Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

’97 初めてのイタリアその 4

2007-01-06 22:55:21 | ☆イタリア 記憶の風景
       

このツアーの特色は「お買い物」、でした。
いったい何人の人と行動をしているのか、人数は増えたり減ったり。

大聖堂を出た私たちはガッレリアを抜けてPiazza della Scala(スカラ広場)へ。
ここで「今からモンテナポレオーネ通りへご案内します。午後から自由なので
お買い物はそのときにしてください。」
と、添乗員さん。
「最後の晩餐」を見たかった私たちは、添乗員さんに相談、
「今なら間に合います。すでに抜けて朝から行っている人もいます。」と、
タクシーに乗る手配をしてくれました。
なるほど、だから人数がバラバラなんだ、と納得。

当時予約もいらなかった「最後の晩餐」を少し並んだだけで見られて満足し、隣にあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には全く気づかず、
またタクシーでツアーの次なる行程の「免税店」へ戻ったのでした。

思えばこのツアー、「免税店」なるものに各都市でたっぷりの時間をとりました。
未だにツアーでの「免税店」の存在がはっきりわかっていない私ですが
追いついた免税店は町外れのビルの1階にありました。
そこでは日本人の店員さんが応対してくれるのですが、
セリエAのユニフォームを売っているコーナーをみつけた私たち、
サッカー部にいる息子に頼まれていたので買うことにしました。
「本物ですよね。」「ええ、もちろん。」と店員さん。
それにしては生地が薄いような、値段も安いような・・・と思いながら
「それじゃあ、息子の友達の分も」と何着か買ったのですが・・・

帰国して「これ、本物とちがうやん、毎日ユニフォーム洗濯してて
わかれへんかったん?」と言われて気がつく母の私でした。
買ったユニフォームは、屋台よくで売られているお土産的なもの。
今も息子のたんすの奥深く、記念として眠っているはずです。

「免税店」には時間をとるこのツアー、でもその免税店に助けられたのも事実。
(それは、ローマでのことですが、)

この日は午後からフリータイム。
積もった雪が溶け出した道を遠回りしてやっとみつけたブレラ美術館、
買い物もなんとかできました。(持っていった自動翻訳機は使い勝手がうまくいかず
何の役にもたたなかったけれど)・・・

ホテルへ帰るため、初めて乗った地下鉄。
切符の買い方がわからず、自動販売機に入れたらおつりが出てこなくて困りましたが
(おつりはあきらめました)、なんとかホテルに戻ってきました。

やれやれ・・・ですが、私の喉はひりひり、ダンナはギックリ腰が悪化し始めました。
持ってきた風邪薬も効いていないようです。

明日へ続く。 (画像は憧れのスカラ座の絵葉書。そうそう、改装前のスカラ座
博物館へ行き、スカラ座ロビーまで行けたのが最大の喜びでした。)



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