び、旅行記は大ベストセラ
ーになったというテレップで終わる。
それにしても、苦楽を共にした駱駝はどうなったのだ
ろう。
オーストラリア大陸とは、謎の多い地帯である。
新・日本国憲法試案第3条
『行政は、国民投票による大統領制により執行される。
大統領の選出方及び任期は、法理によってこれを定める』
国民の直接選挙による大統領制を定めるものである。
議院内閣制の首相は、理屈では大統領以上の権限を持
ちうるが、一年前後、早い時は1か月と持たないで失脚
するような地盤の弱い首相では国際的信用を得ることな
ど到底できない相談である。
首相公選制という説も昔からあるが、議院内閣制との
整合性も難しいし、端的に大統領制にして、その下に首
相を置いた方が政治効率がよい。
安倍首相も長期政権を目指しているらしいが、国民か
ら直接選ばれた総理ではない。
そこに、姑息さが生まれるのだろう。
真剣に、とても優れた憲法草案として、『新・日本国
憲法試案』を検討すべきである。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party