朝から飯田橋の某オフィスビルで打合せ。エントランスに立って行き交う人を見ていると面白い。通信系の大手企業だけあって、いろいろな業種の人がひっきりなしにやって来る。堅そうな人もいればオシャレな人もいる。建設業界のしかも設計事務所という人種は、傍から見るとどんな風に見せるのかね。クライアントへの印象というのはとても大切だと思うので、着るもの身につけるものから立ち振る舞いまで、外へ出ると結構気を使うのです。
打合せが終わってから、すぐ近くにある同業者の某オフィスビルを眺めて思った。なるほどね、この国でナンバーワンの事務所は、そのたたずまいからして超一流だわ。クライアントへの印象というのは、こういうところから培われるものなのだ。
全日本設計事務所リーグ11-12シーズン第1節
2011年9月17日(土)9:00キックオフ
大井埠頭第一球技場
AXIS 1 - 0 NISSETSU
腰が痛くて立てません。痛い痛い。ゆっくり起き上がらないと、何かヤバいことになりそうな気がします。普段は腰痛だとか肩こりだとかはあまり感じないのですが、やはり激しい運動の後にはどこかしらダメージを受けるようです。それが腰にきたということでしょう。もう無理はできません。絶対に。無理をした瞬間に現役生活は終わるのです。頑張りたいけど頑張れない。そういうことを受入れる歳になったということです。いや、そんな歳はとうに過ぎているのかも知れませんがね。そろそろちゃんと自覚しないと、本当に取り返しのつかないことになります。
今シーズンのAXISのスローガンは「結果こそ全て!」です。さあ、困った。自分で立てたスローガンなのに、それはとても難しものでした。いろいろ考えて、個人的な目標を設定しました。結果を出すための出場時間を20分、人数不足の場合はだましだましで何とか35分。その体力だけは維持するように頑張ります。
昨シーズンの最終戦と同じカードの開幕戦。しかも相手は準優勝チームです。そんな前回4失点したチームを完封しました。カトウのゴールを守り切りました。やればできるじゃないか。素晴らしきジャイアント・キリング!タツヤ監督の初采配は、これ以上ない上々の結果を出してくれました。
今日はオスギが写真を撮ってくれたので、15番もちゃんと映ってます。ありがとね。上の写真は、珍しいエイちゃんとのツーショット。上手い選手と一緒に映ると、何だか自分も上手い選手のように見えるのではないか大作戦!成功です。
今シーズンは当たらないのかね。
A組シングル
1 清水×浦和 2
2 甲府×福岡 1
3 仙台×新潟 1
4 神戸×柏 0
5 広島×磐田 2
B組シングル
1 山形×川崎 1
2 横浜M×G大阪 1
3 鹿島×名古屋 0
4 大宮×C大阪 1
5 熊本×鳥取 1
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 0勝36敗 +¥0−¥3600−¥3600
吉越浩一郎
2 SEP 2011
三笠書房
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「休日返上で仕事をしてへとへとになって「一生懸命仕事をした」と満足するのが仕事ができない社員で、頭をつかって工夫をしたすえに結果を出して初めて達成感を得るのが仕事ができる社員なのです。」
という本を読みました。別に「仕事ができる社員」になろうとは思いませんけどね。ただ「仕事ができない社員」にならないようにしようとは思います。周囲の人に迷惑をかけるのはよくないですからね。ニュアンス的には「良い仕事ができる社員」というのが理想かもしれません。それは、会社のために働くのではなく、自分のために働くという感覚です。
いわゆるビジネス書みたいなものが実社会で役に立つかというと、自分はちょっと首を傾げたくなります。少なくとも自分にはあまり参考になりません。ただ、読み物として読むのは面白いです。ああ、なるほどねえと感心したり納得したりすることもあれば、そんな訳ないじゃん!と突っ込みたくなることもあります。なるほど度合いからいったら、この本はとてもよくできていると思います。
多分、それは間違い。選手から無条件に100%の信頼が得られないのは、監督の力量に問題があると考える方が真意ではないかと思う。
昨今、浦和の主力選手が相次いで退団した。本当のところはよくわからないけれど、どうもフロントや監督との関係が原因のような気がしている。その結果チームはどうなったか?ご存知の通り、優勝争いどころか残留争いに巻き込まれそうな状態である。結果が出ない。そりゃあそうだ。窮地のチームを救えるのは、フロントでも監督でもなく、自分の考えを持って戦う選手だ。そんなチームを去った選手達は、新天地で輝きを増しているではないか。
選手を大切にしないチームはダメだ。サポーターはフロントや監督を応援しているわけではない。チームに必要なのは選手に無条件に100%の信頼をするフロントであり監督なのだ。
最近のお気に入りです。毎晩寝る前に飲んでいます。ストレート派です。このボトル・デザインがかっこいいです。グラスはもちろんDURALEXを使ってます。だからといって別にフランスかぶれなわけではありません。
お酒を飲んで酔っぱらう人って嫌だね。最悪だ。だから自分は水を飲んでいます。
まだまだ暑いです。残暑ってやつですね。3階建てのマンションの3階に住んでいますが、窓を開けるとすぐそこに電柱が立っています。複雑に絡み合った電線越に、これといって何の特徴もない街並が見渡せます。あまりに特徴がなさぎるので、大抵の場合は空を眺めることになります。この季節の雲はすごい造形です。
Jリーグ・ディビジョン1 第25節
2011年9月11日(日)18:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(TVS)
浦和レッズ 0 - 1 モンテディオ山形
代表の試合が続いていたので、久しぶりの浦和だ。埼スタへ行こうかとも思ったけど、やはり日曜日のナイターというのはちょっとね。部屋でTVを見ていた方がいいね。
ホームで山形に完封負けはいけない。内容も最悪である。別に誰が悪いというわけではなくて、チーム全体が悪い。どういうサッカーを目指しているのか?その方向性がまったく見えない。となると、監督なりフロントなりへの批判が出ても仕方ない。マルシオにしてもデスポトビッチ(いまだに名前を覚えられない)にしても、まるでチームにフィットしていないじゃない。
それにしても、山形のアウェー・ユニフォームはAXISにそっくりだ。プーマだし。むしろこっちを応援しそうになった。
竹山聖
1 NOV 2007
影国社
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「小林さんは決して京大がよいところだとは言わなかったし、ぜひにとも言わなかった。東京でおしゃれにやってる建築家が京都くんだりまで落ちてくることはないと思うんだけどね、まあ考えてみたらどう、断ったら断ったなりに君らしい生き方なんだ、とみんな思うから、と。こんなふうに押しつけがましくない誘いに、心が動いた。」
という本を読みました。自分が建築学科の学生だった頃、憧れの建築家といえば、磯崎新でも伊東豊雄でも安藤忠雄でもなく竹山聖でした。AMORPHEという組織を構えて設計するスタンスが、それまでの巨匠と言われた建築家達とは決定的に違うと思いました。建築というのは、もっともっと軽やかでオシャレなものなのだ。時代の気分と相まって、そんな雰囲気がとてもかっこ良く見えました。D-HOTEL大阪、OXY乃木坂、TERRAZZA青山、それから箱根の強羅花壇も見に行きました。それらの設計の背景が書かれたこの本を読んでいるうちに、自分の学生時代を思い出しました。建築を学び始めたあの頃です。
当時通っていた学校では、4年生になると自由に使える製図室を与えられるのですが、自分もアトリエ気取りでBOMBERSというグループを作って活動をしていました。だからその頃の製図の課題には、学籍番号と氏名の横に必ずBOMBERSというクレジットが入っています。夏休みだろうが春休みだろうが、とにかく授業がない日もこの製図室で過ごしていました。とても古くて汚い校舎でしたが、そこには自由がありました。たくさんスケッチをして、たくさん模型を作って、たくさん図面を描きました。実際会社での実務となると、自由はものすごく小さくなってしまいます。それでも、どんな仕事にでも、自由は絶対存在すると思っています。その姿勢だけは、今でも変わっていない自信があります。
あの頃かっこいいと感じた建築が、実際どのようにして誕生したのか?多分、今だから理解できることがこの本の中にたくさんあります。それはクライアントの存在であり資本の在処であり、そしてバブルという時代背景で起こった出来事の解釈です。軽やかでオシャレな建築の行く末を見た時、果たしてそのデザインはどうだったのか?と首を傾げたくなる部分もあります。そういう建築が良いのか悪いのか、正直判断に迷うこともあります。僭越ながら、自分はそういう設計をしないだろうなあと思ったりもします。でもやっぱり憧れであることには変わりないのも事実です。OXYやTERRAZZAを見ると今でも胸がときめきます。
自分が憧れた建築と自分がつくりたい建築は違うのだ。そのことがわかってきたということは、それなりに建築について考えて、それなりに設計というものを続けてきたからなのかなあと思ったりもします。竹山ファンにとっては、心の奥にズン!と響く本でした。もう一回読もう。いや、何回でも読み直そう。一生大切にしよう。そういう本です。