Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

’97 初めてのイタリアその 7

2007-01-09 23:59:22 | ☆イタリア 記憶の風景


 1月6日がフリータイムだったなんて!
 何ということでしょう!

 今でこそ 「ベファーナというお婆さんがね、良い子にはプレゼントを
 もってきてくれるんだよ。」・・・というようなお話も知っていますが
 そのときは「イタリアでは お正月、もう1回するの?」と思うくらい
 しーんとしたチェントロを寂しく歩く二人でした。

 そういえば、昨日「明日どうする?」という話があちこちで聞こえたような。
 添乗員さんとPISAへ電車で行く話もあったような・・・

 それでわかりました。リピーターたちが夕べのうちに買い物に走っていた訳が。

 私たちは 多分誰よりも早く部屋に戻って、バタンキューだったので
 明日が何の日なのかもわからずに次の日を迎えたのでした。

 雨はまだ降り続いていました。
 中には開いているお店もあり、それをのぞいたりしていましたが、
 そのとき、むこうから一人のおじいさんが私たちに声をかけてきました。
 (ダンナは、今でも、あれは おばあさんだった、と言いますが。)
 地図を持っている私たちに何か教えてくれているのですが、
 多分イタリア語だったんでしょう。
 全然わからないから片言英語で話しても、彼(彼女?)は一方的に
 ナントカカントカ言ってしきりに指を指します。
 「サン・スピリト」という名前だけがやっとわかりました。
 


 「教会に行きなさい」と教えてくれたのでしょう。
 やさしい人でした。
 言われたとおりに進むとそこにあったのが「サン・スピリト教会」。
 中は薄暗く、あまりよく見えなかったのですが、ミサをしていて
 なんだかホッと救われた感じがしました。

 サン・スピリトがフィレンツェでそのとき入った、唯一の教会となりました。

 明日へ続く。 
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