彼岸花 はや咲染めし 稲穂かな
中村 梅士 Baishi
昨日は辛抱たまらず、田んぼ遍路に出かけた。
新品のまま捨てようかと思ったほどの軽薄なトレッキン
グシューズの紐を編んで、キャノンの５D-MⅡとソニーの
RX100Ⅲを携えて、久しぶりの電車に飛び乗った。
時期的にみて、彼岸花にはまだ早い。
例年、咲き始めるのは放生会過ぎからだった。
しかし、白のリコリスが咲いているのを見て、もしかし
たらと思ったのだった。
懐かしい田んぼの風景だった。
稲穂はまだ緑色だが、もう穂を垂れている。
その畦道の端に立った瞬間、一輪の彼岸花が目に入った。
今年の初彼岸花である。
おそらく９月頭頃から咲き始めたのではないか。
まだ先の事かと思っていただけに、まさに、ありがたき
幸せであった。
花の新しい芽が沢山伸びている。
しかし、稲穂を見ると、白っぽい籾が見える。
雨が多かったから出来はあまりよくないのかもしれない。
ああ、それにしても、ここ十数年来、こんなに早く咲い
たことはなかった。
とうとう、彼岸花の季節になった。
途中で本降りの雨になった。
雨の彼岸花も悪くない。
トンボとにらめっこしながら撮影を試みたがついにダメ
だった。
ハグロトンボが水路の流れを優雅に四枚の羽根でひらひ
らと飛んでいる。
ところが、これもうまく撮影することができなかった。
足元が悪かったからなのか。
ボロ靴のゴム底がとうとう剥がれ落ちた。
家に着くころに、もう一方の靴底も剥がれた。
ナンチャイナ！
買ってからまだ３回目だというのに・・・。
また、満開の彼岸花を見に行こう。
農作業をしていた地元の農家の人に話しかけた。
彼岸花の事は特に意識していないようだった。
作柄は今一つのようだった。
早生種の稲刈りはもう終わったという。
農家は大地主であり、屋敷持ちである。
それでも、農業だけでは食べてゆけないという。
「みんなサラリーマンやりながらの農業ですよ」と。
稲を育てるといっても、大した技術なのだ。
秋祭りもありませんが、豊作でありますように！
日経平均が絶好調で30181円という高値だった。
日本経済がそれほど好調だという実感は全くない。
むしろ実体経済や先行きの見通しは絶望的だろう。
楽観的な欲望の数値が先行しているように感じられる。
山高ければ谷深しという。
深い谷に潜んでいる魔物、それが共産主義ないし国家社
会主義の闇であろう。
大きな政府に肥大し続ける日本は間違いなく、魔界に入
り込んでいるのである。
公務員による支配を拡張するために、デジタル庁を作っ
た菅総理もまた魔物であろう。
スマホで国民を支配したかったのだろう。
もっとも、スマホって何？
今もって大金を吸い込んでいるデジタル装置の本質が理
解しかねている。
まあ、携帯電話も非日常なのだから、分かるわけがない
か・・・。
今日は映像も音声も送信できない状態でリモート会議に
参加したが、チャットができるのだから、特に不便はなか
った。
そこそこ不便な方が塩梅が良いと実感した。
便利なものは釣り餌のようなものかもしれない。
用心、用心。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
New Asia Happiness Party
