明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第32節
2017年11月5日(日)14:00キックオフ
県立カシマサッカースタジアム(DAZN)
鹿島サッカースタジアム 1 - 0 浦和レッズ
興梠
ラファエル シルバ 長澤 柏木 武藤
青木
槙野 マウリシオ 阿部 遠藤
西川
リーグ制覇を射程圏内に捉える鹿島とACLファイナリストの浦和との対戦ではあるが、正直言って現在のチーム状態を客観的に見れば、どちらがより勝利に近いのかは明らかではないか。しかし、鹿島だけには負けたくない。どうしても絶対に負けたくない。何が何でも負けたくない。まぐれでも奇跡でもいいから勝ってほしい。というわけで、いきなり日本代表に招集された長澤をスタメンに据えて、万全の体制で挑む。
浦和はボールを保持したがる。鹿島はそこにこだわらない。浦和の守備が良くなったとはいえ、鹿島の守備とはやはり違う。平然と守りつつ、タイミングを見計らって縦へのスピードで勝負を仕掛けてくる。前半耐え抜いた浦和だけど、後半スペースができ始めるともう一杯いっぱいであった。サイドから大きく振られるクロスは、浦和の守備が最も苦手とするところ。そこを見事に突かれてしまった。
ズラタン
高木 興梠 長澤 ラファエル シルバ
遠藤
槙野 マウリシオ 阿部 森脇
西川
堀監督体制になって選手が固定されなくなったのは周知の通り。調子の良い選手を使うという方針の中で、最も替えの効かない選手がアンカーの青木である。そのことが浮き彫りになった。後半、青木が負傷で退くと、そこには長澤が入り、そのあと遠藤が入った。どちらも難なくこなしていた。しかし、全体のバランスが微妙に狂ってしまう。その微妙さ加減を調整できるのは、おそらく阿部ちゃんくらいだろうが、それでは最終ラインに不安が残る。つくづくチーム作りというのは難しいものだと思う。