志の輔、すごいなあ。
「志の輔らくごinPARCO」之DVDを購入。オマケ(特典)でついてきた 「柳田格之進」を最初に観たのですが、これが良かったです。
お話は、大店の旦那が碁会所で知り合った貧乏浪人柳田格之進を家に招き、毎日離れでご馳走しながら碁の相手をしてもらうようになった。
10 日ほど経ったある日、例によって二人で碁に夢中になっているところに、番頭が売上の50両を持って来て旦那に渡す。ところが碁に夢中な旦那は膝の上に50両を乗せたまま碁を打ち続ける。
柳田が帰った後、番頭が旦那に50両のお金のことを確認すると、旦那は慌ててお金を探すのだが、上の空だったせいか、思い出すことができない。
貧乏浪人が盗ったのではないか、と勘ぐる番頭を旦那はたしなめるが、番頭はそのままにしておけない、と翌朝長屋を訪ね、遠まわしに柳田がとったのではないか、と謎をかける。柳田は知らぬ、というが、番頭は取り合わず、それならお上に訴え出るしかない、と 「独り言」を柳田に聞かせる。
奉行に疑いをかけられるなどとは武士の名誉にかかわること、あってはならぬと柳田は、盗ってはいないが名誉のためにお金は用意するがその代わりもしのちにその金が出てきたときにはお主(番頭)の首をもらうぞ、と言う。番頭はその言葉を腹いせと聞き流し……
と展開していきます。
こういう話をさせたら志の輔は最高ですね。50分の長丁場があっという間。ぐぐっと自分の世界に引き込む 「名人芸」系の凄みを感じました。
六代目円生の 「淀五郎」も、たっぷりと人情の機微を語ってくれるものでしたが、志の輔のこのお話もステキでした。これから本編の10席が楽しみです。
友達に貸したままの桂枝雀のDVDを返してもらって、志の輔と枝雀を交互に観る至福をこの夏は楽しみにしようかな。
「志の輔らくごinPARCO」之DVDを購入。オマケ(特典)でついてきた 「柳田格之進」を最初に観たのですが、これが良かったです。
お話は、大店の旦那が碁会所で知り合った貧乏浪人柳田格之進を家に招き、毎日離れでご馳走しながら碁の相手をしてもらうようになった。
10 日ほど経ったある日、例によって二人で碁に夢中になっているところに、番頭が売上の50両を持って来て旦那に渡す。ところが碁に夢中な旦那は膝の上に50両を乗せたまま碁を打ち続ける。
柳田が帰った後、番頭が旦那に50両のお金のことを確認すると、旦那は慌ててお金を探すのだが、上の空だったせいか、思い出すことができない。
貧乏浪人が盗ったのではないか、と勘ぐる番頭を旦那はたしなめるが、番頭はそのままにしておけない、と翌朝長屋を訪ね、遠まわしに柳田がとったのではないか、と謎をかける。柳田は知らぬ、というが、番頭は取り合わず、それならお上に訴え出るしかない、と 「独り言」を柳田に聞かせる。
奉行に疑いをかけられるなどとは武士の名誉にかかわること、あってはならぬと柳田は、盗ってはいないが名誉のためにお金は用意するがその代わりもしのちにその金が出てきたときにはお主(番頭)の首をもらうぞ、と言う。番頭はその言葉を腹いせと聞き流し……
と展開していきます。
こういう話をさせたら志の輔は最高ですね。50分の長丁場があっという間。ぐぐっと自分の世界に引き込む 「名人芸」系の凄みを感じました。
六代目円生の 「淀五郎」も、たっぷりと人情の機微を語ってくれるものでしたが、志の輔のこのお話もステキでした。これから本編の10席が楽しみです。
友達に貸したままの桂枝雀のDVDを返してもらって、志の輔と枝雀を交互に観る至福をこの夏は楽しみにしようかな。