北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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武田竹塘先生紀功碑

2024-11-25 20:03:27 | 道外旅行記

 

 

これまで何度も紹介している、特別史跡五稜郭跡に設置されている、五稜郭の設計者「武田斐三郎」の顕彰碑。

「東洋のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるほど幅広い分野に精通していたことから、それにあやかって、この碑の顔(頭)をなでると頭が良くなると言われています。

 

 

つい先日知ったのだけど、武田斐三郎の顕彰碑があるのは、実は函館だけではありませんでした。

 

 

「武田竹塘先生紀功碑」と記されています。

「竹塘」とは、所謂「号」(歌や俳句を詠む際の名前)のことです。

 

箱館にあった学問所「諸術調所」の教授役を務めるも、江戸の「開成所」教授に任ぜられて箱館を離れた斐三郎は、明治維新後、新政府に出仕して、日本軍の近代兵制、装備、運用を含めた科学技術方面の指導者となり、フランス軍事顧問団との厳しい折衝を経て、1875年(明治8年)に陸軍士官学校を開校させました。

この学校は、時のアメリカ大統領ユリシーズ・グラントに、「東洋にウエストポイントに劣らぬ学校あり」(「ウエストポイント」とは、アメリカの陸軍士官学校がある町の名前)と称賛されたほどでしたが、過酷な仕事で健康を害してしまった斐三郎は、1880年(同13年)に病死。その2年後に、門下生たちの手で、この紀功碑が建立されています。

で、肝心の場所はどこかというと・・・、

 

 

東京都港区の「芝東照宮」の参道です。

 

 

 

 

 

 

斐三郎の数多の功績が漢文によって表現されていますが、「五稜郭」の文字もしっかりと確認できるのが、函館で斐三郎の功績に触れる機会が多い者としては大変ありがたく思います。

この撰文は、軍医監だった「石川桜所」という人物によるもので、「武田竹塘先生紀功碑」の題額は、明治初期~中期の皇族であった「有栖川宮熾仁親王」によるもの。また、書は「日下部東作(鳴鶴)」という書家のものです。

斐三郎の功績は、ガイドをしている中では必ずといってよいほど触れるテーマですが、次回からは、東京にあるこの紀功碑についても、話題として取り入れてみようと思います。

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次は何処へ?

2024-11-24 16:15:40 | ロケ地巡り

 

今回のロケ地巡りの最後は、昨日紹介した「谷原五丁目歩道橋」を西へ進んだ先にある場所ですが、結構距離があるので、一旦石神井公園駅まで戻り、大泉学園駅まで一駅乗ったうえで、徒歩で向かいました。

(先日紹介した「OIZUMI ANIME GATE」を見ることができたのはそのため)

ここは、「電子戦隊デンジマン」第29話「超能力刑事の急襲」で、デンジレッド=赤城一平の友人にしてフランス警察の特捜刑事である「ポール伊崎」が、車を運転しながら走っていた場所。

ポール伊崎は、念写力で事件を解決に導く超能力を持っており、この回の冒頭で、彼の念写力によりベーダー一族の次なる作戦のアジトが判明して、デンジマンがベーダーの作戦を阻止したことから、その超能力を脅威に感じたベーダーは、伊崎を拉致する計画を企て、女スパイミラー・ケラーを向かわせた。

 

 

 

伊崎が車を運転している最中、一瞬画面に映ったのが、この木材会社さんの建物。

映像を見る限り、1980年(昭和55年)当時と変わっていないと思います。

 

 

劇中、人間の女性に変装したミラーとケラーは、伊崎の運転する車を呼び止め、「タクシーが来ないの。お願いできます?」と告げ、美しい女性に弱い(?)伊崎は何の疑いもなく二人を乗せるも、二人が伊崎に浴びせた催眠効果のある香水によって眠らされてしまい、まんまと拉致されてしまいました。

ミラーとケラーが伊崎の車を停めたのが、恐らく写真の場所と思われます。

 

 

若干拡大。

放送当時とガードレールの色が異なっていますが、道路の線形からして間違いないと判断しました。

 

 

映像を見る限り、放送当時、写真のような大きな建物は何も建っていませんでした。

場所を特定できたのは、先程の木材会社さんが当時から変わらずに残っていたおかげです。

 

 

この後は、石神井公園に行く計画も立ててはいましたが、時間もそれほど残ってなく、石神井公園は検証したい場所が沢山あって中途半端になりかねないことから、今回は見送りとしました。

ということで、今回の「遠足」の紹介はこれにて。

次回は、時期と行き先は未定ですが、石神井公園に特化した散策という案も出ました。

石神井公園のロケ地は、10年以上前に何度か行っていましたが、復習を兼ねて行ってみるのもいいかもしれません。

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歩道橋マニア再び?

2024-11-23 16:32:54 | ロケ地巡り

 

一昨日紹介した「谷原横断地下道」から少し西へ向かった所にある小さな道路。

この場所も、1980年(昭和55年)当時からそれほど変わっていない場所の一つです。

 

 

 

この場所がロケ地として使われたのは、「電子戦隊デンジマン」第9話「死を呼ぶ怪奇電話」の冒頭。

ベーダー一族のヘドラー将軍、女スパイミラー・ケラーが乗った黒塗りの高級車がここに停まっていて、写真奥の方から歩いてくる一人の青年をじっと監視しているシーンで、車が停まっていたのが、ちょうど写真のこの辺りでした。

 

 

再びこの写真。

写真左の建物はバイク屋さんだそうだけど、放送当時は、「外車」と表示された看板が掲げられていました。

当時からずっと車関係の商売をされていたということなんですね。

 

 

写真右側の柵の向こうは小さな農園のようになっていて、これも、放送当時から大きく変わってはいないように思えました。

 

 

そして、この歩道橋。

美しいものを嫌うベーダー一族は、怪物「デンワラー」を使って、美しい絵を描く3名の画家を抹殺するべく、彼らに絵を酷評されていた売れない画家、風間雄一に目を付け、その行動を監視しているというシーンでした。

先程のバイク屋さんの前を通ってきた雄一を、車から降りたケラーが尾行し、この歩道橋を上っていくというシーンで登場しています。

 

 

 

 

実際の放送映像では、大体このくらいのアングルからになっていました。

見る限り、歩道橋名の文字も、当時から変わっていないように思います。

放送ではこの後、ヘドラー将軍たちに詞巧みに誘い込まれた雄一が、3人の画家のうちの2人に「地獄へ落ちろ~」という呪いの電話をかけ、デンワラーが電話回線を伝って2人の自宅の黒電話から飛び出して、2人が抹殺されるシーンへと繋がっています(もう1人の画家は、同じく呪いの電話を受けるも、これに気が付いたデンジマンによって、殺害は免れた)。

 

 

とまあそういうシーンで出てきた現場でして、ここは初めて行きましたが、実は以前、私たち仲間は、ロケ地巡りをきっかけとして、自分たちが「歩道橋マニア」であることを自覚(?)していたことがありました。

 

 

あの日のリベンジ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

話は一昨年の7月27日に遡る。恒例の「夏の遠足」のメインチェックポイントを、埼玉県所沢市にある「所沢航空記念公園」に定めた私達は、夏の強い陽射しが照りつける中、...

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きっかけはこの記事でしたが、このときは、歩道橋を上ったり下りたり、何往復もしたり、更には上から身を乗り出したりもしていた(実際の放送シーンの再現のため)ため、周りから見ると、「何だあの連中は?歩道橋マニアか?」と思われているのではという声が、誰からともなく出てきたことから、「そうか、自分たちは『歩道橋マニア』なのか」なんてことを思ったものでしたが、実際は、これ以降は今回まで歩道橋のロケ地検証はしておらず、今回が実に8年ぶりの「歩道橋マニア」的行動でした。

なんだけど、それはあくまでも仲間たちと一緒のときの話であって、私個人では、実は今年2月に、「歩道橋マニア」的行動をしていました。

 

 

シーズン2第3話 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2札幌が舞台の人気グルメ小説を地元テレビ局のHTBが開局55周年ドラマとして映像化します!「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2昨年のシ...

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「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2第3話で、札幌市内の歩道橋が登場していたので、そこの検証に行っていましたが、正直、このときは、自分(自分たち?)が「歩道橋マニア」であったことは全く意識していませんでした。

これを機に、今後はその辺をしっかりと意識した行動を取りたいと思います。

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とうとうこの日が来た

2024-11-22 16:27:04 | 気になるコト

今日は平日だけど、有給休暇の残日数が多いので、休暇を取って3連休にしちゃいました。

天候が今一つなので特に町ブラはしなかったけれど、寒暖差の影響からか鼻がグズグズしだしていて、また、乾燥のせいか喉にも若干の違和感があるので、耳鼻科に行ってきました。

明日は祝日だから休診なので、今日のうちに行っておいてよかったと思います。

 

 

診療と言えば、昨日のHTB「イチオシ!!」でこんなニュースが流れていました。

来月2日から現行の保険証の新規発行が停止され、現行の保険証は、最長で来年の12月1日までしか使用できないという内容です。

 

 

私は既にマイナ保険証に切り替えましたが、今までは、暗証番号、顔認証どちらもうまくいかなかったことがあり、今日も心配だったけど、回を重ねているからか、クリニック、調剤薬局共に顔認証で一発OKでした。

 

 

ここにカードを置けば、読み取られて、暗証番号若しくは顔認証の画面に移行します。

認証されれば、登録されている氏名が表示される仕組みになっています。

 

ところで、ニュースでもやっている「資格情報のお知らせ」。

大野恵アナは、依田英将アナと同じ保険組合にも関わらず「見覚えがない」と言っていましたが、どうだったのかな。

同じく見覚えがないというオクラホマ河野君は、大泉洋さんや森崎博之さんらの「TEAM NACS」と同じ事務所ですが、果たして・・・。

 

 

参考までに、保険組合によって多少レイアウトや書きっぷりに違いはあるかもしれませんが、こういう内容のお知らせが届きます。

 

 

それで、この点線部分を医療機関に提示することで、マイナ保険証を登録していなくても受診ができるという仕組みなんですね。

 

 

現行の保険証廃止へ - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

マイナカード一本化、武見厚労相の健康保険証廃止発言にネット賛否「デジタル化を」「任意だったよね?」-スポニチSponichiAnnex社会武見敬三厚生労働相は18日の参院厚労委...

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しかしまあ、とうとうこの日が来てしまいましたね。

元々マイナンバーカードの作成は任意だったはずだけに、私は、登録したとはいえ、まだちょっと違和感が拭えませんね。

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谷原横断地下道

2024-11-21 20:00:00 | ロケ地巡り

 

 

「遠足」と称した、80年代スーパー戦隊シリーズロケ地巡りの第2弾。

一昨日の「カトリック北町教会」の次は、東京メトロ有楽町線~西武有楽町線・池袋線を経て石神井公園で下車。

 

 

地下歩道への入口が見えます。

この地下歩道が、1982年~83年当時から変わらず残っているということで、検証しに行きました。

 

 

練馬区谷原にある「谷原横断地下道」。

関越自動車道に繋がる幅の広い道路に接面していることもあり、横断が困難なことから、地下歩道が設置されています。

 

 

ここがロケ地として使われたのは、1983年(昭和58年)の「科学戦隊ダイナマン」第3話「コウモリ地獄飛行」。

有尾人一族ジャシンカ帝国の「コウモリシンカ」が吐き出す黒い煙を浴びた人々が、眩しい光を浴びることに耐えられなくなって、光の届かない暗い場所へ避難していくというストーリーで、この地下道入口からも、多くの人々が地下へ向けて避難していくというシーンが描かれています。

 

 

全部ではないと思いますが、ブラックシート側の標識は、少なくとも位置は放送当時と同じと思われます。

 

 

 

地下歩道の中。

ダイナマン第3話の他に、前年の「大戦隊ゴーグルファイブ」第6話「悪役レスラーの愛」でも、暗黒科学帝国デスダークの「ヤモリモズー」を追ったゴーグルファイブの5人が、この地下へ入って来るシーンがあります。

当時は地下歩道の内壁はタイル構造でしたが、現在は御覧のとおりとなっています。

 

 

ダイナマン第3話では、この鏡に、多くの人々が地下へとなだれこんでくるのが写り、それを、ジャシンカ帝国の「カー将軍」がモニターで眺めるシーンがあります。

 

 

 

再び地上へ。

確かにこれだけの道路に接面していたら、地上を横断するのが困難なのはわかります。

 

 

再びこの写真ですが、実はこの写真は、車が途切れるのを見計らって、中央分離帯へ移動して撮りました。

先日、「職業病」というテーマを取り上げたことがありましたが、実はこれもまた、私にとっては職業病の一つ。

今の職場に入って早いもので29年目。これまでそういう機会が何度あったことか数えきれません。

危ないことに変わりはないので、気を付けねばとは思っていますけどね・・・、ついついやってしまいます。

 

 

職業病 - 北の風に吹かれて~独り漫遊記~

何度か紹介している、HTB「イチモ二!」土曜日の放送後に収録されている「反省会」。今月12日の分は、男性出演者がスケジュールの都合で誰も出ない「女子会」でした。女子...

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せっかくなので、放送では映っていないけれど、反対側の出入口も載せておきます。

ずっと以前から行きたかった場所の一つでしたが、抱き合わせる場所の検討がなかなかできず、行けずにいた場所だったので、行けて良かったです。

 

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