「金森赤レンガ倉庫」の施設の一つ、「金森ホール」の外壁に貼られているパネル。
14年前の今日、東日本大震災で、この高さまで津波が押し寄せたことを記しています。
1200mm、つまり120㎝ということです。
あの日の函館は、函館朝市が壊滅的な被害を受け、市内中心部で、逃げ遅れた方が一人亡くなられました。
昨日紹介した場所と違い、この場所はガイドの基本コース上なので、私は、お客様をご案内するときには、必ずこのことに触れるようにしています。
別に、函館がそのような被害に遭ったことを殊更にアピールするわけではなく、そういう事実を話題にすることで、東日本大震災という出来事があったことを、常に忘れないでいたいというのが理由です。
あれから14年、残念ながら、風化という言葉も聞かれ始めているようだけど、風化を防ぐ方法の一つとして、私は「忘れないこと」というのを挙げ続けたいと、常に思っています。