Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

’97 初めてのイタリアその 14

2007-01-16 23:45:21 | ☆イタリア 記憶の風景




楽しくもあり、しんどくもあり、のズッコケイタリア旅行も終わりに近づく頃、
 税関申告書なるものが配られてきました。

 ん?何、これ?
 と思いましたが、正直者の二人はちゃんと、というかあまりわからずに
 記入しました。
 (フィレンツェの免税店で買った少々お高い皮のコートまで。)
 まあ、そんなに払わなくてもいいだろうと思っていたのですが・・・

 関空到着。

 さて最後のところで課税のほうに並んだ私たち。
 ふと見ると、誰も並んでいません。
 ツアーの中で買い物三昧していた女の子たちも他の列へ行っています。
 まあ、仕方がないか、と進んだところ、「はい、○○円になります。」
 と言われ、びっくり!
 ええっ?そんなにするの~
 今ではどういう計算だったのかさえ覚えていませんが、とにかく
 払わなければならないのです。pay


 でも、手持ちのお金はわずか。添乗員さんに借りた分はローマの空港で
 taxフリーの分が返ってきたので払ったし。

 「迎えの人は来てないの?」
 「銀行のカードは?」
 迎えの人などいるはずもなく、銀行のカードは手元にありません。
 「では、クレジットでキャッシングしてきてください」
 と言われ、私はダンナを人質において、一人で外のキャッシングコーナーへ。
 それが・・・

 キャッシングなどしたことがなかったんです。
 で、暗証番号がわからない。お買い物とはまた違っていました。
 3枚のカードのうち、最後のカードでやっとヒットです。
 カード会社のカウンターに行って見ると
 「よかったですね、3回やってたら使えなくなるところでしたよ」

 はあ、そういうものでしたか?各会社2回してあきらめてよかったんだ!
 キャッシングしたのは、1万円。それでも当時は「借金」してしまった、
 という感覚でした。money 

 急いでダンナの元へ引き返し、○○円也を払って、無事人質解放です。

 残ったお金で行ったのは、宅配。
 行きで懲りたので送ることにしました。

 さて、ここから自宅までの電車賃が二人分必要です。
 残りが千円もなかったのでしょう、駅でどうしても食べたかった
 「うどん」を食べると残りが160円でした。

 ああ、でも あの「うどん」はおいしかったなあ。
 よく考えると、今も二人は帰りに「うどん」食べていますね。

 これでやれやれ、なのですが、まだ一騒動おこるんです。
 ほんとの「やれやれ」は明日あたりでしょうか・・・

 明日へ続く。 
 
 
 
 
 
  
 
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