財布をすられてしまったとき、まずどんな行動をとらなければならないか・・・
警察?
でもその前にカード会社に連絡してストップしなければ。
携帯電話もなかった時代です、はて、どうしよう・・・公衆電話か・・
思いついたのは昨日案内された免税店、そこへ行けば何とかなるかもと
幸い場所は近いし、行って見ることにしました。
受難続きの私たちでしたが、そのお店にいたのは、天の助け!
我々のツアーの添乗員さん。
事情を話し、お店の人に通訳してもらい、電話をかけまくってくれました。
その間30分。(数ヶ月あと、このカードで買い物されていましたが、保険で解決)
頭の中の混乱は少し落ち着いたものの、今度は被害届けに警察へ。
添乗員さんが付き添ってくれて中央警察へ行った私たち。
別室で被害届けを書くのですが、これも各国の書類が取り揃えてあるようでした。
私たちがそこにいた間、3組が被害届けに来ていました。
ルーマニアのご夫婦はパスポートをとられたと、しょげかえっていました。
まあ、私たちも財布が戻ってくる可能性はありませんが、
保険には警察に被害届けをだした証明書が必要です。
とぼとぼと帰りのタクシー乗り場まで歩いていく道、「ここがオペラ座ですよ」
と、添乗員さんが言ってくれるのですが、
気持ちは半分どこかに飛んでいっている私たちには空しく聞こえるのでした。
さて、この旅で現金担当はダンナ、カードを使うのは私になっていたので
二人はほぼ一文無し状態になっていました。
出発は明日の午後です。
この日の教訓
①現金とカードは別々にしたほうがいい
②カード会社の電話番号、自分の番号は控えておくこと。
③被害届けを出して証明書をもらう。
あ、それより、何よりもとられない工夫をすること。
これ以後、管理はバッチリ。
幸い、スリにもあっていませんが。
明日へ続く。