夏雲に 向かいて走り 追い付かず
中村 梅士 Baishi
「明日に向かって撃て」という映画があったが、玉砕覚
悟で炎天下を走り始めた。
気温は33℃と大したことはない。
しかし、熱せられた車道の輻射熱は40℃かと思うほど
厳しかった。
歩くのも辛くなるほど熱射にオーバーヒートした。
「影を慕いて」というように、できるだけ日影に沿って
歩いた。
幸い、住宅街を抜けると小高い森林の丘がある。
3時間で3里を歩いた。
運動不足感が疲労感に置き換わった。
今日から9月である。
今日も真夏日だが、東北では一気に25℃以下に冷える
という。
さすがに暑さは凌ぎがたい。
異常気象でも何でも、博多も冷えてほしいと思う。
すると、一気に物悲しい秋になるのである。
ブラインドサッカーとパラ水泳の競技を観た。
たしかに高度の競技力を感じるのだが、かつて感じた感
動はなかった。
眼が見えないとこうなるだろうなあ、という域を出なか
った。
サッカーのナンチャイナ戦は2-0で負けた。
プレイに思い切りがなかった。
五感に頼りすぎていて、超能力が感じられなかった。
そういう指導を受けているのだろう。
ゴールポストの方向が分かるセンサーや選手を識別でき
るセンサーを付けさせてもよいのではないか。
パラスポーツは道具の工夫と超能力を磨くスポーツなの
だと思う。
道具やルールの工夫に大きな課題が残るのがパラ水泳で
ある。
片腕がない、片足がない選手でも、義足義手を工夫して
泳げるようにするべきである。
勿論、義手を使いこなす技術が磨かれなければならない
が、これも競技力のうちである。
義足で泳ぐ平泳ぎは難しかろうが、蹴る動作ができれば
よいのし、ドルフィンキックでもよいというルールならも
っと効果的になる。
もともと、パラスポーツはアダプテッド・スポーツであ
って、新しいスポーツとしての魅力を出していってよい分
野である。
パラリンピックにはもっとクリエイティブな関心を寄せ
るべきではないか。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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