毎年恒例になりました有楽町よみうりホールでの建築講演会。今年は伊東豊雄先生です。よくまあ、毎年旬な人が登場するなあと感心します。昨年の内藤先生とはまた違った面白いお話でした。台中国立歌劇院は少々やり過ぎだとしても、ぎふメディアコスモスは、コンセプチャルな形態が具現化されていて、ちょっと見てみたくなりましたね。ところで、岐阜ってどこだっけ?とか思いながら聴いてました。
あと、よみうりホールのトイレでヨコに会いました。みんな来てるのね。
こちらは、軽井沢駅で上りの新幹線を待っていたら、下りのホームにやって来た新幹線。鋭い面構えだ。やはり、夜のプラットホームというのは、何かしら魅力的な空間であるような気がする。さすがに軽井沢は寒かった。
日が沈む直前、近所の駅のホームが、光のラインとなって浮かび上がっていた。たまたま買物帰りに遭遇した光景だけど、かっこいいなあと思ってしまった。いつもこのホームの先っちょから電車に乗っている。
Jリーグ・ディビジョン1 2ndステージ 第14節
2015年10月17日(土)14:00キックオフ
万博記念競技場(SKY)
ガンバ大阪 2 - 1 浦和レッズ
興梠
武藤 梅崎
宇賀神 阿部 柏木 関根
槙野 那須 森脇
西川
ベストメンバーで臨む大一番。タイトルとか順位とか、この時期はいろいろあるけど、取りあえずガンバには勝とう。そういう期待と緊張の中で始まったゲームは、難なくガンバの先制点が決まって動き出した。と思ったのだが、実はあまり動かなかった。浦和のペースが一向に上がらない。テンポを変えないパスが続く。これではゴールは遠い。逆にガンバの逆襲でピンチを招く始末である。こりゃあ、今日は良くない時の浦和だ。
後半開始から関根に代えて高木を投入すると、浦和にいつものスピード感が戻って来た。梅ちゃんの動きがサイドを活性化する。後ろからどんどん選手が追い越して行く攻めは、いよいよゴールの気配が漂う。しかし、決められない。そして、決められる。
2-0からの攻防が、この試合のポイントであったと思う。浦和が1点を取れば、試合はまだまだわからない。逆にガンバが取れば試合は決まる。すっかりいつものポゼッションが戻った浦和に、その可能性は高いように感じた。しかし、ようやくゴールが決まったのが90分を回ったところでは、あまりに遅過ぎた。終了間際のズラタンのシュートも決まらず万事休す。何だか浦和の自作自演で自滅を招いたような内容だった。
試合結果とは関係なく、遠藤のJ1通算500試合出場は讃えたい。彼のプレーを見て、改めて続けることの大切さを教えられた気がした。
J1もJ2もいよいよ大詰め。
A組シングル
1 F東京×湘南 0
2 横浜M×神戸 2
3 広島×川崎 0
4 清水×仙台 1
5 G大阪×浦和 2
B組シングル
1 新潟×松本 2
2 鳥栖×名古屋 2
3 山形×甲府 0
4 磐田×札幌 1
5 岡山×金沢 1
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 0勝66敗 +¥0−¥6600=−¥6600
宮部みゆき
28 AUG 2014
新潮文庫
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「終戦記念日は、毎年必ずよく晴れる。それは、昭和二十年八月十五日の快晴があまりに印象的だったことからくる思い込みで、実際にはそんなことはないのかもしれない。だが佐々木礼子は、父方、母方双方の祖父母たちがそう語るのを、幼いころから耳にして育ってきた。」
という本を読みました。なるほど、こういう収束の仕方をするのか。この人はいつも終わらせ方が上手いなあと思います。好きか?嫌いか?というと、どちらでもない!ということになります。
宮部みゆき
28 AUG 2014
新潮文庫
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「一九九一年七月二十日。夏休みを目前にして、城東第三中学校の体育館に、三年生の生徒たちが集まっている。二年生のときのクラス編成ごとにまとまり、床の上に車座になって座っている。」
という本を読みました。学校内裁判へ持って行く下りは、少々強引で違和感を覚えるわけですが、そうはいっても物語ですから、と読み進めました。
宮部みゆき
28 AUG 2014
新潮文庫
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「十二月二十四日、クリスマス・イヴのことだった。午過ぎから厚く空を覆っていた鈍色の雲が、自分自身の重さに耐えかね、次第次第に低くたれこめてきて、とうとう我慢しきれなくなったかのように小雪がちらつき始めた。」
という本を読みました。書評を眺めてみると、評価が極端に分かれる作品のようです。そこに興味を引かれて、久しぶりに著者の作品を読むことにしました。過去に「火車」「模倣犯」等々そこそこ読んではいますが、いちばん好きなのは「理由」ですかね。
本作「事件」を読んだ限り、まあ随分と話を広げた感じはしました。果たして、核となるのはどこなのか?主題をどのように展開するのか?まだまだこれから先は長そうだ。
アントニン・レーモンド
1933
W+2F
http://www.karuizawataliesin.com/look/peynet
昨年見逃してしまったペイネ美術館を訪れる。かつてのレーモンド軽井沢夏の家は、その姿をずいぶんと変えてしまったと思われる。おまけに美術館として使用されているため、せっかくの開放感を味わうことはできない。唯一、いちばん奥に資料室のようなスペースがあって、当時の居心地の良さを感じることができた。もちろん、吹抜けにスロープという空間価値は十分体験できるわけだけど、改めて開口部の重要性を認識してしまったという、何とも皮肉な結果である。
こういう建築の価値というのは、我々が通常接している建築とはまた違ったものだろう。文化とか芸術とか、そういった類になると思われる。そこから学ぶことも多い。しかしそれは、現実より空想を喚起させる。そのあたりの解釈が非常に難しい。レーモンドに限らず、巨匠の仕事とはそういうものだと言ってしまえばそれまでだけど。
昨年の教訓を活かして、軽井沢駅からレンタサイクルを利用した。ロードバイクをチョイスしたのだが、これがまた快適であった。しかし寒い。この季節に訪れるところではなさそうだ。また夏に来よう。