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J2湘南VS京都(平塚)

2005-09-17 | J2
Jリーグ・ディビジョン2 第32節
2005年9月17日(土)18:00キックオフ
平塚競技場
湘南ベルマーレ 0-0 京都パープルサンガ

本日の選択肢は3つ。味の素スタジアムの東京Vvs川崎、三ツ沢球技場の横浜FCvs徳島、そして平塚競技場の湘南vs京都。昼間は仕事があるのでナイターにしよう。というわけで今年2度目の平塚へ行くことに決定。昨日に続いてまたまた湘南新宿ライン大活躍です。

この日の平塚競技場には、湘南の吉野智行、城定信次、梅田直哉、京都の三上卓哉、石井俊也、さらに監督の柱谷幸一を加えると総勢6人もいます。もうお分かりですね。元浦和レッズの選手達です。何だかレッズのサテライトのような(と言っては失礼ですが)感じがしないでもありません。ちなみに現在レッズのサテライト監督は柱谷哲二です。関係ありませんけど。

両チームとも4-4-2の布陣。どちらも間延びすることなく中盤の攻防を見せるものの、お互い決定期が思うように作れません。ラストの詰めが今ひとつ。「こりゃあ点が入らないかもね」と思っていると前半終了。徐々に激しさを増す後半は、裏へのパスが抜けるようになるものの、やはり決定力が今ひとつ。結局そのままスコアレス・ドロー。J2首位を独走する京都の出来が悪すぎたこともありますが、形を作っていたのは湘南の方でした。梅田、柿本というターゲットがいるし、加藤望と佐藤悠介のパス回しはテンポがよくて見ていて面白かったです。攻撃を活性化する意味では、坂本をもう少し早いタイミングで投入して欲しかったなあと思ったりもしますが。

さて、なぜ遠く平塚まで湘南ベルマーレの試合を見に来るのかといえば、その理由のほとんどは吉野智行のプレーを見たいからです。私の大好きな選手のひとりです。中盤の底でのプレーは非常に地味なものですが、チームが前がかりになれば自分は引く、チームが引けば自ら仕掛けていく、そんな客観的な視野と判断力を持っていて、常にゲーム・バランスを考えたプレーを見せてくれます。この日は後半に見せ場がありました。1度目は左サイドに流れて決定的なスルーパス。2度目は周囲の足が止まっている隙を突いて自らドリブル。よく浦和の長谷部が終了間際に自らドリブルで仕掛けることがありますが、まさにそれと同じプレーを吉野も試みていたのでした。結果には至りませんでしたが、いずれも決定的な仕事につながるものだと思います。あれだよあれ、あのプレーを見るためにはるばるやって来たのだ。

浦和から湘南へ移籍して、今や背番号10を背負うチームの中心選手となった彼は、新天地で成功するための資質をしっかり持っていたということ。「浦和レッズを離れて良かったね」というのはとても複雑な心境ですが、彼の活躍は今後もずっと見続けたいと思います。

コメント (2)
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