大通公園に面した、大通西4丁目にあるビル。
NTT東日本の大通4丁目ビル。
実は私の父親がNTTのOBでして、一時期このビルに勤務していたことがあります。
現在は、NTT東日本の札幌市内のビルは、ここの他にも、大通西14丁目にもあります。
ここから少し離れた、大通公園北側の道路。
西3丁目から西2丁目まで来ました。
現在は、御覧のとおり、写真から向こう、テレビ塔方面まで繋がっていますが、かつて、この道はここで行き止まりになっていました。
先程の交差点から少し進んだ場所。
この場所は、かつては道路ではなかったということですが、では何があったかというと、冒頭でNTTのビルを紹介したことから察しがついた方もいらっしゃるかもしれませんが、現在のNTTの起源ともいってよい、電話交換局の局舎がありました。
上の地図の、赤で塗り潰した箇所が、「札幌電話交換局」があった場所。
日本の電話交換業務は、明治23年(1890年)に東京-横浜間で行われたのが始まりで、北海道では、同31年(1898年)に、高価な交換機を火災から守るべく、石材を用いて、「札幌電話交換局」の局舎が建てられ、同33年(1900年)3月に運用が開始されました。
その後、明治36年(1903年)の官制改正により、「電話交換局」は「郵便電信局」に併合され、規模の拡大にともなって、同43年(1910年)に増築され、その後は「札幌中央郵便局」として使用されました。
こちらは借りてきた画像ですが、その局舎の建物は、昭和37年(1962年)に解体された後、愛知県犬山市の「明治村」に移築保存され、同43年(1968年)には、国の重要文化財に指定されています。
「明治村」も、ぜひ一度行ってみたいスポットです。
かつて、「大通公園」は、大きな中央分離帯として位置づけられていたそうですが、現在、普通に車が走っている道路に、電話交換局の局舎があったというのは驚きでした。
因みに、大通公園西2丁目には、このような碑が設置されています。
昭和48年(1973年)に、北海道の電話の数が100万に到達したことを記念して設置されたそうです。
大変うれしく思います。
明治村には他にも札幌ゆかりのものがあります。
お時間ができましたら、是非おいでください。
私は明治村の住民票(年パス)を持っているので、駐車場の入り口でカードを見せると「これはこれは住民様ですね。お帰りなさいませ」なーんて、係りのおじさんから言われることもあるのですよ😄おじさん、おちゃめ笑
こんにちは。
こちらこそ、きっかけを与えていただきありがとうございました。
明治村のHPをざっと見てみましたが、歴史好きにはたまらない魅力的な施設ですね。
ぜひ行ってみたいですね。
年パスをお持ちとのことで、またぜひブログで紹介してください。そちらも楽しみにしています。